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多分、僕は今頃馬鹿になっている筈だ。
あの、甘いものの虜になって。
いや仕方ないだろう。
あの、甘さには抗えない。
しかしお前、あまり馬鹿になると愛想尽かされるから気を付けろ?
ちょっとは理性も働かせろよ?
気も使え。
生活に慣れてからが勝負だ。
あの、あの甘い彼女は別にお前のものじゃないんだ。
お前のものじゃない。
しかしなぁ………あれは勘違いするよな。
うん。
仕方ない部分もある。
が。
勘違いして困るのは、自分だぞ?
気を引き締めないと。
それこそが まさかの
魔女の魅力ってやつかもしれないけどな。
しかし、なんと言ったらいいのか。
彼女の仕事に
文句を言うなよ?
それかも知れん。原因。分かんないけど。
だって誰だって、自分の仕事にケチつけられたら嫌だもんな。
そうなんだよ。それは、解っていたんだけど。
しかし、あの甘さが………。
うーん。
何かアドバイスになってないな。
とりあえず、彼女の仕事にケチは付けるな。
そして、尋ねてきた奴は人じゃないからいちいち目くじら立てるな。
そもそも彼女はお前のものじゃない。
今考えると何故か「俺の」と信じて疑わなかったんだが、魔法がかかっていたのだろうか。
不思議。
しかし、あの魅力に抗えるものがいたら教えてほしいものだ。
さあ、彼女が。
消えるのか。
違うものを家に招くのか。
どうなるのかは知らないが。
次もあの森の家に行くのは僕だ。
兎に角落ち着いて、生活する様に。
浮かれない。
調子に乗らない。
気を付けろ。
無理だと思うけど。




