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『111 聖なる木炭を購入』

『111 聖なる木炭を購入』



 どれも高額なのは聖属性のアイテムは効果が冒険者に有効で、魔物から守るものや、寄せ付けない効果、体力を回復させる効果などあるためだ。

 普通は高い金を支払ってまで購入したら、アンデッドミイラに使うのは大損をする。


「どれも高額だな、金が足りないか」


 アンデッドミイラは何もしなくても倒せるからだ。

 しかし今はイベント中で、最速で倒す条件がある。

 最速で倒すなら話は別になるのは、誰もしていないと思う。

 俺しかいないなら、バクエンや他の冒険者に勝てる望みはあるか。

 ソロでアンデッドミイラの素材を回収するのと25人いるバクエンのパーティーでは速度が違うのは証明された。

 すでに950個達成していて、今も増やしている。

 俺がバクエンの速度に追いつき追い越すには、もっと速度を上げていく必要がある。

 今の速度では遅すぎる。

 悩んだのは水、土、木炭とあるからで、ペンダントなどのアイテムは論外だろう。


「店主、聖なる土は魔物に投げたら効果はあるかい?」


「あります。土を受ければ苦手な魔物に効果を発揮します」


「決めた。聖なる土を購入だ。この金でどれだけ購入できる?」


 アイテムボックスにある金を全額出す。

 今まで得た報酬全額だった。

 ここは俺の勝負で、絶対に1位になる執念だった。


「そうですね、その金額なら200個です」


「200個だけ? 少ないな。もっと買えないか、大量購入するので割引とかないのか」


 厳しいな。

 200個ではとても足りないかな。

 もっと欲しいのは、土をアンデッドミイラにつき1個使うなら、1000個は欲しい。

 1000個あれば、バクエンの数を超えるからだ。

 ただ残念ながら、資金には限界があった。

 もっと資金があれば、もっと大量に購入できたのに残念。

 

「ないですね」


「それなら売れるアイテムはありますか。買取します」


「買い取りか」


 買い取りのシステムがアイテム店にはあった。

 現在持っているアイテムで高額に売れるアイテムがあるなら売却するも、高額なのはドラゴンソードか。

 これは使うから除外。

 それと昨日のイベントでの報酬の黒炎のダイヤがあるか。

 これは二度と入手できないかもしれないアイテム。

 ベヒーモスを討伐して、危険になって入手したアイテムだから手放すのは惜しい。

 しかし黒炎のダイヤと秘密の鍵とどっちか選べると言えば、悩む。

 どちらもイベントで入手するアイテムで非売品。

 ここで入手しか入手方法はないレアアイテムだからな。

 ただ秘密の鍵については俺は欲しいと思っていたアイテムで、利用価値はぞっと高いかもな。

 決めた、黒炎のダイヤは手放すか。

 苦渋の決断だが判断する。


「黒炎のダイヤはどうだ?」


「黒炎のダイヤですか。それはレアアイテムです。非売品ですけどどこで入手したのですか」


「イベントの報酬」


「そうですか、買い取りすれば聖なる土は2000個販売します」


「2000個! 増えたな。売るよ、それで聖なる土を2000個買う」


「ありがとうございます」


 アイテム店を出る。

 ついに2000個聖なる土を購入した。

 最初は200個だったのに、黒炎のダイヤを売却したら2000個になった。


「もしかして、めっちゃ高額だったのかな黒炎のダイヤは」


 売ってから驚きもあった。

 予想以上の買い取り金額だった。

 非売品だから価値があったのだろう。

 アイテムボックスに聖なる土を2000個入れてある。

 この状態で再び日本に転移だな。


「今度は大阪に転移するか」

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