俺たちの 会議
そうして暫く。
会話の無い部屋
静かに揺れる 草たち
テーブルの上の 小さな花は
俺に話しかけている
「きばれや 」
まあ
お前に言われなくても な
うん。
俺は 考えていた。
「俺たち」が どう すべきなのか
俺は 彼女の為に 何ができるのか
しかし まず
俺の 甘い 君が
ど う
したいのかを。
訊いてもいいだろうか。
顔を上げた俺
しかし既に彼女は俺を 真っ直ぐに見つめていて
その 夜空色の瞳には 少しの
暖かさ
夜に包まれる 俺
全てを包み、隠す 夜
護られ眠る 小さな俺
ああ やはり
彼女は 全て で
世界を 持つ もの
特別な
ひとつを
作れないであろう
その
存在
だがしかし
窓よ
世界よ
この世の理よ
その
悠久の
時間が
赦すならば
少しの時間を
俺たちに
くれないだろうか
なあ
窓よ
聞いているのだろう
俺の大切な 君の 中
宇宙のなかの その 窓よ
お前にとっては 一瞬のこと
俺に預けて くれまいか
春のあれも 冬のそれも
言ってた
そのためだけに
生きて
死んでゆく
彼女にも
「しあわせ」は
必要だろうよ
俺が
その
幸せになれるのか
なるよ
なれる。
「俺、頑張るからさ。なあ、窓よ。」
俺の 願いを 聞いて?
なぁ
窓よ
静かに開く 世界
それ は
瞬き一つで
緩り と
了承を示す
「絶対だぞ?撤回無しだからな??」
そう 言う俺を
五月蝿そうに細め 見る
俺結構 窓の この 視線
ク セ になりそう
あ♡ 俺ってダメなやつ♡
みたいなこの 感じ
キライじゃない
うん。
とりあえず
気になっていた案件を一つ
片付けた俺
そうして部屋の中を映した彼女の瞳を確認すると
徐ろに
彼女の意見を訊く事にした。
……………………………………
閉じた 窓
再び揺れる 小さな花
俺が窓と話したからか
満足したのか 大人しくしている。
俺は彼女の瞳の色を 確認すると
口を開く
ゆっくりと。
「甘いのは、どうしたいの?」
俺の意見はさっき、ゆった。
覚えてる?
俺の、 こくはく キャッ
だれ?キモいとか
言ったの!
甘いのは 多分
考えて いる。
少し 動く瞳 チラリ 俺 見る
可愛 可愛
動く 白く細い 指
揺れる 伏せられた 睫毛
黒髪だから 眉も黒く 意外と元気
今日も 美しい 鎖骨
うむ 芸術作品
ホクロ ねぇな
桜色 健在♡
少し震えて 動いては
また 止まる
その 桜色
可愛 可愛
チラリ 睫毛が上がる
きっと 気にして る
俺が 待ってること
俺が 待ってること♡
俺俺オレが待ってることを気にしてる~してるしてるって俺俺こんなんいつまででも待てるかも待ってる時間すらしふくの時ときとっき~♪俺明日幸せ病で死んだらどーしよでもでも甘いのちゃんの甘い♡アレ♡でまた生き返っちゃったりなんかしてウフヒ♡
「あ」
我に返ると 甘いのの眉が下がっている
もしや。
俺の顔が、キモかったのか?!
まぁ あり得るな
そんな 視線を合わせた 俺たち
俺の 甘いのは
とうとう その桜色を開く
待ってましたっ!
イヨッ!
「 いい、の?」
そういや、みんな、気付いているか?
多分、甘いのは 少し 人に
近づいたの かも。
こ と ば
が
ちゃんと ちゃんと
感情が 入り始め
俺 に
伝えよう と
してくれているのが
解る のだ。
俺はそれに感動していて
彼女の「いいの?」の意味がよう
分からん
うん?
なに が?
いやしかし
この 状況からして うむ?
「 俺が、最後には死んでも、ってコト?」
無言で 頷く 甘いきみ
まぁでも 俺の
きみよ
そもそも俺は
森に 死ににきたし
そこを君に救われ
あまつさえ 甘い あれも 啜り
俺が一番欲しかったものも
手に 入れたのだよ きみ。
思い残す事はなにもない
とは
言わんけども
ひとは いつか 死ぬ
それもまた 自然の摂理
事実であり
真理 当然
自然 で あるからにして。
「きみの時間を僕にくれるか。」
「君が死なぬ様、光るものを探そう。」
「出来るだけ、長生きできるよう健康に努める」
「話し合って、仲良く、暮らそう。」
「健やかなる時も、病める時も」
「 きみと。」
「あ、ただ俺が先に死ぬけど」
「君は長生きしてね。 え?そう、うん。」
首を振る彼女。
でも
その約束ができないならば
俺は
俺 は。
いや でも もう
甘いの、啜っちゃったし。
後戻りは、できないのだ。
俺たちは 運命共同体♡
俺は 彼女の気持ちを 有り難く受け取り
明日からの ひかるものさがし に
励むことを 誓った。
いや、愛を 誓えよ、俺。
でも、愛って 俺 まだ 分かんないのよね
まあ
一緒にそれも 探せばいいか。
森に、落ちてっかも しんないしね。




