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異世界×ラーメン!スキル「ラーメン屋」を手にした俺の異世界生活  作者: にじ
第2章 異世界にラーメン文化を

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第17話 逆転の狼煙

前回のあらすじ

リンは麺汰達を逃がすために必死に敵に立ち向かう。しかし多勢に無勢、一矢報いたものの、残念ながら倒れてしまう。最後に麺汰への想いがあふれ地に伏しながらも、汚される前に自決しようと試みようとした……その時、目の前の男が吹っ飛び、大好きで安心する声が聞こえた。


_____________________________________


「はあ……はあ……はあ……。」

私は必死に森の中をかけぬける。ある程度離れて一旦ご主人を降ろした。


「リン……。」

リンの最後の笑顔が脳裏に焼き付いて離れない。あれは完全に無理をしている笑顔だと分かっている。


「私にもっと力があれば……。」

ただ現状動けない。ご主人をこんなところで放置しては、ゴブリンにやられてしまう。

やはり、見捨てて帰るしかないのだろうか。


「う”う”っ……。」

「ご主人!」


「あれ……ここは?」

「ご主人……ごめん。リンをおいて逃げてきちゃった……。」

私は怒られる、殴られると思い歯をグッと食いしばり、目を瞑った。


しかし、私を待っていたのは感謝だった。

「そっか……。ありがとうな、助けてくれて。」

頭を撫でなられる。こんなことは初めてだ。


「せっかく助けてくれたのに悪いな、ミラ。俺はリンを守る盾だ。ミラだけでも逃げてくれても構わない。俺は戻るな。」


ご主人は素早い足取りで森を進もうとします。

私が走り、かき分けてきた草を逆走して。


「ご主人……。」

正直、ご主人の実力では相手には勝てない。私でもわかる。でも彼は立ち向かう。なぜ?


ご主人は私に優しくしてくれる。

ご主人は私にご飯をくれる。


なんで?

ご主人には何も特は無いのに。


私は気になった。そして私は彼とのせっかくできた絆が壊れるのが怖かった。

私は走ってご主人の後を追う。


「ご主人!」

「ミラ!ついてくるのか?正直かっこいいこと言ったけど、勝率なんて微塵もないぞ?」

「ついていく。ご主人の力になりたいから。」


そして、リンが見えた。

私は最速で、男のみぞおちにパンチを入れる。


「ぐぼっ!!」

男は吹っ飛んでいった。


「お待たせ、リン。ごめんな、守ってやれなくて。」

「ん、お待たせ。こいつら全員殺す。」


彼の力になりたい。

彼の生きざまを見たい。

彼と共に歩きたい。


「ご主人!右よろしく!」

「おう!ミラ左は頼んだぞ!」


残る敵は13人。ボスを含めて戦わなくてはならない。


ミラと共に必死に戦う。

俺が倒れたら、リン、ミラも終わる。


相手にいくら切られようが、相手にいくら殴られようが、一体ずつ敵を倒していく。


「おいおい~お前ら。少しやられすぎじゃねえか?」

「「ボス……すみません。ボスにも手伝ってもらえたりとか……。」」

「しゃあねえな~。おら、さっさと終わらせてお楽しみタイムといくか!」


俺は、がたいの大きいボスの攻撃を寸胴の蓋で受ける。

ガキン!

完璧に受けたはずだった……。


「がはっ!」

俺の体は気づいたら木に激突していた。

肺から空気が抜ける。呼吸が苦しい。口の中が血に染まる。


「まげられない”……。」

鼻から血を出しながら、立ち上がる。


ただ、あのボスを倒すためにはこのままでは絶対に勝てない。

「スギルボード!」

他の雑魚の相手をしながらも、横目で確認する。

レベルは20。スキルポイントは4ポイントたまっていた。


割り振りを考えようとした、その時だった。

俺の体に強い衝撃があり、俺は空を飛んだ。


「おいおい~俺相手になめすぎなんじゃねえの~」


骨にひびが入っているのがわかる。もう体は限界のサインを出している。それでも負けられない。

俺は「体力」に4ポイントを振った。


ウォン!!

ユニークスキル「一丁あがり!」を取得しました。


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