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ライトオン  作者: 蒼空
6/6

5

「かぁ~!最後に臣さんに助けてもらうなんて…」

  初仕事を自分で完了させられなかったことが尾を引いて、数日たった今ででも朱里は落ち込んでいた。

  「まあ、今回は大量発生するなんて思いもよらなかった訳だし~」

  臣はにこにこしながら、朱里を慰めた。

  「でも、それでまた体調を崩す羽目になるなんて…」

朱里は自分を助ける為に、臣が体調を崩したことに一番落ち込んでいた。

  「それに、外で様子をうかがっていたなんて、私が信用できなかったことでしょ?」

 ハンター失格だよ…っと、最後の方は小声で言った。

  「それは違うよ~。私は朱里を信用はしているけど、君の親代わりとして心配もしているのだよ。君はそれすらもさせてくれないのかな?」

  「臣さん…」

  臣の言葉に朱里は顔を上げた。

  「でも、私臣さんに心配もかけないように、早く一人前のハンターになるから!」

  朱里の言葉に、臣は嬉しそうに笑った。

  「ああ、楽しみにしているよ~」

 その言葉に、朱里は「えへへへ」っと、笑った。

 そこで、陽が口をはさんで来た。

  「その前に、もう少し武器の無駄遣いをしないようにしてもらわないと…」

  経理も担当している陽だけに、最高潮に苦い顔をしていた。

  飛鳥を助ける為に銃を乱射したため、今回は次の仕事にも差し支えるほどの損害となっていた。

  「いや、それは不可抗力な訳だし…」

  無我夢中でやっていたために半分も命中してなかった自覚があるだけに、朱里は弱弱しく反撃した。

  「問答無用です。うちみたいな弱小事務所が生きて聞くためには、少しでも切り詰めないとダメなのですからね!!」

  陽は帳簿を示しながら、朱里に説教を始めた。

  朱里は反撃もせずにおとなしく聞くしかなかった。

 そのいつもの光景を臣は、嬉しそうに見ていた。

 つかの間の幸せ。彼もまた過酷な運命をたどってきただけに、今が幸せな時なのは十分知っていた。

 そして、それが、もうすぐ壊れることも…。

 その時が、少しでも長く続くことを願わずにはいられなかった。

  「そう、今はまだ知らなくてもいいこともあるのだよ…」

 その臣の呟きはふたりに届くことはなかった。

  朱里が自分の力を知るのは、まだ先の事である…。




                    END

ひとまず完結にしました。

謎の組織二つの詳細や、朱里が自分の力を知った後の話はまた今度。

気に入っていただける方がいたらうれしいですヽ(*’-^*)o

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