第四十章 行方
第六節 真実
何か、不吉な予感がした。
「・・・、そういえば、カデロは、封印したままだ!早くちゃっちゃと倒そうぜ。」
ヨウは、ハッとした。
「それもそうだ。」
全員が同調した。
ということで、ヨウの思いがけない鶴の一声により、また、天空大陸にいくこととなった。
ペザに、お礼を言い、ペザの家をあとにした。
「飛べ!トビハネ鳥!」
そして、あっという間に、天空大陸にトンボ返りした。
「ラルースのことは悔やむしかない。これ以上、犠牲者を出さないためにも・・・。」
ヨウは、大きな一歩を踏み出した。
そして、カデロの封印されている、マタムネの研究室に着いた。
「さあ、決着をつけよう。」
デナは、大声で、言い切った。
「・・・、あった。封印の紋章だ。」
デナは、呪文を唱え始めた。
「封印されし者よ、その呪縛から解き離れよ。サゼナムス!」
その瞬間、紋章から、勢いよくカデロが飛び出し、空中に留まった。
「お前らか!よくも、俺を封印しやがったな。ふ、どうせ、俺にお前らが、かなう相手じゃないぜ。四人まとめて、かかってこい!!」
カデロは、嘲笑った。
「どうせ、俺たちが勝つさ。お前から、かかってこい!」
ヨウは、挑発した。
カデロとの決着は、ヨウのマドウで呆気なくすぐについた。
「うわあああああ!!!」との叫び声と共に、散った。
そして、「こころ」の欠片が、キラキラと、美しい光を放ちながら、落ちてきた。
ヨウは、それを手に取った。
そして、「何かの記憶」が蘇った。
「・・・何処かで、見たような・・・」
行く当てもないので、ペザの家に、戻ることにした。
「・・・おや?君達、また戻ってきたのか。」
ペザは、扉を開け、「どうぞ」と言っているかのように、にこやかに笑った。
ペザ「君達、行く当てが無いのか?だったら、預言書の眠る、ドラクレア大陸に行ってみては、どうかな?」
ヨウ「その大陸は、何処にあるんですか?」
ペザ「地底だよ。」
ヨウ「どうやっていくんですか?」
ペザ「知らない。だが、行く資格のある者は、自然と道は開かれるそうだ。」
ヨウ「・・・、なら、諦めよう。」
ペザ「ココまで来て、諦めるのか?」
ヨウ「・・・仕方ないさ。」
ペザ「なら、君にこの話をしてあげよう。」
この世界で、何故マドウが使えるのか?
そんなこと、誰も知るはずが無い、と、思いがちだ。
実は、この世界に存在する「Q」のお陰なのだ。
その物体は、強大な力を秘めている。
属性も違う。
炎、水、土、風、雷、木、物、空間、時間、光、そして、闇だ。
このうち、「Q」の居場所が分かっているのは、闇だけだ。
誰が持っていると思う?
そう、「グラモス」だ。
闇は、自分の「こころ」を差し出す代わりに、世界をも動かす力を得る。
彼は、それに取り憑かれ、あの様になってしまった。
それ程、強大なのだ。
君も、その存在を探してみてはどうかな?
あの力を得れば、地球の存在、いや、宇宙の存在をも揺るがすことが起きると言われている。
グラモスは、その力を悪用して、地球を意のままに操ろうとしている。
それを止めるのは、君達しか、いないのだよ。
さあ、諦めるか?前へ進むか?
ヨウは、突然のことに、胸が張り裂けそうになった。




