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異世界×ラーメン!スキル「ラーメン屋」を手にした俺の異世界生活  作者: にじ
第2章 異世界にラーメン文化を

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第22話 旅立ちのはずが……

前回のあらすじ

100万円という巨額の報酬をどのように分けるかを話し合うために、集まった3人。決まったのは拠点費用として使用することだった。さらに麺汰の念願であった店舗としての使用も許可されたことにより、ついにラーメン屋としての一歩を歩みだしたのだった。さらにこの街から出て活動する決断をしたため、最後にお世話になった人たちにラーメンを提供して離れることにしたのだった。


_____________________________________


「いよいよ今日がこの街で活動する最終日だな……。」


俺は早速早起きして買い出しに向かった。必要なものを買い、前回と同じ広場の一角で屋台を手配していた。


「前回と同じように、まずはスープとチャーシューからだな。」

俺は手際よくスープとチャーシューを仕込んでいく。その後にかえしと麺を作っていく。


3時間が経ち、スープにだしが出た。チャーシューをかえしの中に沈め、味のしみこみを待つ。


俺の屋台の前には、そこそこ人が集まってきていた。

「麺汰!あとどれくらいで食べられるようになるんだ?」


「あと、1時間は欲しいな。また後からきてくれると嬉しい。」


「わかったぜ!」

一旦みんながはけていく。


「麺汰さん!」

「ご主人!」


「リン、ミラ?どうしたんだ?」


「1人で大変かなと思って手伝いに来ちゃいました!」

「ん、配膳と味見は任せて。」


「ありがとうな!」


俺はその後もスープをメインに作りながら、いよいよ出来上がりの時が来た。

「おまたせしました!!今から提供するよ~!!」


「「「おおおお!!!!」」」

皆から歓声が沸き上がる。


俺は渾身の湯切りを決める。

「湯切り!湯切り!湯切り!湯切り!」


「リン、ミラ、4人分!」

「はいっ!」

「ん、任せて。」


その後もひたすら麺をゆで、スープを作り、トッピングを載せて提供する。


昼から始めたが、既に3時頃になっていた。


「あああ~疲れたな~。」


「ですね~。」

「つかれた……。」


「よしっ!みんなでラーメン食べるか!」


「はいっ!」

「待ってた!!!!」


「ミラ……(笑)声が大きいな(笑)。楽しみにしてくれて嬉しいよ!」


皆でラーメンをすする。


「「「うまい……」」」


喋りながら食べたものの、動きすぎて空腹の限界だったため、すぐに食べ終わってしまう。


「リン、ミラ、今日はありがとうな。」


「いえ、麺汰さんの役に立てたなら光栄です!」

「ん、頼ってね。」


「ああ、これからもよろしくな!」



店の後片付けをして、自室へと戻った。

「ゴーズさん結局来なかったな……。忙しかったのかな?挨拶もできないで他の町に行くなんて失礼だよな……。」


俺は冒険者ギルドへと向かう。

「もしかしたらギルドにいるかもしれないしな!」



ギルドについたものの、なにやらギルドが騒がしい。


周りからひそひそと噂話が聞こえてくる。

「おい、聞いたか、ゴーズのやつ殺されたらしいぞ。」

「ああ、北の森でゴーズかは分からねえが遺体が見つかったらしいな。しかも大分損傷した状態だったらしい。」

「なんでも世界的犯罪組織『ガーデン』に狙われたとかなんとか。」


俺はギルドの受付に問い合わせる。

「ゴーズさんって昨日、今日で来ましたか!」

「……。来られておりません。」


「なにか依頼を受けてたりは……?」

「いえ、受けておりません。」


「そうですか……。」

俺はギルドを出ようとする。


「忠告ですが、北の森は現在立ち入り規制がかけられております。決して入らないようにお願いします。」


「……。」

俺は冒険者ギルドを出た。


「ゴーズさん……。」

いつの間にか土砂降りになっていたが、かまわず走った。北の森に向けて。


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