しかし
秘密
「おはよう。」
何だか仲良くなった気がした、その次の日。
俺はちょっと ちょっと
一人前になった気分で ちゃんとした大人の気分で
調子に乗って 起きて 隣の部屋へ。
ん?
あれ
あれ?おかしいな?あれあれ?
やっぱり?俺の カンチガイ
なの???
あの 俺の甘いやつ あの 隙間の
やっぱり今日も 金茶色 若草 違うよ?
あれれ? おかしいな?
俺 俺の 独りよがり ………………なんてこった
恥
いやしかし まぁ 甘い 甘ければいいんだけど
今日もパンとスープの朝食
テーブルには 二つのセット
「なぁ。」
「ん」
「あの、甘いの毎日違うの?それ普通?」
「さあ」
「だよね。」
ああ 俺は 学習しない男
とりあえず
飯食うか
…………………………
しかしあの甘いの 見てる
とりあえず 見てるよ
まぁ金茶も可愛 可愛
言えてりゃ死ににきてない そう
今日も君の 餌付けをする俺 その正体は
俺が餌付けされてる
しかし 今日はスープもサービスしちゃう
スプーンもどうぞ 俺 気が効くから
食器も下げるし 洗っちゃうよ
さて
部屋に帰った方がいいのか
しかし 俺はそろそろあの部屋飽きたのよ
外 外は
ああ、まだ駄目ね そうなのね
もうすっかり 吹雪も止んで まだ春とは言わないけど
結構 いい天気 ピクニックとか 行かない?
今度。
言えたら 死にに来てない
しかし 俺もう 死ねなくね?
だってあの甘いの 俺の甘いの
もう 啜れないんでしょ?
無理無理。
ん? あ、はいはい帰ります、すいません調子乗りました。
明日は
座って食べようね。俺の甘いの。
んあ?
夢?夢ね?なんかあったかいし
すべすべしてる 夢ってさぁ いいよね
思う存分俺は馬鹿 夢なら馬鹿でもいいよね、ね?
しかし 誰も いや影しか
見てないから 馬鹿でもいんじゃん?
何故 なにゆえ人は そうきちんとしたがるのだろう?ねぇ甘いの、どう思う?
「そのままで いいのに」
やっぱり?やっぱり甘いのも そう思う?
馬鹿でもいいよね?
ね?
なんで 駄目なんだろうね?
俺は 君 君なら 馬鹿でもいいってこと?
むぐ
甘甘 甘い ああ 甘い そうなのね
いいのね 甘い 甘甘甘 だって甘い
甘過ぎ 甘い ああ もっと 甘く
こう ちゅっとな キュッと する
うん あま~甘いっ
もう 喰べたいな?
ぜんぶ 駄目?駄目なの?え?無くなる?
やっぱり?
そう
そうか
なら 我慢しよ 甘いの無いと
俺 死んじゃうからな
うん
ごちそうさま 俺の 甘い 甘い きみ
…………………………
「あれ」
「ん?ああ、おはよう影。」
「心配」
「え?心配?」
何が?誰が?
え ええ?
まさか
まさかの
まさか
俺はまだベッドにいた。そう、寝坊だ。
最近ちゃんと起きて「おはよう。」と言っていた俺。
そして今日の寝坊。
からの
「心配」とは
いやいや 期待するな。
あの あの姿だって
結局あれから やっぱり日替わり
たまに 褒めると 二日おき
やっぱり俺のこと
いやいや、しかし
「はやく」
あ、すいません。着替えて行きます。はい。
で?結局心配してるの、どっち?
影? それとも 俺の甘いの??
とりあえず着替えて隣へレッツゴー
どっちでもいいと言い訳しつつ
焦り 浮かれる 俺 本当 馬鹿
しかし
あの 甘いのも言った
「そのままでいい」みたいなこと
言ったよね?ね?ん?あれ?夢だったんだっけ?
??
いやいや俺は 死にたがりのプラス思考
いいんだ それで。
とりあえず待ってる 俺の甘いの
今行くよ
今日こそ 同じテーブルで
朝からデートを しようぜ
やべ
調子乗ったわ
あ。今日は若草ね、可愛いよね、その色、髪もボサボサでも可愛い、なんでも可愛い。
でも座んない?
ねえ
怖く無いよ?そうそう 俺はいつもの俺
大丈夫大丈夫 怖くない
ほら
「ちょ、影手伝って。俺なんか壊しそう。」
「なに」
「お前、触れるだろ。あれ、俺の甘いの座らせてよ。どう?」
「どうかな」
あれ でも 多分影に押されてる
どうだ
どうなんだ 座るのか どうだ 頑張れ
座って~~~~~
よっしゃぁぁぁぁぁ 座ったぁぁぉぁぁ
落ち着け俺 ビビらせんな また 隙間に戻るぞ
とりあえず
「いただきます。」
と言ってみた。
今日は せいこう 明日も 一緒に
食べようね。




