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『025 カリナは風呂に入る』

『025 カリナは風呂に入る』


 店主には感謝するけど、あの店主がAIプログラムなのかプレーヤーなのかは区別がつかなかった。

 ダンジョンオンラインには冒険者が多いが、他にも職種を選択できて武器屋にもなれる。

 武器を仕入れて高く売るわけだ。

 仕入れるには武器をどこかで購入するか、鍛冶師に作ってもらうかと方法はあるらしい。

 やったことがないから詳しくはわからないけど、冒険者よりも店主が好きなプレイヤーは存在していて、色々と職種を楽しめるのがこのゲームの特徴だ。

 俺の資金の事情を話すと理解してくれたのを考えると、AIプログラムよりも人間のプレイヤーに感じる。

 店主は男性キャラだったが彼も転生したのか。

 プレイヤーなら転生しているとなるな。

 そこは俺には関係ないか。

 新しいダガーを購入してカリナは微笑んでいる。

 今日はレベルアップはしたし、ダンジョンにも行ったので宿に戻る。

 宿に戻る前に食事も取る。

 宿屋の近くにある肉料理屋があるので、その店で食べた。

 カリナは肉は好きみたいでよく食べる。

 俺よりも食欲は旺盛で、獣人は食欲があるというのは本当だった。

 獣人は食べるイメージはあったけど、実際に一緒にご飯を食べることは転生前はないわけで、イメージよりも食欲はあった。




 食べた後は宿に向かい、宿は昨日と同じ部屋にした。

 カリナはベッドにダイブする。

 俺も横になった。

 オークとは転生前のゲームでもまだ戦っていない魔物だったし、ダンジョンにも言って疲れがある。


「風呂に入ります」


「どうぞ」


 風呂は部屋にあるから、入れる。

 カリナは風呂場に行っていて、俺は先に寝よう。

 明日もあるしな。

 風呂に入る音がするのはリアルだな。

 ゲーム画面ではない音も聞こえる。

 カリナが風呂から出るまで寝れなかったら、タオルだけ巻いて部屋に戻って来た。


「おいおいカリナ」


「ペドロの横で寝ます」


「服に着替えなさい。タオルじゃよくないよ」


「タオル姿は嫌い?」


「嫌いじゃないよが、俺が寝れない。明日はまた冒険をするよ」


「はい」


 タオル姿のカリナは強烈な体だった。

 これで寝れる男はいないよな。

 服を着させる。

 明日に備えて寝るように言ったが、なぜかベッドは俺のベッドに入ってきて寝る。



ー------------



 宮下がマッサージ店に向かっている頃、日本の渋谷では、またも魔物が出没した。

 魔物は渋谷の街に出てから、暴れだす。

 通勤時間だったので、ビジネスマンや学生が多かった。

 渋谷は危険だとしてもターミナル駅なので完全に停止はできないため電車も動いている。

 そこへ出現した。

 しかし政府はいつでも魔物に対応できるように自衛隊の部隊と警察を渋谷に配備させて、安全を国民にアピールしていた。

 総理大臣は記者会見では、


「国民の皆さん安心してください。いつ魔物が出現したとしても自衛隊の部隊と警察を配備しましたから。魔物は自由にはさせませんので、通勤してください」


 総理大臣は国民を安心させる会見をした。

 これで国民も安心はして通勤をする。


「きゃあああ、また魔物だわ」


「大丈夫だよ、自衛隊の部隊と警察がいるから、彼らが戦ってくれるさ」


「頑張れ自衛隊の部隊と警察さん!」


「頑張れ」


 政府の指示通りに魔物が出現したので自衛隊の部隊と警察は魔物が出現した場所に移動する。

 交通は全て遮断されて、自衛隊の部隊と警察が優先だ。

 

「この魔物! 我ら自衛隊の部隊がこの先には進ませない。覚悟しろ!」




ー------------


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