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どうでもいい話

Zero Divide

作者: 穂高貴志
掲載日:2026/03/17

例によってどうでも良い話です。

先日凄い人物と遭遇してしまった。

本来こんな処に書いて発表する様な事では無いと解っているし、実際此処何日も沈黙していたのだが思い返す度我慢が出来なくなってしまったのだ。

王様の耳はロバの耳ではないが、誰しもそんな経験が有る。のではあるまいか。

まあ、例によってどーでも良い話ではある。


その人物と遭遇したのは日曜日、都心の雑踏、信号待ちの人混の中なんと、彼は大声で女性に説教をカマしていた。

ガラの悪い中年男性の罵声に周囲の雰囲気がジワジワ悪くなる中、聞いた事も無い強烈なフレーズが。


「……俺は10分単位でバージョンアップを繰り返して進化し続けているんだ。なのにオマエは……」


(!!!!!!!!!)

(いったいこのオッサンは何秒前に産まれたんだ?)

(いや、スタート地点が猛烈に低かっただけかもしれん)

(0に0を幾ら掛けても0理論の可能性も有るか?)

(そもそもバージョンアップの対象が私の想像と異なっているだけなのでは……)

脳内討論は過熱し強烈な衝動が湧き上がる。

(クソ!見てえ!どんな面か猛烈に見てみてえ!しかし振り返った瞬間私は吹き出す。その確信は絶対だ。)

トラブルの可能性と好奇心が葛藤する。


「ぐぶっ」

奇妙な音源を横目で見れば、サラリーマン風の中年男性が顔を歪めて口元を押さえている。


皆、そうなのだ。堪へ難きを堪えて振り返らずに居るのだ。

不思議な連帯感に心は凪いだ。

我々は振り返る事無く信号を渡った。

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