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諏訪の国から  作者: えんるこら
転生転移
1/10

プロローグ

初投稿です。

 天正10年3月、我が武田家は滅亡の危機にあった。

父上の死から家督を継いだが、織田、徳川に惨敗。

そのまま気づけば天目山にてこの命を絶とうとする自分が居た。

「父上・・・、申し訳ございません・・・。」

俺は父上のようにはなれなかった。虎のようにはなれなかった。

民を守るためにも、俺はここで自決することを選ぶべきであろう。

「おぼろなる 月もほのかに 雲かすみ 晴れて行くへの 西の山のは。」

辞世の句としてはまぁまぁではなかろうか。それを決めるのは俺ではないのだが。

覚悟は決まった、そろそろ逝くとしようかな。

「甲斐の民よ、すまなかった。」

何番具足の隙間より腹に小刀を当て、そして力を込めた。

(死んではダメっ!!)

「え?」

身体が動かない!?それに今の声は?

そう考えていると、突如白い光が視界を覆っていったのだった。


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