俺の家出
ちょっと誰
今 家の中じゃ家出じゃないって言ったの
まぁそうね
否定はしない
だが 俺は
多分なんとなくだけれど 外には行けない
俺がたまに 外に行きたいというと
あの俺の甘い 甘いの
悲しそうなんだ
可愛 可愛 いいんだけど
でも彼女を悲しませるのは 俺の本意ではない
え
じゃあ何故家出をするのかと
うん
まぁそうよね
そう思うよね
それさ
俺も分かんないの
だって 家出とか した事ねーし
俺基本 いい子ちゃんだし
というか 実際 正直 マジで
自分の事が 分からない
ただ
どうしても
どうしても
どーーーうしても
俺の おれのあの あの俺の
甘いが
他人の 他人 ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理
って
なって
あの 俺の 俺の甘いの の顔
見れないの
見れなくなっちゃったのよ
いやさ?
俺だって 見たいよ?
だって 可愛 可愛可愛い 可愛
見たいよ?
でもさ
マジ。
参ってんのよ
マジで
リアルに
俺
どうしたらいい?
誰か、投書して?
ここ多分魔女の森だけど。
なんか メールとか
ビンに手紙入れて 流して?
もう俺 分かんない
分かんないのよ
どうすればいいか
だって
今日見なかったら
明日も見れないし
明日見なかったら 明後日なんか見れっこない
しかし
さすがに問題が起きた
俺が出てこなくなって いや 出ていかなくなって三日後
とうとう 夢の中だけは
会えた あの 甘い甘いあれ が
夢にも出てこなくなった
死亡 チーン
……………………………
「ねえ」
「ん?」
「あのさ」
「何?」
「いつまで」
「うーん。」
「いつまで」
「俺も、分かんない。でもそろそろ俺がキツいかも。」
「だね」
「まあ。どう?俺の甘いの。元気?」
「いいや」
えっ
なに?
甘い甘いの 俺の甘いの
元気ないの????
ちょ 待って 嬉し←ひとでなし
ちょ
それは 予想外
駄目駄目 ニヤける 俺のひとでなしさよ
えー
えーーー
ヤベ 俺 サイテー
それ聞いて もう
会いたい
サイテー
俺って そんなやつだった
俺って そんなサイテーな
やつ
だから 死ににきた?
うーん
それもなくもないかも?
しかしおれは 人を 人じゃないかもだけど
好きに すき なのか?
まぁすき
になるのも 初めて
おんなと 飯食うのも初めて
手握るのも初めて
喋るのは……… すこし
↑
用件のみな。
わからんのよ そんな
しかし 俺は 学習するおとこ
これはもしや あの 噂に聞く
かの 有名な アレ
網で焼くやつ
そう それ
や き も ち
って やつ じゃないの???
もしかして。
えっ。ちょっと待って。俺は甘いのの仕事にヤキもちを焼いて部屋に一人家出をして甘いのをしょんぼりさせたサイテーおとこ?
そゆこと?
こころの せまさ
全開?
まじ?
まじんこ?
「影。」
「なに」
「甘いの、怒ってた?」
「いや」
「なんか言ってた?」
「いや」
「え。じゃあ何よ。なんでもないの?」
「いや」
「えー。」
「め」
「え?め?目?」
「みず」
「みず?水?えっ、目、水??」
ちょ
ちょ待て
目の水といえば。
おま おま、俺の間違いじゃなければ
な、な まさか泣
泣ーーーーーー??、、?
ウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソ
ヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバヤバ
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちよ ちょ ちや ちょ
俺に 泣いてるおんな どうにかできる
スキル
くれ 今すぐ
どうしよどうしよどうしよどうしよどうする?
「影。」
「ん」
「今、いるよね?」
「うん」
「ちょ、ちょちょっと見てきて。まだ、目から水出てるか、見てきて」
「わかった」
「でてる」
のぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
ちょ
落ち着け
落ち着くんだ
俺の
まいた たね
自分で 回収せねばならん
それだけは
分かる
でもでもでも ちょちょちょちょっと
どうするどうするどうどうする
落ち着け
このまま 終わって いいわけない
とりあえず
扉を開けろ
ねぇ?玉ねぎ切ってるとかいう、オチ ない?
はい、ないよね ごめんなさい
ヤベ 俺 今迄生きてて
死ぬ前より 緊張。
みんな 祈ってて
生還できるように がんばります
あああ
ごめん
俺の 甘い 甘いの。




