Dr. みそじ 第2章
「成功」を体験するのは、若ければ若いほどいい。
例えばプロゴルファー石川遼。彼はアマチュアながら高校生でツアー初優勝。そしてこれまで、21歳の若さで通算10勝を挙げている。
勝ち癖というのがあるとすれば、彼は早い段階でそれを掴んだに違いない。
ここ数年、彼は低迷期に入っている。
が、既に達成した10度もの優勝は、例え彼が今後10年不調だったとしても覆らない。
これに対して、例えば苦節30歳で初優勝を果たしたプロゴルファーがいたとする。
プロゴルファーになっただけでも、一般人からしたら偉業と称えられる。
それこそ、血がにじむ努力をしてきただろう。
それでも、30歳のプロゴルファーがあと9勝するためには、あと何年必要だろうか。
彼が石川遼と肩を並べて歩けるのは、何歳になった時だろうか。
多くの人は容易に想像がつく。そんなのは無理だと。
だからこそ、若くして成功している石川遼に皆が羨望の目を向け、不調な彼に対して応援する。
選ばれた人間だと知っているから。
では、彼はなぜ選ばれたのだろうか。
遺伝子?環境?才能?
要素は数多くあるだろう。
でも、もっと単純な要素がある。
それは、成功する為に人より多く時間を割いてきたのだろう。
つまり、誰よりも早くゴルフを始め、今日に至るまでゴルフと向き合い続けてきたのだろう。
幼少期にゴルフをやっている人数は少ない。
母体数が少なければ、勝つチャンスは高くなる。
一度勝った人間は、勝ち方を覚える。つまり勝ち癖がつく。
これを繰り返してきたのが、石川遼という人間だろう。
あなたがもし、自分の人生に悔いを残しているとすれば、あなたの子供にはできるだけ早い時期に
例え小さなことだとしても、何かしらの成功体験を味合わせてあげることをお勧めする。