表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化&コミカライズ】ゲーム内の婚約破棄された令嬢に声が届くので、浮気王子を毎日断罪することにした  作者: 初枝れんげ(『追放嬉しい』7巻3/12発売)
第2章 乙女ゲー『キラキラ☆☆恋スター ときめきは永遠』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/56

37.【Sideユフィー】デートの邪魔がバレた上、王子からはボロクソにフラれる!【断罪】

【Sideユフィー】


私は今、公爵家の有する広大な庭園の一角に来ていた。


その理由は、そう、ジェラルド王太子殿下があの男に媚びるだけしか能の無いリリアンを捨てて、ついに私を選んで、直接告白するために違いなかった!


デートの邪魔は一見すると失敗したように見えたかもしれないけれど、殿下はきっと我慢していたのだ! そして、とうとうその感情が爆発し私を選ぶことを決意したんだろう。リリアンみたいな媚び媚び女より、私みたいなサバサバ女に自然と男が寄ってくるのは当然のことだ!


告白されるにあたって服装は、私の優雅さを引き立たせるピンク色のドレスだ。スカート部分はこれでもかというほどチュールやレースを重ねて嫌でも目を引く豪華な形状で、胸あたりから胴にかけては遠くからでも目立つガーリーな刺繍! デコルテは大胆に肩を出して肩紐もなし。髪には宝石をふんだんにちりばめたティアラ、ネックレスも同様だ。


だが、待ち合わせの庭園にはなぜか姉も一緒にいた。


「殿下も酷な事するわねえ。私に告白するシーンをリリアンに見せつけて、はっきりと私たちの置かれた格差を見せようだなんてえ」


今、幸せそうに微笑みを浮かべていて、殿下にいかに気に入られようか必死なのが見ていて伝わってくるので思わず失笑してしまう。ブスはそんなことしても何の効果も無いのに。これから捨てられて、王太子妃になる資格も失い、代わって私がその注目の的になるのに‼


そう思うとほくそ笑むのが止まらなかった。これから私がまた社交界に戻り、さらに以前より一層周囲から賞賛の声を浴びることになるのだと思うと、唇が自然と歪んでしまう!


「さて、そろそろ時間ねえ」


私は意気揚々と殿下の方へと歩み寄ったのである。




「あら、殿下、お久しぶりです! 先日はとても楽しいパーティーを開いて頂いてありがとうございました! 」


「……」


こちらを一瞥した殿下は言葉が出ない様子だ。


ふふふ、当然よね。私の美しいドレス姿に見とれているんだ。それがより一層、地味でブスなリリアンとの違いを際立たせている。


前回のパーティーのことなんて些細なことだったのだ。殿下は私に夢中でそんなことは覚えていないといった様子に見える。


「この前はすみませんでしたぁ。私ってちょっと抜けているところがあって、リリアンとは違って趣味が女々しくないんですよね。男っぽくて、ちょっと変わってるっていうかぁ。そのせいで公爵家がご迷惑をおかけしちゃったみたいで、本当にごめんなさい。それで、ぜひ今夜お詫びもかねて殿下とご一緒したいんですけど、どうですかぁ? リリアンったらお酒は飲めないでつまらないと思いますけど、私は強いお酒もいけるんで男友達も多いし、楽しい時間を過ごせることができると思いますよ! お城で数日過ごされたみたいですけど、どうせリリアンったら殿下に対して夜にアプローチも出来てないんでしょう? 私だったら婚約者にそんな寂しい思い夜を過ごさせたりしないのに」


私はこれから告白されると思い、ついつい嬉しくて色々と殿下にお話してしまう。


男っぽい性格だから、男性とはこうして色んな話をして、すぐに楽しい時間を共有してしまうのよねえ。


「ねえ」


おっと、殿下が口を開かれた。きっと告白に違いない。そして、夜の酒宴への快諾だろう。


そう確信していた私の耳に、理解できない言葉が聞こえて来た。


「金輪際、僕と将来の王太子妃であるリリアンに近づかないでもらえるかな? 君が近くにいるとヂヂガガミズガエルがピョンピョン跳ね回っているみたいでかなわないからね」


それは氷のように冷たい声だったのである。


「は?」


一方、私は殿下の言った言葉への理解が追いつかず、間抜けな声を庭に響かせることしかできなかったのだった。

【小説・コミック情報】

皆様の応援のおかげで、ノベル第1巻がTOブックス様から、8/19に無事発売されます。

支えてくれた皆さん本当にありがとうございます(*^-^*)


素敵なカバーイラストは岡谷先生に描いて頂きました。

たくさんの加筆・修正を行い、巻末には書下ろしエピソードも追加しました。


ぜひ【ご予約】くださいませ。

今ならTOブックスオンラインストア限定で、特典の書き下ろしSSが付いてきますよ~!

https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=175028087

※コミカライズも準備中です!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

お読みいただきありがとうございます。


続きが気になるー! と思っていただけた方は、ブックマークや、↓の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎評価等、応援よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう様で連載中の『ゲーム内の婚約者を寝取られそうな令嬢に声が届くので、自称サバサバ女の妹を毎日断罪することにした(「毎日断罪」シリーズ)』ですが
https://ncode.syosetu.com/n0557hz/
TOブックス様から【小説第2巻】発売中。ぜひお読みください!(コミカライズも準備中)
  Web版から大幅に加筆修正を行い、巻末小説も追加して、より魅力的な内容に仕上げました。岡谷先生の魅力的なイラストもお楽しみ頂けます!(*^-^*)
ぜひご予約のほどお願い致します! 特典の書下ろしSS付き‼
https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=176653615

岡谷先生の素敵なカバーイラストを大公開!!
イラストの説明
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ