『042 デビルアントが来る』
『042 デビルアントが来る』
3匹は同時に攻めてきた。
しかも動きは同じタイミングで。
逃げ場はない。
完全に俺は狩られるよな。
「うううう!!」
激痛が走った。
3匹同時はヤバいのは、防御をしても1匹は防げずに嚙みついてくるからで、俺の防御能力ではとても防御は無理だった。
「またかよ!!!」
何度となく嚙みついてくる。
この状況を変えないと危険だな。
ランクがDランクの魔物になった途端に、厳しい戦いになった。
ゲームではDランクの魔物になると強くなるのは知っていて、冒険者プレーヤーも油断すると死んでしまうのは、よく聞く話である。
ゲーム運営が慣れてきたプレーヤーに少しハードルを上げて、ゲームの難易度を少し上げることで面白くすると言われる。
俺は面白くなってきたと感じる。
危険な場面だけど、根っからのゲーマーな俺には、この状況は面白いと感じる部分もあるのは不思議だ。
慌てることはない。
俺だってDランクのレベル118になったのだ。
わずか2、3日でレベルを100以上上げるのを達成させる。
落ち着いてデビルアントの動きを見ればいい。
決して倒せない魔物ではなくて、慌てているだけだ。
剣を構え直して1匹のデビルアントの頭を叩く。
1匹を討伐に成功。
打撃スキルが効いたのだろう。
硬い頭も切れた。
残りは2匹になった時点で、俺は有利になっていると思った。
デビルアントの集団戦は効力は弱くなっているし、防御もできる。
剣術3があると攻撃力が追加で付される。
剣術3スキルをフル活用する。
デビルアントに剣を振るう。
2匹同時に切れた。
俺の剣が上だったようだ。
最初はヤバかったけど、落ち着いて戦うと勝てたのは経験のなさだなと思う。
もっと戦闘経験を積むのは重要だ。
「3匹は大変だった」
レベル 119になりました
レベル 120になりました
3匹も倒したし経験値はグッと獲得したのでレベルアップした。
まだ魔物はいるのか、それとも終りかな。
俺が来ると渋谷に魔物が来るが、偶然かは気になる。
「ペドロ、ありがとう。助かる」
自衛隊だった。
俺が討伐に成功したので、助かると。
「他には魔物は?」
「出現しています。それも昨日よりも多いです」
「俺も行きます」
なんと昨日よりも多い数らしい。
どこから来るんだと魔物に聞きたいが、魔物は会話能力はなくて聞き出せないとされる。
出現するからには原因と理由もあるだろうから、謎を追及するのは続けたい。
自衛隊の隊員と行くと魔物はいっぱいだった。
「うっ多いな」
「スライム30匹、ゴブリン20匹、ビッグマウス10匹、スライムメイジ10匹、スケルトン10匹の合計約80匹くらいはいます。自衛隊の隊員と警察はすでに20人は犠牲者がでています」
「80匹ね俺がやる」
「お願いしますペドロ」
自衛隊の隊員からお願いされるまでに俺はなった。
自分でなりたいと思ったわけではないけど、悪い気分ではないけど。
ただ良かったのはデビルアントは見えないのが助かる。
この数の中にデビルアントがいると厄介でしかないから。
デビルアント以外はどれもEランク、Fランク魔物。
数が多いだけの魔物だ。
レベルアップした俺なら十分倒せると思う。
すでに会社員が食われているので、攻撃開始する。
レベル 121になりました
レベル 122になりました
スライムメイジを10匹討伐する。
以前と比較して楽に切れる気がする。
戦闘スキルも増えて俺は成長したのが実感できる。
スケルトンも切れる。
相手の防御をの上からでも剣術、打撃スキルの効果とレベルアップした攻撃力が効いたのだ。




