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まさかの〇〇恐怖症?!

「おっそいぞ〜」

「おーそいぞぉ〜」

レナとレイカが煽るのは道中も同じだった…レナは兎も角レイカは道中シャルナみたいに爆睡してたクセに…

息を荒くしながら最後の階段を登り切る。

「はぁぁぁ…疲れたぁ〜休憩休憩〜」

「だらしないわね〜ルイトって…」

「だらしなーい!」

「シャルナを抱えていたから倍だ!倍!」

「言い訳はよしなさいよ?あ、シャルナちゃんおはよう」

「おはよー!しゃるな」

シャルナが俺の膝から目を擦りながら降りる。

「おはよぉ〜ふぁぁぁ」

シャルナは背伸びをして身体を整える。

「お前、道中スヤスヤと爆睡してたぞ?登る気あるのか?」

「え?私体力無いの知ってるでしょ?マリョクハアルケド」

おい、マリョクハアルケドとか言ったな?シャルナの次に多いの気にしてるの知っててよ…ん?どれくらいかって?例えば、シャルナの魔力が1兆だとするだろ?俺は900億…シャルナの魔力は、まだまだ1兆では収まらないくらいあるからな…クソ…って、俺誰に話してんだか…とうとうおかしくなったか?

「じゃあ、何か買って地下行くか〜」

「え?ここまでせっかく来たのになんで下りる前提なのよ…」

普通下りないか?レナ…

「せっかくきたのに〜!」

「あ、そうそう!ここら辺に来たら居るかな〜ひこにゃん!」

「は?なんだよそれ…」

シャルナの言動が意味不明過ぎて呆れながら問う俺。

「知らない?ルイトは覚えるの早いのに常識は知らないもんね〜」

「常識?」

「滋賀といえば琵琶湖!琵琶湖といえば竹島とか沖の白石!城といえば彦根城!彦根城といえばひこにゃんでしょ!」

なんだよそれ........というか長いぞ?

ジト目でなにそれ........みたいな顔をする俺に対し、甘いな〜ルイトくんはみたいな顔をするシャルナ…

「長いぞ........」

「まぁまぁ〜あ!ひこにゃん!」

「ひこにゃーん!」

シャルナとレイカが着ぐるみに駆ける。

あの中おじさんとか入ってそうだな...暑苦しそうだな…(※そんなことは言ってはいけません)

◇◇◇

なんやかんやあってどっさりとひこにゃんグッズを両手に抱え持ち、満面の笑みを浮かべるシャルナ。

後で買えば荷物にならないと言ってるのに売れ切れたらどうのこうのと駄々を捏ねたので、買ってしまったのだ。

「高いね〜レナちゃん」

「そ、そうだね…はは…」

真っ青になるレナ。どうした?

「なんかあったか?」

「いや?なんでも…ちょっと下りる?」

「眺めいいからそのまま」

「えぇ〜さっきまで地下行くとか言ってたのに…」

「あ、もしかして高所恐怖症か?」

「な、なんで知ってんのよ…」

「恐怖症については全部覚えたぞ?何かあった時に役立つからな」

「えぇ〜」

「まさかの高所恐怖症だったんだ…レナちゃん…」

「おい、大丈夫か?」

「ちょっと…ヤバ…」

更に青ざめるレナ。これは吐くパターンじゃないか?

「おねーちゃんこっちこっち〜!」

「いいよ〜」

一瞬でさっきまでの青ざめた顔はどこへやらという満面の笑み(ニヤケ顔)でレイカに続き、景色を眺める。まぁ、琵琶湖と木が重なったり太陽の光とかでそこそこ絶景だもんな…分からなくはない…か(?)まっ!さすがシスコン

「さっきまでのはどうなった?」

「知らな〜い」

おい…シャルナが1番仲良いだろ…レナと…

「おねーちゃんした!」

レイカの言葉につられて下を向くレナ。

「え?ギャァァァァ!」

叫んで後ろにドドドドと後ずさりながらフラッとふらつくレナに、俺は手を添えて支える。

コイツ…柔道部だから地味に筋肉質なのに軽いんだよな…何でできてんだよ…それはさておき、

「おい、ちょっと休め!」

「はいはいはいはいはいはいいいいぃぃぃぃぃぃ!」

こうして少し休んだのだった。

今回の話は、

「魔術師2名、彦根城の階段で死ぬ寸前&魔術師ちゃんと5歳児がひこにゃんに夢中になる」

という、魔術ファンタジーとは思えない展開になりました。

まず、シャルナとレイカの“ひこにゃんダッシュ”が速すぎる。

魔王(※本編にて登場)の攻撃はそのままの位置で避けないくせに、ひこにゃんには全力疾走で駆ける。魔術師の優先順位どうなってんだ。

そして今回可哀想なのがルイト。シャルナを抱えて階段を登ったのに、

「だらしない」

と言われる理不尽さ。

神童が腕ですやすやと気持ちよさそうに寝ているという地味に地獄感。ちなみに人間って寝ている時が1番重いらしいからそりゃ疲れるわ案件ですw

さらに今回の被害者その2、レナ。

まさかの高所恐怖症が発覚したのに、レイカの

「おねーちゃんこっち〜!」

の一言で、恐怖症が一瞬で消えるという謎のシスコン補正が発動。

その後、下を見て

「ギャァァァァ!」

と叫んで後ずさり、ルイトに支えられるという、完全にコント。

ちなみにシャルナは、レナが青ざめてるのを見ても

「知らな〜い」

で済ませる薄情さを発揮。お前が一番仲良いんじゃなかったのか……

そしてひこにゃんグッズを大量購入したシャルナ。

「売り切れたらどうするの!」

という理由で爆買い。

魔術師のくせに現代の購買戦争に強すぎる。これぞオタク心w

ー今回のまとめー

• ルイト → 体力ゼロの神童を抱えて階段地獄

• シャルナ → ひこにゃんに全魔力を注ぐ

• レナ → 高所恐怖症(ただしシスコンで一時回復)

• レイカ → 全ての混乱の原因

• ひこにゃん → 今日も平和に仕事してただけ

カオス一面もありますねwということで読書お疲れさまでした。

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