NO,1
こんな地獄みたいな世界、壊れてしまえばよい。。。でも、希望があるのなら、誰か僕のことを助けて。
生まれた時から、両親がいない孤独な少年、ハヤトは学校でいじめのことを相談するも、いじめは存在しないと言われてしまう。
絶望の中、彼はある神父に出会い。。。
「いじめがないって、そんな。。」
僕は唐突に声を荒げてしまった。
「ハヤト君、僕は貴方を信じています。。しかし、周りの子共達に聞いてみてもいじめは存在しないとおっしゃっているのです。」
そういうと、先生は申し訳なさそうに僕を見つめる。本当に誰一人味方はいないのだろうか。幼稚園生の頃、仲良くしていた、アキラや友ちゃん。
二人は、僕に直接的ないじめをすることはない、むしろ申し訳なさそうにしていた。そもそも、いじめ相談はどのように実行されたのか。僕には分からないけれど。
「でも、せんせい、信じてください。僕は本当にいじめられているんです。。僕、今日だって水泳の時間、着替えの服がなくて、ずっと。。」
「でも、しゅんすけ君が見つけてくれましたよね。他の子のバックに着替える際、謝って入ってしまったと説明していましたし、その子も謝って解決したのでは」
「それは違います。しゅんすけは」
「それに体育の授業で、踊れなかった際に、しゅんすけ君がダンスを一緒に練習しようと言ってくれて、最後まで面倒を見てもらったとか」
「しゅんすけ君は確かに、少し強引なところはあるのはわかります。彼はが学級委員としてクラスをまとめたりする際、少し、度が過ぎた行動を取っていることはわかります。」
ちがう、ちがうよ先生
僕は弁解しようと自分がこっそりとった、録音器をポッケから出そうとした瞬間。。
「せんせー」
ドアが突然開いた、同じクラスメイトの男の子だ。
「せんせー早く、ホームルームしてよー、皆待ってるよー、遅い」
「そうだね、さ、ハヤト君教室戻ろうか」
そういうと教室を出ようとする。その男の子は僕の方を見て、ニヤリと笑う。
「さ、ハヤト君、教室に行こう!」
僕に手を差し出すその子こそがいじめの主犯格しゅんすけであることを先生は知っているのだろうか。
~放課後~
「あいつ、本当にバカだよなー、あのくそ教師」
そう笑うのは先ほど、僕と教室を戻っていった少年、しゅんすけが僕笑いかける
「しかも、俺に向かって、しゅんすけ君は、ハヤト君を守ってくれだってさー、いじめをしているのは俺だっつーの、水泳の授業でコイツの海パンがなったのも、俺のせい、体育の時間、二人ペアのダンスがコイツだけ違ったのも俺のせい。ぜーんぶ俺のせいなのに、まったく気づかねえ笑」
周りの子達も、僕を取り囲んであざ笑う。
しかも、たちが悪いことに、僕を取り囲んで逃げない様にしてくる。
「さあ、ハヤト君これなーんだ」
僕に、ある物を差し出した。
さっきの録音器
「かっ返して」
僕は彼に飛びかかろうとするも周りの押しこまれる。
「いけないなーハヤト君はこんなもの一体何に使おうとしたの、こんなの提出して、いじめの証拠を提出しようとした?俺を陥れようとするとか考えた?」
そういうと、彼は周りに指示を始めた。
彼の取り巻きが虫かごみたいなものを取り出した、中にはコウロギの死骸が入っている。そして、取り押さえようとする周りの子達が僕の口を開けようとする。
取り巻きが口を開けようとしてくる中、しゅんすけは、顔が赤らんでいるように見える。なんだか、息がハアハアとして、いつものしゅんすけからは、考えられないような、顔をしている。気持ちが悪い。。。
まるで変態おやじの様だ
こいつ本当に小学4年生か、本当に二分の一成人式を迎える11歳の少年なのか。。
涙がよだれが大量にあふれてくる、そのうちしゅんすけの顔が歪んでくる。
「さーん、にーい、いーち。。。0!」
その瞬間僕の口には大量のコウロギが押し込まれた、しかも、死骸と思っていたコウロギは実は生きていて、僕の口の中にうじゃじゃしている
「ふごーーー」
更にしゅんすけは興奮したのか、僕に直接口の中に入れてくる。
「あー本当に可愛い//」
そんな声が聞こえて、僕の意識はとうのいた。。。。
どこまで、時間がたったのか、雨が降ってきたことが分かる。空は、薄暗い。もう帰らないといけない。
「帰らないと。。。」
立ち上がると、口元にコウロギの感触が残っている。
雨がザーと降ってきた。アッというまに、水たまりが出来て、僕の顔が地面に浮かぶ。
「う。。うう」
小学四年生になってから、いつもこんな日常だ。
友達は離れ、周りは笑う、先生にいざ、いじめを告発したくても、いじめを否定されてしまう。
でも、自分はやはり、不幸であるべきなのだろうか。だが、不幸なら不幸なりの生き方がある。だが、最低限生きていくには、このようないじめは出来る限り、回避したい。
いや、そんな資格すらないのかな。
そんな風に思い更けながら、学校を出る。
学校を出るといつもの道が出てくる。
「そんな傷だらけでどうしたんだい、お嬢さん。」
そういわれ振り返る。お嬢さん?
「あ、あの僕は、男です。」
そういうと、男は、にこやかに笑う。40代くらいだろうか。服は、アマガッパをかぶっており、その服の下には、十字架が光っている。
「そうか、少年。見たところ、すごく汚れているが大丈夫かい。前から、可愛いお嬢さんが歩いてくるから、見とれていると、服が汚れているからビックリしたよ。」
そんな風に、言われて、僕の手を差し出す。
「あ、ありがとうございます。」
僕もお礼を言った。
「良かったら、私の家に来ないかい。こんなに汚れている服で帰るのは大変だよ。」
ここは、断るべきだろうか、しかし、悪い人には見えない、考えていると。
その男は名詞を差し出してきた。
「失礼、私は、前田万葉と申します。この地で教会の神父をしております。」
そうかしこまると僕に対して、腰を曲げる、大人に対して、こんな対応をされたことがない僕は更に慌ててしまう。
「あ、僕は、カザミハヤト、風に見ると書いて、風見、ハヤトはえーっと」
そんな風に話そうとしていると、その様子を見て、ニコリと笑う。
「では、ハヤト君、友情の証として、私の家に来ませんか?」
いつもなら、危険であると考えて、断っているが、何故か、僕は、この人に着いて行きたくなってきた。
断る余裕はなく、僕はこの優しいおじさんにあっというまに魅了されてしまった。
「うわーすごく綺麗」
僕はこんな洋館へ初めてやってきた。中世ヨーロッパの作品の世界にいるみたいでとても綺麗。
家に行くと、さっそ風呂に入るように言われて、お風呂に入った。そのおふろも、お洒落な形をしており、金色の蛇口が付いていた。お湯は、バラの香りだろうか。お洒落な、いい匂いが漂い。かなり癒された。
一週間分のお風呂であったため、気持がよく。お風呂が少し広いため、なんだか楽しくなって泳いでしまった。そんなこんやしていると、のぼせてきて、お風呂から上がった。
お風呂から上がると脱衣所の前に洋服があった。白色の薄いワンピースだった。
お洒落で、可愛い。
部屋に戻り、またしてもお部屋の美しさに感動していると、前田神父が紅茶を持ってきてくれた。
「アールグレイだが、飲めるかい。」
「あ、はい、飲めます。」
そう答えると、僕は勢いよく飲んでみる、うーん苦い。。紅茶ってこんなに苦いんだ。
「砂糖とミルクを付け加えるかい。苦味を抑えた味になるよ。」
慌てて、砂糖とミルクを入れる。よっし、かなりマイルドな味になった。
こんな、甘いもの久びさに食べたな。ホットしているとふいに、話しかけられた。
「君はいじめられているのかい。」
唐突に言われて、ビックリしていると。
「もし、いじめられていないのなら、今いる友達とは別れた方が良い」
そういわれて、慌てて
「僕はいじめられていないです。。今日は少し、度が過ぎちゃって。。少し乱暴な子なんです。」
「近頃では、コウロギを口の中に入れる遊びが流行っているのかな。」
そういわれて、固まってしまった。一部始終を見ているのだろうか。
「なあ少年、君は」
ゆっくり僕の方を向いてこういった
「復讐に興味はないのかな」
この作品は、好き嫌いも分かれると思うため、そこのところよろしくお願いします。
読んでくれて、コメントくれるとありがたいです。




