『084 大阪でデート』
『084 大阪でデート』
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大阪は全滅させてあるから、素材の解体と回収をする。
後で換金するので重要である。
自衛隊も回収には協力的なので助かります。
80匹くらいは魔物が死んでいるので、すでに報道陣がやってきている。
テレビ中継しているのも見えるから、俺を撮影しているので、あまりカメラは見ないようにした。
「ペドロ、大活躍だったな」
「あれ、カエデか」
「撮影するけどいい?」
「カエデだけ特別だぞ」
「ありがと、大阪に魔物がでたから、きっとペドロが来ると思っていたんよ」
「今日は福岡と大阪と渋谷の3つの場所で魔物が出て大変だったよ」
大阪放送女子アナウンサー須藤カエデだった。
ハンディーカメラで俺を撮影するけど、カエデなら構わない。
他の中継には答えないけどカエデは別だ。
少しカエデのインタビューに答える撮影をした。
カエデは俺のインタビューを独占的にしているから、社内からは褒められたそうだ。
基本、俺はカエデしかインタビューを受けてないから、カエデの評価は上がるらしい。
「インタビューをありがとな」
「カエデの評価が上がるなら俺は嬉しいよ」
「なになに、うち嬉しい。ペドロって優しいなあ」
「普通だよ。ただカエデに協力したいだけさ」
「そんなこと言って、ねえこれから公園に行こうや」
「いいよ行こうか」
カエデから公園に行こうとなり、もう魔物はいないから行こうとなった。
近くにある公園で、人の姿はチラホラ。
まだ街はパニック状態だからだろう。
カエデはショートカットで知的に見えるので、一緒に歩くと緊張する。
「ペドロと公園に来れるて嬉しいな。今日は会いたかったん」
「俺も会いたかったよ。でもカエデは仕事中だろ。テレビ局に戻らないと怒られるよね」
「怒られてもいい。ペドロと一緒にいたいんよ、ええやろ」
公園にベンチがあって一緒に座るとカエデは俺の腕を握ってくる。
凄い大胆だなカエデは。
俺はどうしていいかわからないままになる。
昨日は福岡で萌絵と過ごしてきたのに、今日はカエデとデートとは。
俺がなぜこんなにモテるのか不思議な気分だな。
「あれ、須藤カエデじゃない?」
「ほんとだ、しかもペドロと一緒にいる!」
公園にいた人に完全に顔バレした。
ヤバいな。
このままだとカエデに迷惑がかかるから逃げた方がいいよな。
「ヤバいよ、こっちを見ていて顔がバレた、逃げよう」
「いいんよ逃げんで」
「カエデに迷惑になる」
「大丈夫。顔が見えなければいいんや。ペドロこっちを向いて」
「こうかい」
カエデが向いてというからカエデの方を向いた。
どうする気だろうか。
「こうする」
「えっと!」
カエデは急に俺にキスをしてくる。
しばらくキスをしていた。
マジかよ、なぜキスを?
「キスをしてれば顔は見えへん。もう大丈夫や」
「まいったな」
顔が見えないことで、公園に来た人はキスをしていてか、俺達から去っていった。
予想以上に大胆だな。
キスをしたことで俺と須藤カエデは怪しまれないで済んだ。
公園デートは楽しかったけど、カエデは仕事があるので、別れることにした。
まさかキスが出来るとは考えられない奇跡のようだった。
テレビ画面でみる女子アナウンサーとのキスをしてから転移する。
マロウ街に転移。
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