帰宅
ん?
あれ?
何これ
なに これ
ナニコレ 何これ なにこれ
??????????????
嘘
夢?
え
なんで
俺の
目の前に 甘いのが?
ふと、目を開けると俺の視界に一番に入ったのは
俺の あの 甘いの。
でも
でもでもよ?
俺はいつものベッドの中なわけ。
で、甘いのが目の前にあるわけ。
どゆこと?
身動きは、取れない。
もし。
もしもし 甘いのが
今 目を開けて 俺を見たら
死ぬかも。
ん?
でもこれ
夢じゃね?
だってだってなんだ だってよ
だって甘いのと 俺 一緒に
ね て る
んだよ?
あり得ない。夢だ。
それにしても。それなら。
あれだ。
見てもいいよな?じっと。
いま、泣いてるわけじゃないし。
ふーん?
俺の甘いのは
何故だか俺とベッドの中。
都合の良い夢 万歳
ここぞとばかりに 近い 至近距離で
俺の 甘いのを観察。
栗色 髪は解かれて 流れてる
うひょひょ
白い肌 とても とても白い やっぱり
人ではないのか
陶器のよう
意外と元気な眉 長い睫毛
通った鼻筋 相変わらず可愛い桜色 唇
細い首 ズルズルしたシャツの首元
綺麗な鎖骨 少しだけ 胸元
おいおい 俺よ そこはまずい
しかし
しかし目が 離せんのだよきみ
この甘いの
身体は どうなってるんだろうか
なんせ 額には あの紋様
これは刺青? 浮かび上がる この
しかし
可愛 可愛 寝てても
ん?寝てんのかコレ
よく分かんないけど
泣いてないから 良かった
夢だし
夢だしね?
ちょ ちょっと ちょっと ね
俺は
会えたら一番に言おうと思ってたことを
練習 しようとじっと見つめたその寝顔
髪を 梳く モジャモジャかと思いきや
柔 柔 やわらか♡
なんて
可愛い この いきもの
髪に口づけ 「ごめんね?」
そう 言った瞬間
あの 紋様が動いたんだ
その後の記憶は無い。
…………………………………
「おかえり」
「うん?あ、れ?」
見慣れた部屋、影の声。
俺は?
もしかして、帰ってこれたのか?
「影。」
「なに」
「おお、いた。」
「なんだ」
「いや、俺帰ってこれたのか。」
「そうね」
「なに、どうだった?どの位いなかったの俺?迎えに来たのあれ、誰?」
「………」
「悪い、質問多かったわ。あの、甘いのは?元気?」
「まあ」
「それなら良かった。」
ん?
元気なのかよ。俺が居なくて、しょんぼりは?
いや、でも元気な方がいいじゃないか。
元気がある事に文句を言う俺なんて、サイテー野郎。
少しまだ力が入らない身体。
そのままベッドでぼーっとしていると、影が色々いつもの様に世話を焼く。
帰って きた。
そんな実感を噛みしめながら
とりあえず俺は
身体を回復すべく 食っちゃ寝を始めた。
「おかえりなさい」
あっ
甘い 甘いの ただいま♡
待った? 待ってた?
はい、すいません ごめんなさい
俺が 俺が馬鹿でした
君の あの この 甘いのが
他の 他の人? 何かに
与えられる事に 耐えられなかったんだ
ごめん
でも
でも?
ち 違うん だよね???
「 そう」
ホーーーーーーーーーーーーッ
マジで カンチガイ
ごめんなさい もうしません
ちゃんと 聞きます 訊いていいの
どうなの 俺は 君のこと
知ることはできるの
ねぇ 甘い 甘いの 甘甘い甘甘いっ
うーん ちょっとぶり あま あまあま
甘いっ
もっと キュッと していい?
うん? いいの?
ほら キュッと すると もっと ずっと
甘い きみ
わかる? もっと甘いよ ほら もう一回
キュッと 吸って 舐めて 美味 甘
ああ
俺は この 甘い 甘いのの 虜
だって これに 抗える奴はいない
いや 俺以外には 絶対
味わうことは 許されない
これ俺 今迄生きてて 一番 思った事かも
ねぇ 甘いの
俺の 甘いの
この甘さに溺れながら
「甘くなくても すきだよ」
と 説得力ゼロの俺
しかしながら
きみは それで その 言葉で
もっと 甘い
もっと 濃い
それは きっと 正解で 間違いで
しかし
俺のホントの 気持ち
そう 俺は
この家出で 一つ 学んだ
いちばん 大事なのは この 俺の
甘いの
この森で 甘いのが俺を見つけ
甘いの くれた それ
奇跡
運命
クサイこと 言ってるけど
これ 事実
ああ
甘い 俺の甘いのよ。
願わくば 俺が死ぬまでは
側に 置いてくれよ
「 あ」
あっ ごめん
ごめんごめんごめんなさい い、痛かった??
いた 痛かった??
調子乗りました はい
ちょっと気持ちが たか 昂っちゃって
ちよ ちょっと 強め
ごめ ごめん
甘いの?
大丈夫?
「 いい 」
え
えっ?
え?
えーーーーーーー
ちょ ちょっと 甘いの なに なにそれ
あのさ あの おとこに
「いい」って いっちゃダメなやつよ
ダメなやつ これこれ絶対
調子乗る言葉 キーワードよ
え?
いいの? いいの?まじんこ?
いいの?ほら 調子乗るよ?
うん?
返事ねぇな。
じゃあ。少し。
俺は大人だからな。ガッツかねぇぞ?
少しだけ。奥に。ぐっとちゅっとしてな。
うん。
まあ あとは 想像にお任せします♡
甘っ




