『054 3人で肉を食べる』
『054 3人で肉を食べる』
ギルドで報酬になる素材を出す。
換金は過去で一番大きい金額に。
6階層まで行って、強い魔物が多かったのが良かった。
受付嬢にはパーティーが3人になって、シュナであるのを伝えた。
パーティーは3人くらいから多いと10人、もっと大規模になると30人とかもあるという。
大きければ人数がいると全滅する可能性は減るのが利点と言われる。
しかし良いことばかりではなくて、30人ともなると人間関係が複雑になるから、仲が悪い人も出てきてしまい、パーティーを統率するのが難しいのが難点とされる。
よほど統率力がないと大人数パーティーは分裂する危険が高い。
俺も人付き合いは苦手な方なので、大人数パーティーは苦手だし、入る気もないかな。
シュナが加わりパーティーがパワーアップしたらいいと思う。
オークが消えたのが影響している空気。
「ギルドの空気が違います。みんなオークの不満を言っていたけど、不満が聞こえてこないですね」
「オークが消えたからな。ストレスが消えた感じだな。俺達も6階層まで行けたしな。もっと下の階層にも行きたい」
換金が終わってギルドから出るかな。
その時にバクエンが来た。
またかよ、ほんとウザいな。
「ふふふ、仲間が増えたのかペドロ。獣人の女が2人になった。お前の好みか獣人は」
「関係ないだろ。俺に関わるなよ」
「しかもちっちぇえ獣人だな。子供みたいに低い」
「あっそれは言っては」
バクエンがシュナの身長についてバカにした。
俺はやったなと思ってバクエンの会話を止めようとしたが、遅かった。
「おいバクエン、私がちっちぇえとはムカつくな。バクエンこそレベルが高い300以上あるのに、怖くてレベルが高い街に行けない怖がりだろう」
「なんだと! 俺が怖くてマロウ街から出られないというのかよ!」
ああああ、言ってしまったか。
バクエンはレベルが高いけど、いつまでも初心者のマロウ街にいるパーティー。
普通はマロウ街から移動して次の街に行くべきで、もっとレベルが高いダンジョンが用意されているのだ。
しかしバクエンはそっちには行かずに残っているのは怖いとシュナが言ったのだ。
「レベルが300以上あるのは知っている。それなのにマロウ街にいるのは、他の街では通用しない落第パーティーってことだ」
「シュナ、それは言い過ぎよ」
「落第だと、この獣人女め。おぼえていろよ」
「こっちに来るな」
カリナも最後は言い放ったから、バクエンと獣人は仲が悪い。
これ以上ギルドにいるとバクエンと本当にケンカになりそうなので去った。
ギルドから肉の料理店に行き、いっぱい肉料理を注文した。
「この店の肉は美味しい」
「そうでしょ、ペドロと良く来ている。うん美味しいわ」
「獣人は肉が好きなのです」
「シュナも好きなのか、カリナと似ている」
「一緒にされたくないです。獣人でも違いはあります。特にカリナは」
「なによ、私も獣人だけど、シュナと似たりしてませんことよ」
仲良くたべてくれよな。
「シュナもいっぱい食べてくれ。それと宿はどうしてたんだい?」
「宿は適当に宿に宿泊していた、決まっていない」
どうやら固定の宿には泊まっていないらしいから、俺達の宿でもいいのかな。
それとも女子であるから、気軽に誘うのは良くないか。
聞いてみたいので食事会で聞いてみた。
「シュナもペドロと一緒に宿泊したらいいです。同じパーティーだし」
「一緒に! 2人きりになるのか」
「3人です。私はペドロと一緒に暮らしている」
「そ、そ、そんな関係だったのか。それなら私もお邪魔する」
「決まりね」
宿に3人で宿泊と決まったのだが、シュナは俺がカリナと宿泊するのを驚いている。
すごく慌てている様子だな。




