29.そして新たな【断罪】へ
大変お待たせしました。第2章公開の準備が整いましたので順次公開してまいります。
当エピソードは第2章への幕間となります。次話から第2章新乙女ゲーへ突入します!
また小説第1巻は8/19(土)発売です!
素敵な岡谷先生のカバーイラスト、書き下ろしSSなど予約特典情報は後書きに記載しています。
たくさん加筆修正して満足いただけるクオリティに仕上げたつもりです。
ぜひご予約し、ご一読くだいさいませm(_ _"m)
【Side鈴木まほよ】
そして、次の週。
私は約束した若社長、榊 佳正さんと食事をしていた。途中までは楽しい食事だったのだが、しかし。
「あーら、誰かと思ったら突然会社を辞めて迷惑をかけた鈴木さんじゃなの~」
「雲田かな江さん? どうしてここに?」
「うーん、なんか社長が私が食事に誘ったのに大事な用があるって断るもんだから、何かと思ったのよねえ。そうしたら、まさかの鈴木さんじゃない? 抜け目ないわねえ。なあに、元カレのことはもういいのかしら? それくらい尻軽だと一杯男も寄って来るってわけ? モテる私には分からないけど。ちなみにその服、男受け狙ってんの? 似合ってないわよ」
同じ秘書課に所属していた【自称サバサバ女】である女性と遭遇するとともに……。
『ねえ、いいでしょう姉さん。リリアン姉さん? 王子との婚約なんて、姉さんには不釣り合いだわ。私に譲ってよ』
『で、でも。もう私と王子との婚約は両家で決まったものだし……』
『ふん。そんなのあなたが辞退すればいいだけの話でしょう? 何? そんなに王太子妃になって、贅沢三昧したいってわけ? リリアン姉さんたら、普段は奥ゆかしいフリをしてるのに、本当はとんだ強欲ものよねえ。知ってる? 姉さんについて悪い噂がいっぱい聞こえてきてるのよ? 私みたいな【サバサバ】してない姉さんにはお似合いの【ネチネチ】とした嫌な噂がね。だから、最近は愛想を尽かされかけているみたいじゃない?』
現実での嫌な出来事を忘れるためにプレイした新たな乙女ゲー『キラキラ☆☆恋スター ときめきは永遠』でも、
「なんで現実世界の【自サバ女】を忘れるためにしたゲームで、また【自サバ女】を見なきゃなんないのよー‼」
と叫ぶ羽目になったのだった。
その上、
『(え? あ、頭の中にお声が……。あの、もしかしてそこにいらっしゃるのは、もしや運命の女神フォルトゥナ様でいらっしゃいますか? それとも、やっぱり私の気のせい?)』
そう、またしても、その主人公を助ける女神として天の声を届けることになったのである⁉
~第2章へ続く~
【小説・コミック情報】
皆様の応援のおかげで、ノベル第1巻がTOブックス様から、8/19に無事発売されます。
支えてくれた皆さん本当にありがとうございます(*^-^*)
素敵なカバーイラストは岡谷先生に描いて頂きました。
たくさんの加筆・修正を行い、巻末には書下ろしエピソードも追加しました。
ぜひ【ご予約】くださいませ。
今ならTOブックスオンラインストア限定で、特典の書き下ろしSSが付いてきますよ~!
https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=175028087
※コミカライズも準備中です!
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