41.ムー
「あんた、荒井 夕って異世界人だろ?」
冒険風の男は率直に尋ねてきた。 間違いない完全に賞金稼ぎじゃん
「俺の名は、、、そうだな、とりあえずムーと呼んでくれ」
なんだそれ、いきなり分かりやすい偽名、賞金稼ぎに偽名教えてもらっても
意味がわからない
「反乱軍の若頭をやってる、なぁ俺たちと組まないか?」
賞金稼ぎよりもっとたちが悪いヤツじゃん、僕の罪状、国家反逆罪の方の、
お仲間勧誘パターン
よし、断ろう
「えーっと、ごめんなさい」
「は?」
うぁ、こわ!
「僕が、国家反逆罪になったのは、いろいろと手違いなんですよ」
「気づいたら、国家反逆罪になっていて、とりあえず王都追放と協力者と会うの禁止、
あと、とある称号の剥奪の刑で許されてるので」
濁した説明だけど通じるだろう
ムーさん少し考えて、
「・・・お前騙されてないか?」
あっ、やっぱり
「だって、手違いなんだろう? なんで罰を受ける必要が在るんだ」
ですよねー
「その顔、わかってる顔だよな。 理不尽な事が起きてる、けど仕方がないみたいな
顔してる、でもな仕方がないじゃ無い、戦えよ!、何ことなかれ主義通してんだよ、
俺たちと一緒に戦おうぜ、なにが王が決めたことは絶対だ、さぁ!」
「いぇ、でも、、、」
「は?」
だから、その、は?、が怖いんだよ
「はっきりいうと、僕は異世界人、最近こっちの世界にきた、だから、まだこっちの
世界を見極められてないんです、、、だから、、、」
「お前、ことなかれ主義が過ぎるぞ、もし俺が、異世界に行ったなら理不尽なことなんざ、
力でねじ伏せてやる。 異世界に行くと、スキルがもらえるんだろ、それは行った先の
異世界を引っかき回してこいって神様に託されてるんだよ!!」
そ、そうなのかなぁ、
「え、でも、、、うーん」
「は?」
だから、その、は?、やめて怖い
「今は、まだこの世界がわかってないから、、、少しの間時間をください答えを出すには
情報が少なすぎる」
ムーさんは、じーっと僕をみる
「はぁー、しゃあない、じゃ気が向いたら、ニジノ町の商業ギルドの裏手にある鍛冶屋に
この鉄のカードをわたしてくれ」
僕はカードを渡された
ま、たぶん使うことは無いだろう
ムーさんは去って行った




