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16 ロイド革命

朝、晴れ

早く目が覚めて家の外に出て散歩をする。

道端でジャンさんと会う

他愛無い話をジャンさんと話しているとそれは突然起きた。

ジャンさんはイライラしながら言った

ああああ、もう!お前の話つまらないんだよ!二度と話しかけて来るな!

怒声に衝撃を受けた。

まさかそんな風に思われているとは

よそう。本当はうすうす感づいていた。考えないようにしていただけだ。

思えば前世もこうだった。人とうまく付き合えず人は私から離れていく。

やってしまった。

彼の目を見る。

怒りに溢れたうんざりとした目だ

終わった。そう思う

迷惑だったのだ。

命を救ったことを恩に着て話を合わせていてくれただけだったのだ。

ごめんなさい。

私はそれだけ言ってジャンさんに背を向けると歩き続けた

最初は友達だったのかもしれない。友達ですらなかったのかもしれない。そんな幻のような友達を失ったのだ。

それでも仕事に出かけなければならない。

目から零れ落ちる涙を抑えながら泣きながら兵士詰め所に向かった

人は私から離れていく。そういうものだ。

ロイドが目を覚ますと酒瓶が転がっていた。

家の中で飲んで寝てしまったようだ。

昨日はミレイのことを考えて泣いたせいか目じりに違和感がある

朝食になるものがない買い出しに行かないと

コンコン、

アーリーだった。

おはよう

お、おはよう。どうしたの?

一緒にご飯食べようと思って

そう言って手の中のバスケットの中に料理を持っている

アーリーの笑顔を見てなんだかなごんだ。

入ってくれ

僕は騎士学生たちから、少しずつバレないように同志を募っていく。

クラスで孤立気味の人間に話しかけた

教室の隅の席に座っている男に話しかける。

実は渡したい物があるんだ。女の子たちを集めるから君も参加しないか?

え?いいの?

もちろんだよ!

対象にするのはとにかく同期の若い騎士学生に絞る。

それも騎士学校の中でも日陰者をかき集めていく。抑圧されているもの、能力が低いもの、力の使い方を間違えているもの、つまはじきにされているもの、そうやって国に不満を抱えていそうな人材を集めていく。

質よりもまずは数が重要だ。

会合はいくつもある空き教室のひとつを使った

何人ものクラスメイトに話しかけた。

ロイド、女の子紹介してくれるんだよね!

ああ、もう少し待ってて

すでに日の光は落ちようとしていた

ロウソクに火を灯して教壇に立つと話を始める

集まってもらった諸君たちには日ごろのうっ憤を話し合ってスッキリとしてもらいたい。

手始めに自分のつらかった過去を話す。

多くの生徒が僕の家族と愛する人の死を食い入るように聞いていた。

もちろん本当のことなど一切含まれていない。

作り話を脚色して嘘を膨らませ話を大げさにしていく

女目当てに集まった学生たちも突然の同期の悲惨な現状を聞かされ最初の色恋気分など吹き飛んでいた。

これもすべて王家が悪いのだ!

最後に王国の責任を追及する

それからぼちぼちと不平不満を吐き合う同期たち

悪口、嫉妬、恨み、憎しみ、あのときは失敗した、虐げられた、

次回も集まろう

会員たちに協力してもらい非合法スレスレの商品を売って金を稼ぎ軍資金も稼いだ

アーリーと一緒に遊ぶことが増えた

彼女と一緒にいると力をもらえるような感覚になり救われた

これでミレイの仇討ちもはかどるというものだ

数日後、また集まる。

ある同期が言いにくそうに視線をそらすと言った

あの今日は用事があって帰りたいんだけど?

逃がす気はない。

君はそんなことでいいのか!

ええ?

この国が憂いているときにそのような心持で大事を成せると思っているのか!

そうやって後に後に問題を先送りにしているから今があるんじゃないのか?変わろうとしないものはいつまで立っても変われない!

衝撃が言葉となった彼の中に沈み込んでいく

そ、そうか。俺・・・間違っていたよ!

わかってくれたか、君はひとりじゃない!我々は家族を超えた同志だ。

その後彼は熱心な新派となった

このやり取りを聞いていた学生たちも僕の中にカリスマ性を見出して行った

元々、人心掌握は得意なのが生きた。

台上に立ち上がり、

演説もしてみた。

僕らは生まれた、あるいは物心つく頃から騎士を目指した。

王家に対する忠誠心、それを絶対としているものも多いだろう。だがいまいちど考えてみてほしい。僕らが仕えるに値するほどの素養を王家は持ち合わせているのかと?

「「そうだ!そうだ!」」

諸君たちの怒りは僕も重々理解しているつもりだ。

それもこれも邪教も同然のエイレースケイアを王族はいまだ重視しているからだ!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

熱気立つ会場、そのとき僕らの目的は完全に一つになっていた。すなわち国家転覆。

だがこの国の王族は一度エイレースケイア原理主義者の暴走を目にしたにも関わらずそんなことなかったことのようにその分派であるエイレースケイア近代主義者たちに友好に振る舞う、理解もしていない。知ろうともしていない。エイレースケイアとの既得権益に毒され現状維持をよしとしている。このままでは王国に未来などあるはずがない!先の怪物による大規模な襲撃を耐えた今、国家の安寧は風前の灯である!諸君!そんなことを許していいのだろうか!

許せん!

許せねえ!

ふざけやがって!

殺すぞ!

そうだ!許してはならない!断じて許すな!やつらは国に巣くう病巣だ!排除せねば!

さて、今日も皆で語り合おう。この国の行く末を!遠慮することはない!大儀は我らにある!

民による民のための政治をこの手につかむんだ!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!ロイド!ロイド!ロイド!ロイド!ロイド!ロイド!ロイド!ロイド!

拳を天に突き上げる

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

歓声があがった

騎士学生たちは理想郷を夢見て熱気を帯び歓喜に震えた

そして次の会合を迎えると人数が倍になる。

それを繰り返しながら今度は社会的中間層に声をかける。

騎士学校の中でも凡才の者たちだ。

彼らの中でも優劣はある。低すぎるわけではないがそこまでの才覚はない半端ものを会合に誘い数を増して行く。

この頃には女性会員も増えて来た。

集団の中、国という一つの悪を討たんがために皆が団結していく

密閉されたたまり場は一種のコミュニティーを形成し、カップルになる男と女が現れたりもした。

特に幹部でとその側近たち、僕自身もモテたがこの愛を捧げる相手は決まっている。

アーリーの前に片膝をつくと指に指輪を通す

君は僕を支えてくれた。僕に生きる意味をくれた。君を心から愛している。

数が増すことで集団がある種の正当性すら持ち始めた頃、ついには有能な人間も増えて来ていた

かねてより稼いでいた軍資金を投入し、武器もそろえていく

ある日、会合の場が開かれると騎士隊長ディアスが立っていた

何の騒ぎだ!

両脇には2人の同僚を引き連れている

そこで役立つのが僕の立場、社会的な信用だ。

ディアス

ロイドか!

僕の顔を見てディアスの警戒心が解けるのがわかった

これは何の騒ぎだ。

僕が皆さんに剣技の講義をしていたところです。

剣技の講義、ほら見ろ!

呆れた顔をするディアス

ははは!

笑い出す同僚

いや、しかし!

いまだ疑うもう一人の同僚、決起の日までもう間もなくだ。口封じに後で始末しておかなければな。

そう思い。ポケットの中のナイフを握った

自主的に訓練するとは見上げたものだ。

いえ、勇者ですから

そうだな。だがお前が誇らしいよ。

ディアス・・・。

みんな邪魔をしたな。続けてくれ!

そう言いのこしディアスは会合の場を後にした

ちょろいものだ

数日後、会合には騎士学校の8割を巻き込むことに成功した。

計画を次の段階にシフトする時が来た。

さらに数日後、

薄暗い酒場には超有名人たちが勢ぞろいしていた。


・帝国13騎士の代表として序列2位ジークフリート・ラベリ

・法国4柱序列2柱アルナルド・ルーゴ

・竜王国の2本の牙、哀しみの慟哭ティボールド

・根源アブダドゥの5指が1人レジエム

・6大罪の1人テレーゼ・レームブルック


全員勢力を代表して訪れた猛者たちだ

みなさんには王国制圧を手伝っていただきたい。

報酬は我が国の領土の30パーセントでどうでしょうか?

何!そんな大量に、いや、貴様がそれでいいならいいか。

法国アルナルドが良心から忠告しそうになるのを呑み込む。自分たちの利益になれば目の前の酔狂な男がどう損をしようがどうでもいいのだ。

それよりもどういう腹なのかのほうが気になるものだ。

一方的に都合のいい条件など馬鹿げている。

他国に名だたる冒険者たちのほうはどうだろうか?

30パーセントはここにいる全員でわけるそう思っていいのだな?

ええ、不満ですか?それなら50パーセントでもいいですよ?それを皆さんで分割統治すればいい。

一同が動揺する。

貴様はそれでいいのか?

さすがに竜王国のティボールドも口をはさむ

僕の大願はこの国を平等にすることですから国の半分で済むなら構いません。それに統治する国が多ければ僕たちにも都合がいいですからね。

それならそれでいいが。

もちろん、すでに裏で帝国の加護を得る手筈になっている。

帝国とは元々友好関係を築こうと思っていた

13騎士が後ろ盾になってくれれば他国の侵軍の心配もない。帝国も最終的に20パーセントの領土をもらえるなら協力してくれる。

それでは決起は2日後の夜王国に集まってください。

2日後の深夜、誰もが寝静まった頃

全国の強力な戦士たちが集まっていた。

帝国も法国も竜王国も根源も天使も滞在も全員肩を並べこれから起こる革命に参加する気だ。

僕らは革命軍だ。決起のときは今だ!

この人数、そして武器もある。

いまから僕らでこの国を変えるぞ!この勇者ロイド・ラフガディオに続け!凱旋だあああああああ!

すでに空は暗い

王都を歩く大規模な集団

さすがに大問題になった頃にはもう遅い

その日たまたま城の警備を任されていたディアスたち当直の騎士たちは寝起きのまま唖然としていた。

王城目指して大勢の騎士学生たちが行進をし全員フルメイルで武装しているのだ

すぐに兵士たちを招集しろ!急げ!

ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、

大規模な行進が王都を揺らす

消耗した王国騎士団を前にこれだけの武力があればまず負けることはない

立ちはだかったのは王城に駐屯していた騎士たち、全員フルメイルで武装している。

それでも数ではこちらが10対向こうが2の比率、遅れてやってくる連中を合わせて10対3、圧倒的にフリだ。

すぐに王都へと走った兵士が街中の兵士たちを叩き起こしにいく

現役騎士と騎士学生たちのにらみ合いが始まる

騎士たちは言った

お、お前ら!どういうつもりだ!

僕は叫ぶ

構わん!進め!

「「おおおおお!」」

ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、

見る見る距離が詰まる

止まれ!止まらんと!お、おおおおお!

馬鹿!相手は学生だぞ!

でもあれは帝国の!それに他のやつらも全員名の知れた騎士や冒険者じゃないか!人外までいるぞ!

同僚の静止を聞かず

う、うあああああああああああああああ!

青い顔をした衛兵が槍で一人の学生を突き殺した

兜の中に野太い槍の穂先(ほさき)が食い込み血が飛び散る

隊列の中に真っ赤な華が咲くと

それは学生たちの怒りに火をつけた

そこでとどめとばかりに煽る

お前たち!同志が討たれたぞ!いまこそ!(いか)れ!

兜を降ろせ!

ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!ガチャ!

騎士学生たちが次々と兜を降ろしていくと両目が黄色く輝く

抜刀!

全員が剣を抜いていく

大儀(たいぎ)は我等にあり!僕に続けえええええええええええええええ!

「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

衝突が始まった

殺し合う両軍、同時に手筈どおり手配した雇っておいた賊が王都の各所に火を放ち衛兵たちを襲撃し始める。

王城目指して進軍あるのみ

目の前に迫る騎士たちを鎧の力と聖剣の力で何人も切り殺す。

騎士たちが叫ぶ

お前たち、やめろおおお!ぐあああああああああああああああああ!

手を休めるな!殺されるぞ!

そう煽ってやれば騎士学生たちはおもしろいように本気になった

いかに現役騎士と言えどより強い鎧と聖剣の力を得た僕の前では単なる騎士でしかない。

5つの聖法が火の玉となって迫る

はあ!

すべて斬り落として見せる

「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

同志たちは歓声をあげてさらに勢い付いた

そんな中

ロイド!

僕の名を呼ぶ騎士がいた

来たか!ディアス!

「「はあ!」」

剣を受け止める

ディアスの着る鎧の黄色い両目が僕をにらむ

こんなことをしてどうするつもりだ!

ヒュン!と振るわれた剣を受け止める

決まっている!この国を滅ぼし新たな政治を整える。

横一閃、半歩引いて回避

見てわからないか!人が大勢死ぬぞ!

連続で打ち込み剣の応酬を楽しむ

民のための民による政治を実現するためには必要な犠牲だ!

ディアスの腕を剣で跳ねると切断部分から大量の火花が散った

そんなものうまくいくわけがない!無駄に国を混乱におとしいれ犠牲を出すだけだ!この火を見ろ!この犠牲者の山を見ろ!お前がやったことだ!

すべてはミレイのためだ!

上段から怒りに任せて振り下ろすとディアスが一歩後退する。

僕の剣を片手で受け止めたのは称賛に値するが。鎧の補助がなければ今頃切断面から流血し卒倒しているところだ。

苛烈に攻め込む、休ませる暇など与えない。

ロイドが

カルティ!と叫ぶと鎧の胸部にある鉱石が光り、鎧が異形の光の鎧へと姿を変える。

さらにロイドが腕のエンブレムを見せつける。

これはすべてをねじ伏せる。力だ!フリソス!

光の精霊サンタナが飛んでくるとエンブレムに宿り

光の力がロイドを包む

光の鎧をさらなる光の鎧へと変化させる

そこからの怒涛の連撃、容赦なく剣を振り抜くとディアスの胴から大量の血液が噴き出して地面に伏した

聖法による二重強化

今やロイドはSランク級冒険者並みの無敵の力を得たに等しい

ふん!

剣を振るえばディアスの鎧が粉々になりながら吹き飛んで行った

がはっ!

ロ、ロイド・・・やめるんだ・・・。

光の騎士の鎧から白い煙が巻き上がると額の第三の目とすぐ横の左右の目が緑色に輝いた。

腕のエンブレムが光輝きさらに力を高めていく

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

右腰だめに剣を振りかぶると呼吸にこうおして剣のつかから剣先まで光が充満して最大の力を集束していく。

希望の剣、プロドキア・フリソス・スラッシュ!

一気に解放された光の奔流がディアスを叩き斬る

ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

次の瞬間、光の大爆発が巻き起こった。

戦いは終わった。

我に帰ると叫ぶ

攻め続けろおおおおおおおお!

「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

我が軍勢いづくのだった。

燃え盛る戦場を背に1人の騎士が現れる。

純白の鎧と聖剣を手に、両目を青く光らせた。純白の騎士、清廉騎士だ。

ロイドが剣を握りしめると肩を叩かれた

帝国13騎士の代表として序列2位ジークフリート・ラベリが言った

あれは俺たちが相手になろう。


・帝国13騎士

・法国4柱

・竜王国の2本の牙

・根源アブダドゥの5指

・6大罪


全員が肩を並べた

へへっ!俺たちが先に行くぜ!

死にやがれええええええええええええええええええええええええ!

6大罪たちが一斉に襲い掛かる

遅れるな!

慌てて根源アブダドゥの5指も襲い掛かる

爪攻撃

鎌攻撃

ハンマー攻撃

剣攻撃

槍攻撃

縄攻撃

毒針攻撃

剣攻撃

剣攻撃

剣攻撃

剣攻撃

が迫る

目にも止まらない速さで剣を振るうと11人を全員バラバラに斬り裂く。

血の雨が降ると青い両目がヴォン!と光った。

ば、馬鹿な・・・。

全身が震えた。

根源アブダドゥの5指と言えば有名な暗殺技能を持つ集団。

それだけではない。6大罪と言えばSランク冒険者並みの実力を持つフリーの傭兵たちだ。

ロイドは叫んだ。

やつに構っている暇はない。進軍を急げ!

「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

ロイドたちは先を急いだあとには

帝国13騎士

法国4柱

竜王国の2本の牙が残された。

私たちの大聖法をくらいなさい!

法国の4柱たちが4人で聖力を練ると4人が立つ位置に聖法陣が描かれていく4辺の星を思わせる聖法陣だ。

4人の上空に大聖法と大聖法と大聖法と大聖法を掛け合わせた巨大な複合聖法が生成されていく

竜王国の2本の牙たちが左右から襲い掛かる

国宝の剣は全魔力を吸いすべて破壊に注ぎ込む力の剣だ。

おらあああああああああああ!

でああああああああああああああ!

右からの攻撃を伏せて回避、右を斬り捨て

ぐえええええええ!

飛び跳ねて左からの攻撃を回避

そのまま左を斬り裂く

ごあああああああ!

帝国13騎士が襲い掛かる

3人が突っ込んで来た

剣を振られる前にふところに入り込むと

ふん!

右上に剣を振り抜く

それだけで敵は体全体をぶっ飛ばされ

2人に激突、地面に転がったところを

はあ!

上から飛びかかり3人串刺しにする

ごああああああああああああがああああああああああ!ぶええええええええええええええ!ごいああああああああああああああ!

帝国13騎士たちが一斉に襲い掛かる

はあああああああああああああああああああ!

おああああああああああああああああ!

ごらああああああああああああああああああああああああ!

どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

ぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

しゃあああああああああああああああああああああああああああ!

しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!

でえええええええええええええええええええええええええ!

ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

たああああああああああああああああああああああ!

右足を踏み込み空中をバク転しながら4人の首を跳ねる

着地と同時に右回転して4人を斬り裂き

さらに回転すると2人を斬り裂く

これで13人、

消し飛べえええええええええええええええええええええ!

休む暇もなく法国の4柱が巨大聖法を撃ちこんで来む

絶対浄化の一撃必ず勝利すると思われたが

清廉騎士の剣を握る手が固く握りしめられ

すると剣から、見ていると心が温かくなるような優しい黄色い光が発光し、

次第にそれは王国を脅かすものを断つ、守護の白い光へと変化していく。

両手で剣をつかみ胸の前に持ってくるとピンと突き立て。

それに呼応して鎧の体から白い闘気が交差して巻き上がり、鋭い二つの目が青く光った。

はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

腹の底から呼吸することで圧倒的な白い光が剣のつかから剣先まで充満し最大の力を収束させていく!

光の剣、シャイニング・スラッシュ!

膨大な光が巨大聖法を撃ち返す

法国の4柱を塵すら残さず消滅させた。

もろぎんぎゃごんごごんごんぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

複数人の聞き取れない絶叫が謎の言葉となって叫ばれる

光の奔流が天を突き、闇を討ち払う

清廉騎士は泣いていた。

正直ジャンさんのことで頭がいっぱいだった

焦土と化した戦場を歩き次の敵を斬りに向かう

ミレイの仇だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

ロイドは目の前に迫る騎士たちを鎧の力と聖剣の力で何人も切り殺す。

いくつもの聖法が火の玉となって迫るが

はあ!

すべて斬り落として見せる

数では圧倒的なはずだ!押せええ!

目の前に迫る騎士を一閃、二閃、バッサ、バッサと切り捨てていく

剣の天才であるロイドの実力。

鎧の力

聖剣の力

聖なるカルティ鉱石の力

秘宝フリソスの力

すべてが合わさり、並みの騎士程度ではロイドの相手にならない。

しかし冒険者たちもいる。時間が勝利のカギとなるだろう

くるくると回るように勢いをつけ

はあ!

両手で全力で振りかぶると騎士の頭を兜ごとねじ斬った

胴と両断された体が地面に膝をついて倒れる

左、右、左、右、剣を交差するように振るい続けると思うがままに首が飛んで行った

はああ!ジャンプしてくるくると回転、背後に着地すると

はあ!はあ!はあ!

三方向に斬りつけ3人の騎士を殺害する

でやあああああああああ!

立て続けに5人斬り捨てる

そうして何人も騎士を切り殺して等々、王城に乗り込む

攻め込めえええええええええええ!

「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

雪崩込む騎士学生たち

応戦する騎士たちが押し寄せる。

ロイド!いけ!

わかった!

単身、先を急ぎ廊下走っていると

でやあああああああああああああああああ!

黒い鎧の騎士が襲い掛かって来る

剣と剣が激突すると火花が散った

ウエイダーか!

ロイド!てめえええええええええええええええええええ!

「「はあ!」」

互いに剣を弾き合うとウエイダーが押し負けて吹っ飛んで行った

地面を転がりながらウエイダーがなんとか立ち上がる

てめえのせいで俺の弟がケガしたんだよ!

はあ!

目の前に迫るロイドの剣を剣で受け止め、そのまま押し込まれて体ごと後ろに後退する。

この国を捨てたお前がいまさら家族の心配か!

家族まで捨てた覚えなんてねえええんだよ!

黙れ!

怒りのままに上段、左斜め、右斜めの順に剣を振り下ろしていくとウエイダーはそれを何度か受け流すが一撃がウエイダーに叩き込まれだけですさまじい勢いで吹き飛んで行く

ぐあああああああああああああああああああ!

やったか!

ウエイダーが叫ぶ

カルティ!

鎧の胸部にある鉱石が光り、鎧が異形の闇の鎧へと姿を変える。

ウエイダーも力を使ったのだ。

ウエイダーの剣が迫る

ふん!

右斜めに斬り

はあ!

左斜めに斬り

たあ!

右斜めに斬り

それらにすべてに剣で応えていく。

ははっ!その程度か!遅すぎるぞウエイダー!フリソスの力を得た今の僕にお前が勝てるわけないんだよ!

ウエイダーが言った

なら!

ウエイダーが腕のエンブレムを見せつける

ロイドが驚愕する

それは!なぜお前がそれを!

ウエイダーが叫ぶ

フリソス!

体内の魔物の力がエンブレムに宿り闇の力となってウエイダーを包む、闇の鎧をさらなる闇の鎧へと変化させた

力を得たのはお前だけじゃねえんだよ!

ウエイダーが獣のような動きで飛び跳ねる

剣が3方向から襲い掛かる

ロイドも加速する

ロイドは感じていた体に羽根が生えたような身軽さと剛力の力を得たような陶酔感を、光と闇の剣が輝き尾を引く

雨の中、二対の力が幾度となく激突する

左斜めに斬り裂くように振るい剣を弾き飛ばしていく

次いで上段から振り降ろし、

右斜めに斬り裂く、

左斜めに斬り裂き、

上段から振り下ろす、

右斜めに斬り裂き、

左斜めに斬り裂き、

上段から振り下ろす、

右斜めに斬り裂く

「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

ロイドの剣速が増し

ウエイダーの剣速もさらに増す

ロイドは思った

同じフリソスの力を使っているはずなのに押され始めている。

いや、違う!

高速移動での中で、いつの間にかウエイダーの鎧はさらなる異形と化し、魔剣を両手に持っていた。

そう、魔女から受け取った新たな鎧と新たな魔剣を原理の聖女からもらった鎧と魔剣と同時に扱っているのだ。

ウエイダーの二刀流と二対で1つの鎧の力だった

肩に激痛が走る

ぐあ!しまった!くらったか!

さらに2連撃が首と胸を切りつける

ぐ!うぐああああああああああああああああああああ!

上下が反転し遠心力で体が吹っ飛ばされているのがわかる

無様に地面に倒れると全身に激痛が走った

ウエイダーがゆっくりと歩いて来る

ロイドは血反吐を吐きながら心の中の憎しみをすべて吐き出すように叫んだ。

なぜだウエイダーー!・・・お前は僕と同じで・・・。この国を憎む側の人間のはずだろおおおお!

だから・・・だから王国を捨ててへキサセクスに・・・邪悪騎士になったんじゃないのかよおおおお!

ウエイダーはつまらないものを見るような冷めた目をしていた

ふん!

ウエイダーの剣がロイドを吹き飛ばす

ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

激痛にのたうつロイド

ウエイダーは言った

お前さあ・・・まだ国に期待してるのか?権力持ってるやつが何を考えていようが関係ない!お前が俺の弟に手を出したそれだけのことだろうが!

城の外では怒号が飛び交う

ロイドは懺悔するように内心を吐露していく

僕はミレイのために・・・みんなのために戦っただけなのに・・・。

ウエイダーはロイドの言葉を、はんっ?と鼻で笑うと

これだけの混乱を引き起こし、血を流して、革命して、誰かのためだと?お前のためだろ!笑わせるな!騎士の立場を捨てて、その程度か正義の勇者様が落ちたもんだなあああああああああ!

ロイドは激怒した

黙れえええええええええええええええええええええええ!この反逆者があああああああああああああああああああ!

渾身の力を振り絞り剣を握ると立ち上がり一気にウエイダーに襲い掛かった

剣と剣が激突する

ウエイダーは言った

俺は国を救った英雄、お前こそ裏切り者の反逆者だろうがああ!

ウエイダーが剣を振り下ろしロイドの体を斬り裂く

斬撃は鎧の表層を引きはがし、胴体に巨大な裂傷を作った

ぐぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

有に数メートルを吹き飛ばされボロボロになりながらも、それでもロイドは立ち上がる

ロイドは剣を構えた。

ウエイダーああああああああああああああああああああああああ!

光の騎士の鎧から白い煙が巻き上がると額の第三の目とすぐ横の左右の目が緑色に輝いた。

腕のエンブレムが光輝きさらに力を高めていく

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

右腰だめに剣を振りかぶると呼吸にこうおして剣のつかから剣先まで光が充満して最大の力を集束していく。

希望の剣、プロドキア・フリソス・スラッシュ!

光の奔流が襲い掛かる

邪悪騎士は鎧から闘気の黒い煙を巻き上げ、上段に剣を構えた。

腕のエンブレムが光輝きさらに力を高めていく

切れ長の一つ目が赤色に輝いた。

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

呼吸にこうおして剣のつかから剣先まで光のが充満して最大の力を集束していく。

闇の剣、ダーク・ネス・フリソス・スラッシュ!

黒い闇の奔流が敵目がけて襲い掛かる。

二つの力が激突し大爆発が巻き起こった。

爆発の中

全身にダメージが蓄積された

動けない

当然、魔剣を二本持ち、二つで1つの鎧を使うウエイダーのほうが断然有利だ。

ロイドが崩れ落ちるのを目にして勝利を確信するウエイダーの前にそれは現れた

赤騎士!

赤い鎧の騎士が歩いて来ると、オレンジ色の一つ目がヴォン!と光った

ふん!ふん!

素早い剣がウエイダーを斬り裂く

ぐああああああああああああああああああああああああああああああ!

今度はロイドの目の前に突然現れる。

瞬間移動的速度での攻撃だ

ふん!

赤い閃光が横に振るわれ

ロイドを斬り飛ばす

ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

ドゴン!

壁に激突する

フラフラの状態で立ち上がったロイドは

全身の関節から血を流しながら

でゅあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

渾身の気迫を声に出して叫び

光の騎士の鎧から白い煙が巻き上がると額の第三の目とすぐ横の左右の目が緑色に輝いた。

プロドキア・スラッシュの連続使用だ。

腕のエンブレムが光輝きさらに力を高めていく

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

右腰だめに剣を振りかぶると呼吸にこうおして剣のつかから剣先まで光が充満して最大の力を集束していく。

希望の剣、プロドキア・フリソス・スラッシュ!

光の奔流が襲い掛かる

ウエイダーもロイドの動きに合わせて立ち上がると剣を手に持つ

邪悪騎士は鎧から闘気の黒い煙を巻き上げ、上段に剣を構える

腕のエンブレムが光輝きさらに力を高めていく

切れ長の一つ目が赤色に輝いた。

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!

呼吸にこうおして剣のつかから剣先まで光のが充満して最大の力を集束していく。

闇の剣、ダーク・ネス・フリソス・スラッシュ!

黒い闇の奔流が敵目がけて襲い掛かる。

二つの光と闇が赤騎士目掛けて同時に迫った

財宝であるカルティの超パワーに続き、禁術であるフリソスの超パワーで二段階強化した二人は強大な力を持っているはずだった。

赤騎士が腰に手をやりながら中腰でしゃがんでいく

はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

腰の鞘に納められた剣が赤い光で充満していった

赤の剣、エリュトロス・スラッシュ!

抜刀の一撃

巨大な赤い光の剣がなんと2人のスラッシュをまとめて切り裂いた

ぶんぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

うごがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

2人は剣技で滅多打ちにされ絶叫しながら吹き飛ばされていく

爆発し燃え上がる炎の中で二人はいまだ生きていた。

なんとか立ち上がる

まだ息があるか。とどめを刺してやる。

赤騎士がウエイダー目掛けて歩いていくと剣を振りかぶり

ふん!

凶器を振り下ろした

殺される。

そう思ったときだった

謎の白い煙が街を満たすとその中から異形の化け物たちが押し寄せて来る。

15本脚のバラバラの体を持つ奇妙な怪物たちだ

うううううわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

大慌てでロイドたちは各々の方向に逃げ延びる。

赤騎士も霧のように姿を消してしまう。

戦っていると目の前に霧が押し寄せて来た。

視界が白一色に包まれる。

この世界に霧を理解する科学力はない。

いままで争っていた人々は阿鼻叫喚の声をあげた

世界のおわりだぁぁぁ!

ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!

悲鳴があちこちから響き渡る。

ギシュー!

奇声をあげながら目の前の外壁に化け物がへばり付く。

見たこともない魔物だ。

既存のどの魔物とも違う怪物だった。

剣を振るう

はあ!

斬り飛ばす、胴と頭がバラバラになり

怪物はバウンドしながら転がって行った。

緑色のドクドクしい血液が飛び散る

修道院に急がなければ!

子供たちとシスタードミが心配だ。

王都全土を謎の霧が包んでいた

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