表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約10年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

冒険者よ、勇志を抱け。

作者:くっきー
ーーーペカド区ーーー

今日は1ヶ月に1度ある冒険者になるための試験がクルス区の冒険者の塔の前で行われる日、なのだがーーー。

「ヤバイヤバイヤバイ。遅刻だ!」

軽い武装を施したオルクス・アルデバラン(orcus・aldebaran)はペカド区の大通りを軽快に駆け抜けていた。

グレムリンを横切り、ウォーウォルフを追い抜き、エルフに目を奪われる。

そう、ここは多様な種族が存在する世界。

そしてその者たちは皆、それぞれの夢を抱いて天国と地獄に伸びると言われる冒険者の塔へと向かう。

オルクスもその一人である。

よそ見が過ぎたオルクスは曲がり角のところで少女にぶつかった。

「……うわっ……!」

「きゃっ!」

互いに尻餅をついたが、オルクスは弾かれたように立ち上がった。

「ごめんなさい。先を急いでいるもので」

相手に言葉を発する余裕も与えずにオルクスは一礼して走り去った。

「フンッ! 失礼な小僧ね。覚えてなさいよ!」

やがて転けた少女も立ち上がりオルクスと同じ方向へと走っていった。
英雄タルモノ
2015/06/27 21:10
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ