表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/13

合流

追加は10時以降

◇王都・兎の藁屋

◇◇◇◇◇ステータス◇◇◇◇◇

Name/未設定

Level/25

職業/魔導士

HP/1800

MP/4500

SP/1000


ATK/??

DEF/??


STR/??

VIT/??


MND/??

RES/??

DEX/45

AGI/60

LUK/??


所持金:??057


翌日宿屋で起きると一部のステータスが見えるようになっていた。

また所持品や現在の所持ゴールドも一部が表示されている。未だにシステム表示に虫喰いのようなものがあるがまだマシだろう。

それと、どうやら俺は今装備品を身につけていない状態のようだ。

見た目だけはそれっぽいのだが…こんなアクセ装備持ってたか?俺。

あと、何故名前が未設定なんだ。意味がわからん。

「とりあえず西側を…ギルドもまだ行ってないな」







◇◇◇◆◇魔導士ギルド◇◆◇◇◇

この街は土地が無駄に広いだけあって全てのギルド施設がある。特に魔導士ギルドは規模だけなら王都が一番だろう。

今日ギルドに来たのは「ゲームだった頃」の登録が残っている可能性が低いためだ。


魔導士であっても「冒険者」登録すればいいのだが、こっちの方が融通が効くことが多い。触媒も安いし。

さて、まずは登録をしたいのだが…


「今日で二日目、無駄に張り込んでても時間の無駄だろ。他の事をした方がいいんじゃねぇか?『王都』にいるとも限らねーし…」


「それですれ違いになったらそれこそ無駄でしょ。

それに『冒険者ギルド』には書き置きしてきたし……ここと『城門』に張り付いてれば見つかるわ」


「フレンド通信が使えれば良かったのですが…それもこれも『リセット』のせいでしょうか」


長剣を背負った青年の提案に対して盗賊風の女性がこれが最善策と言わんばかりに自信を感じさせる口調で答える。

横にいる神官は思うところはあるようだが他に策がない、と言った様子だ。


もう一度言おう。ここは魔導士ギルドである。

他の『職業』の人間がいることは滅多にない。そうじゃなくても社交的な魔導士なんてあまりいないのだ。

更に話を聞く限りそれが連日らしい。迷惑行為である。

にしても、「…見た目が性別ごと変わってる上に名前がないんじゃ、流石に分からないか……」


魔導士ギルドのみなさんごめんなさい。その三人組、昔のツレなんです…。












◇◇◇◇◇◇王都・西門前◇◇◇◇◇

無事に魔導士ギルドで登録したのだが、登録の時に名前も入れられたのだ。

やはり一部のバグのような穴は関連する行為をすれば埋まる、ということなのだろうか。


また、せっかく再登録ができたので流石にまともな名前にした。幾ら何でもあの名前は恥ずかしい。若気の至りである。


登録後三人と話をしたが…名前も性別も違うので怪しまれた。が、どうにか色々と話してなんとか説得できた。

コミュニケーションは大事である。


「男だって知ってたけど、あのアバター見た後に信じろって言われると疑うじゃない?落差酷すぎない?絵柄地味よ、貴方」


「やっぱりこのパーティーには致命的に癒しが足りてな…ッ!!がッッ?!……ごふォッ!!?」


「誰よ粗大ゴミ置いてったの。処分しておかなきゃ。」

「あら、ちょうど私もゴミクズがみえたので『浄化』しておこうかと思っておりました。お手伝いしますね」


「街の清掃も大事だけど治安維持の方が大事だからやめとこうか二人とも」


ゲームだとボロクソに言い合うだけでFA(フレンドリーファイア)がなかったので実力行使はできなかったのだが、この調子だと一人死人が出るかもしれない。

女性は敵に回したらいけないのだ。鬼や悪魔より怖いからね。


「…今、不穏な気配がしましたが、気のせいでしょう。仏の顔は三度まで、と言いますが…私の慈悲は一度だけですよ?」


だめだ、感知レベル高すぎる…適職間違えてるんじゃないのか…


これ以上、不毛な争いをしていたら死体が一つ増えそうだ。と思いつつ

「残りの二人は?連絡したの?」


「後1、2時間もせずに合流の時間になるので問題ないかと。二人ともどこぞの馬鹿と違って時間を守る方なので」


「前から気になってたが俺の扱い酷すぎねーか?気のせいじゃないよな?」


「頭が足りてないみたいだから教えてあげるけど、日頃の行いよ」


そこまで酷かっただろうか。彼

主人公のステータス設定に誤りがあったので修正。

名前とレベルの頭文字を大文字に修正。

その他誤字修正

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ