[プロローグ] 転生せし者(修正)
俺の名前は、神谷 界と言う、いきなりだが俺には恩人と呼べる人が二人ほどいる。
一人目は中学の担任教師である村海 獣造先生と言う、名前道理の厳つい顔と体が筋肉の鎧に覆われた187センチの怪物教師だ。先生は俺の中学生活と高校受験の際に色々とお世話になった。俺の家庭問題にも親身になってもらい、学校に許可をもらわずにバイトをしていることも秘密にしてもらうどころか飯も奢ってもらいまさしく恩人と呼べる人だ。
俺の家庭問題とは、俺の両親は俺が七歳の時に二人とも事故死しその後、親戚をたらい回しにされ最後に行き着いたのが寂れた道場を経営している爺さんの所だ爺さんの名前は神谷 健吾という八十歳近い皮と骨だけひょろい爺さんでこの人が俺の二人目の恩人である。
爺さんに会った頃の俺は荒れていた為に喧嘩をふっかけたが、爺さんは七歳児でもかなり大柄な俺ボロボロにし本人は怪我どころが息切れさえおこさない化け物だ。
その後、俺は爺さんと一緒に住むことになった最初のころは復讐する為に寝ている所を襲ったが、返り討ちにされるそんな事が何度もあったが俺諦めきれず、爺さんの使う技を教えてもらいその技で復讐する事にした。
しかし、教えて貰ううちに爺さんとの力量差が理解することができてしまいついに俺は復讐を諦めてしまったが技の鍛錬は辞めずに続けた他にも爺さんには学校の勉強等を教わった。
そんな事もあり俺は一生この爺さんには頭があがらないそんな爺さんも今年で八十九歳で今では寝たきりの生活が多い爺さんだが本人はいたって元気だと言ってくる。
しかし、俺は理解している爺さんはもう長くないことをだから俺は恩返しとして高校卒業後この寂れた道場を継ぐ事を伝えたが爺さんは俺を投げ飛ばし大声で、
「恩返しなどと言って逃げるな!自分の道は自分自身の意思で決めろ!!」と怒鳴られてしまった。
俺は体を起こしながら、
「自分自身の意思で決めたことだ!どうしてそんな事を言うんだ!!」と言い返す。
その後、爺さんとは言い合いの喧嘩になり道場を飛び出しあてもなく歩いていた。
何故突然そんな事を説明したのかというと今俺の目の前にトラックが迫っていて、走馬灯のように頭の中によぎったからだ。
キーーーー
甲高いブレーキ音を聞きながら俺は、「悪い爺さん」そう呟くと同時に俺の意識は一瞬の激痛を感じたあと暗闇に吸い込まれいった。
「おぎゃーーーー!!」(なんだ〜〜〜〜!!)