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第6話 生命体

東郷の死の放送がはいったとき秀たちはまだベットが二つある部屋に座っていた。

死んだという放送があり雪もミカもひどく怯えていた。

ミカはまた秀の腕に抱きつき、今にも泣きそうな顔で「東郷ってお兄ちゃん死んだの?」と聞いてくる。

しかし、秀はミカの不安に満ちた目から逸らし、目で雪に助けを求めた。

そうすると雪がよってきてミカを抱きしめる。

しばらくそうしてるとミカも落ち着いた。

「そろっとオレたちも鍵を探さないと怒られるぞ!」

そういいベットから立ち上がり外にでる。

廊下は変わらずうす気味悪い。

まだ、調べてない部屋は五つ以上ある。

取り合えず、隣の部屋を調べることにした。

やっぱり、調べるのは秀だけだった。

さっきやったとおり、扉を開けたらすぐに逃げるようにした。

しかし、その部屋からは何も出てこなかった。

そして中はいたって普通の部屋だった。

部屋の周りにいろいろな家具があり、なぜか奥には掛け軸があった。

そこには『残念』と書かれていた。

少しむかついたが次の部屋を調べる。

次の部屋のドアを開けるが何もない、しかし今までの部屋と少し違う気がする。

「雪、なんかこの部屋さっきのと違う気がしないか?」

秀は思ったことを思ったように言う。

「別に部屋自体におかしな所ないと思うけど」

「そうか・・・・・・・・・・・・・・あれ!」

秀はあることに気が付いた。

━この部屋床が少し高くなってる。・・・・・・なぜだ?

そう思ったはいいが理由がわからない。

とにかく危なそうなのでまず、近くにあった鉄の棒で床を叩く。


ガシャ


突然薄い床板が裂けて金属と金属が重なり合う音がした。

トラバサミ

よく動物を捕まえるときに使うアレだ。

普通に足を出していればおそらくそのまま足はなくなっただろう。

━ふ〜、あぶねぇ〜、やっぱ心臓に悪いな,ってかなんでいつもオレだけ・・・・・

そういって雪を見る。

━まぁ、仕方ないか・・・・

そう思い探索を続ける。



どのくらい時間がたっただろうか?

秀たちは大体の部屋は調べ終わった。

いくつか罠があったけども雪の直感と秀の反射神経で何とか救われた。

念入りに探したものの鍵は見つからなかった。

まぁ、始めの階に鍵があるはずもない・・・・

見つけた中で使えそうの物といえば・・・・・ドライバー、救急セット、鉄パイプ、水(?)

ぐらいだった。

とりあえず、この階には何もないので下の階に行くことにした。

下の階は、変なところだった。

いろいろな薬はあるし、普通の部屋もある、それに何かを作っていた様子の部屋、そして檻がたくさんある部屋

見た感じやな予感を漂わせてる。

「とりあえずこの部屋入ってみよう」

そういって入ったのは檻のある部屋

中に入るとムンと獣の臭いがした。

いったいここで何をしていたんだ!

檻はいくつもありそれを一つずつ探すしかなかった。

今回は檻を探すだけなので秀、一人だけでなく雪とミカも分かれてさがした。

檻は正方形になっていてあまり広くはない

そして、いたるところに爪で傷つけた痕がある。

秀は持っていた鉄パイプで辺りを突っつきながら探す。

しかし、鍵らしいものはない



雪も同じように檻を探す。

檻はみんな同じようになっている。

一通り探して次の檻に入る。

次のはいつものと違った、ただ正方形の檻とは違い奥行きがありその先は暗闇になっていた。

不気味な感じだ。

雪の頭にやな光景が浮かんできた。

なぜかは、わからないが変な物が自分にぶつかってくる光景だ。

まぁ、気にせずに前にすすむ。

━ん、なんかいる

そう思う時にはもう遅かった。

勢いよく何かが飛び出てくる。

 

イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ


雪の腕に何かが噛み付いている。

それは・・・・・・・・・・

















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