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第12話 追撃

二階はこれでもかってくらいにたくさん薬品がある部屋がたくさんあった。

その一つんの部屋に弥生は優々と振り下ろされる斧を避けて中に入る。

秀達もそれに続いた。

なかは棚がいくつもありそのほとんど全部に薬品があった。

「あんた達、なんて薬品探してるの?」

「え〜、硝酸アンモニウムってやつです。」

「じゃあ手分けして探しましょ」

そういうと扉の方の棚を調べ始めた。

秀達も分かれて探した。

秀は真ん中の棚を調べていた。

それっぽい薬品はたくさんあるのだが硝酸アンモニウムはなかった。

「雪、そっちにないか?」

「ん〜・・・・・・ない」


弥生も自分のところにはないと判断しミカのところに行く。

「ミカちゃんだっけ?硝酸アンモニウムってやつあった?」

ミカは首を横にふる。

「そっか・・・・・・あれ何かもってんの?」

弥生はミカの膨らんでいるポケットを見るけ言う。

ミカはポケットからビンと取り出した。

はじめに見つけた水<?>だった。

弥生はミカからそれを受け取り少し眺める。

そしていきなり蓋を開けて床に水<?>をたらした。

そうすると床はジュワジュワと溶けてしまった。

「やっぱり・・・・・これは危険だから私が預かるよ」

そうして去ってしまった。



秀も自分のとこにはないと思い雪のところにいく。

「やっぱしない?」

雪はゆっくりと頷く。

「じゃあやっぱここか」

そう言って鍵の掛かっている、いかにも危険薬品がありそうなとこを見る。

秀は近くにあった木片でその薬品のガラスをたたき割る。

バラバラと凄まじい音を立てガラスは崩れていく。

すぐに硝酸アンモニウムを探しにかかる。

「あった!」

突然雪がビンを取り出し万遍の笑みで秀に見せつける。

「あぁ、そうだな、早くワックスを探そう。」

弥生のところに行き見つかったと報告するとまた弥生はすぐ扉から出る。

するとまた斧が振りおろされてきた。

弥生はそれを何とかよけて「出るときまで罠があるとはね」と言おうと思った瞬間あることに気づいた。

それは罠なんかじゃなかった。

そのにいたのはパンプキン男だった。

「早く逃げな」

弥生は体勢を立てなおし、固まっていた秀達に言う

「でも、弥生さんはどうするんですか?」

「私なら大丈夫だから」

そういってさっきミカから預かった水<?>をとりだす。

そうこうしている間にパンプキン男は床に刺さった斧を抜いて攻撃してくる。

左斜め上から振りおろされる斧を弥生はしゃがんでよける。

そして水<?>をパンプキン男の顔面めがけてかける。

するとパンプキンマスクが溶け出した。

弥生はやったと思い優越感に浸っていると右腹に激痛がはしる。

右腹に斧が刺さりドクドクとどす黒いものが流れてくる。

弥生は恐怖で震える。

そしてパンプキン男を見てみる。

そいつの顔はビリビリと電気を放って、鉄の目が赤く光っていた。

パンプキン男は機械でできている。

死ぬことはない・・・・

鍵を手にすることはできない・・・・


それを見ていた秀は恐ろしくなり逃げ出した。

雪とミカの手を取り走るだけ走った。


弥生はふらふらとその場に立ちつくす。

パンプキン男は斧を抜く。

おびただしい血が彼女から流れおちる。

弥生はもう何も抵抗することができなかった。

斧が真っ直ぐ顔面めがけて振り下ろされる。

体は真っ二つに割れ、中からいろいろな臓器が見える。

「シャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャャ」

パンプキン男が奇妙は雄叫びを上げた。


キーガッガッ

迅雷弥生  死亡



またあの放送が響く。




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