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探索前の確認はゲーマーの必須行動です

今日の更新はここまでです。


◇王都・西門前


全員が揃うまで時間がかかりそうだったのでフレンド登録のみ済ませて各自必要な物を買い込みに行くことになった。


特に魔導士はMP管理が大事だ。消耗品が多くて困ることはない。

幸い俺は買い替える必要があったのは杖だけだったので出費は痛くない。他のメンバーは『リセット』でそれほど痛手を被っていないらしい。羨ましい限りである。


「その辺、みんなの方が詳しそうだしあとで聞かないといけないな」


どうもまだ情報共有が完璧じゃない。全員揃ってからでも問題ないが…



「っと…フレンド通信か。慣れないな、これ」頭の中に設定した音が響くように鳴る。


どうやら、ようやくみんな揃ったようだ。










◇◇◇◇◇王都・西門前◇◇◇◇◇



改めて自己紹介をするね。とりあえずこれ、俺のステータスだから。

◇◇◇◇◇ステータス◇◇◇◇◇

Name/メイザース

Level/25

職業/魔導士

HP/1800

MP/4500

SP/1000


ATK/??

DEF/??


STR/??

VIT/??


MND/??

RES/??

DEX/45

AGI/60

LUK/??


所持金:32057



「レベルだいぶ下がってんな、ドンマイ!」

「ペナルティ多めだったんですね…」

「あ、私よりお金残ってる…」


やっぱりペナが多い方なのか、俺。

「…俺ばっかも嫌だしみんなの見せてよ。」

「じゃあ、まずは俺からだな!」


◇◇◇◇◇ステータス◇◇◇◇◇

Name/ケイ・ドラゴニア

Level/32

職業/剣士

HP/3500

MP/850

SP/2500


ATK/750

DEF/250


STR/105

VIT/35


MND/10

RES/35

DEX/20

AGI/20

LUK/-10


所持金:40000


「俺よりステータスが詳細に見えてる…戦闘行為をしたら穴が埋まるのか…?」


まあ魔導士に物理攻撃のATKなんてどうでもいいのだが。


「…ドラゴニアって…笑笑」

「見事に脳筋ですね」

「その幸運値の低さは、君らしさがあるね。うん」

「…」

サリーの対応はいつも通りだが、アレクが若干辛辣なコメントをしている。

ナディアは無言だが…若干下を向いているし肩がプルプルと震えている。つまり、そういうことだろう。

言及すると『呪殺』されるので怖くて言えないが。


「…うるせぇ、時間が惜しいからお前らもさっさと見せろ!」


彼にしては珍しく建設的な意見だ。時間は効率的に使わないと。

「じゃあ、次はミーナとサリーかな?」


「それなら、私から見せますね」


◇◇◇◇◇ステータス◇◇◇◇◇

Name/ミーナ

Level/23

職業/神官

HP/1200

MP/3200

SP/600


ATK/90

DEF/195


STR/5

VIT/14


MND/140

RES/25

DEX/10

AGI/15

LUK/30


「「「「「これはひどい」」」」」


「そこまで言わなくてもいいじゃないですか…!」

これはあまりにもひどい。

どんな具合にひどいのかというと、STR:5というのは一般男性(20歳の平均)以下である。


つまり接近戦になるとこの神官は何もできないで召されてしまうのだ。


だかまあ、神官が接近戦に応じなければいけないような状況に追い込まれてる時点でほぼ負けているようなものである。

それにいざという時は彼女には『祈り』がある。どうとでもなるだろう。


◇◇◇◇◇ステータス◇◇◇◇◇

Name/サリー

Level/30

職業/盗賊

HP/2450

MP/1250

SP/1250


ATK/350

DEF/220


STR/30

VIT/18


MND/25

RES/35

DEX/65

AGI/125

LUK/75


「やっぱりぱっと見でバランス良く見えるのは盗賊だよね。」


「単独で一番使えない器用貧乏の間違いだろ…」

「あまり悪口を言っているとまた幸運値が下がるんじゃないかな?そうじゃなくても私が後ろから刺してしまうかもしれないよ」


事実として、レベルが低いうちは盗賊は器用貧乏なので間違ってはいないのだが…今日のアレクは棘が強い。

やはり『ゲーム』ではなくなってしまった以上、彼にとっては相当なストレスなのだろう。


「…俺が悪かったから、はやくお前もステータス見せろっての…まったく」


「君に気遣いをされてしまう日がくるなんて思わなかったよ。気をつけよう」


「はっ。言ってろよ、似非騎士ロール野郎め」


どうしてケイはもう少しまともな発言ができないのだろうか。

いや、半年の付き合いなので言葉の裏は分かっているけど相変わらずなのは心配になってくる。


◇◇◇◇◇ステータス◇◇◇◇◇

Name/アレク・フォン・ロンドール

Level/40

職業/聖騎士

HP/7200

MP/1700

SP/2100


ATK/420

DEF/1150


STR/45

VIT/185


MND/40

RES/70

DEX/30

AGI/25

LUK/30


「40レベルか…ランダム帯抜けてるのは、素直に羨ましいな。後は装備とスキルだけじゃないか」


「聖騎士の一番難しいところだね。どちらも簡単には揃えられないよ。

幸い、パーティー戦闘に有用なのが残っていたから苦労はしないだろうが…痒いところに手が届かない。そんな感じだろうね」


「…みんな、耐久ある方だから羨ましい…私は終盤までハードモードだよ…」


「…それも、黒魔導士の宿業とすら言えるだろうね。ヘイト管理は安心して任せてほしい。私がいる限り後ろには通さないからね。」


「じゃあ貫通系も抑えてくれないかしら?あれ、ほんとに辛いのよね」


「すまないがそこまで万能じゃないんだ。『致死』耐性をつけることをオススメするよ」


貫通系攻撃は本当に危険だ。とくに連続で『ヒット』すると『隊列』なんておかまいなしに壊滅することもある。要注意である。



◇◇◇◇◇ステータス◇◇◇◇◇

Name/ナディア

Level/27

職業/黒魔導士

HP/850

MP/5500

SP/3250


ATK/-1000[1750]

DEF/160


STR/5

VIT/5


MND/170[±50]

RES/45[±60]

DEX/10

AGI/10

LUK/15


「へえ。装備、MNDよりRESにしたんだ。バランス型?」


「…その方が、長持ちするでしょ?それにうちは『魔法職』三人もいるし…そっちは任せるね」


「なるほど、適材適所ですね。任せてください!」


ミーナは相変わらずナディアに甘いようだ。

それにしても見事にレベルがばらけている。これだと『西門』より『北』か『南』の方が良さそうだが……


「よっし!確認も取れたし、平原突っ切って『森』まで行くか!」


「森ならまあ、安全マージンは取れてるし、私は賛成ね。他のみんなは?」


「俺はとくにはないかな」


「私は『沼』以外であればどこでもいいですよ。」


「私は一度『草原』で『デコイ』の練習をしておきたいが…異論はないな」


何故ケイが仕切っているのかわからないが反対意見はないようだし、今日は森だろうか。

………靴を新調するべきかもしれない。


続き未定。読者が寄り付いてくれたら考えながら書こうと思ってます。


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