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カクヨム、noteではじめる小説家、クリエーター生活  作者: 坂崎文明
2019年

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人間の意識の発達において「この世が地獄である」ことを認識できることが、真の幸福と創作への道である

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思想家のケン・ウィルバーは、人間の意識の発達の過程を「無意識的な地獄」(unconscious Heaven)→「意識的な地獄」(conscious Hell)→ 「意識的な天国」(conscious Heaven)という3つの大きな局面を経ながら展開していくものと説明している。


即ち、人間の発達においては、皮肉なことに、この世界が地獄であることを認識できるようになることが、最初の重要な目標となるのである。


社会は様々な夢物語を呈示して、われわれを酔わせてくれるが、まずはそうした夢物語に酔い痴れる酩酊状態から脱却して、この世界に生きることが衝きつけてくる実存的な苦悩に目覚めることが必要となるのである。

(小説家になろうの規約により外部リンク削除)

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 お釈迦様「この世は全て幻」だと言ってますし、ヘレニズム文化の知識人達に支持された一時、世界宗教になりかけた「グノーシス教」「グノーシス主義者」も同じことを言っています。

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 人情小説「雨やどり」で直木賞を受賞したSF作家半村良の作品群に惚れこんだ元衆議院議員で経済人類学者の栗本慎一郎氏も著書で「小説家には鬼が見えないといけない」などと言ってます。「反文学論 」(光文社文庫) 文庫 – 1984/9 栗本 慎一郎 (著)という本です。


鬼塚ちひろの「月光」の歌詞にも同じものがあるという。

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 僕は「洗脳社会<マトリックス>の謎を解く~科学も医学も迷信だった~」というエッセイでそう表現しています。

(小説家になろうの規約により外部リンク削除)


 僕は例え話ではなく適切な現実認識なんだけど、社会というのは様様な夢によって作られていますが、その構造の本質は地獄的です。

 弱肉強食の原理がそうですが、人間自体が日々、多くの生命を殺すことで生きている現実があります。

 なのに、自分が病気にかかって死期が近づくと、何か非常に重大なことが起こってるように錯覚します。

 毎日、一秒間に数億以上の無限の命が失われてるのに。 


 他の生命を殺さないと生きていけないこと自体がもう地獄です。

 自分の子供を丸焼きにして「美味しい、美味しい」といって食べるような化け物はひとでなしだと思っても、それは自分自身だったりして、バケモノは自分自身だったりします。


 そういうことに気づいたり、考えていくのが「文学」の本質であって、そうなると文学者に自殺者が多いと言われるのも当然と言えば当然です。

 そういうのを日々のお酒で誤魔化したり、娯楽で忘れることで人間は生きていきます。


 夢を語るクリエーターはどちらかというと幻想を増幅して、そういうこと気づかないように魔法をかけます。

 ただ、最近は何も知らないうちに死んでいくのが幸せかなと思ったりします。

 何か人生、後半戦に突入して色々と行き詰ったら、五木寛之の「大河の一滴」とか「他力」、「下山の思想」とか呼んでみたらと思います。

 楽になるという話しも聞きます。

 僕も好きな本です。



五木寛之のおすすめランキング

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