第三十八章 決別
気がつくと、ペザの家だった。
「・・・、ココは・・・、ラルースは、どうなったんだ・・・。」
ヨウは、混濁する意識の中、ペザに問いかけた。
「ああ。ラルースか・・・、死んだよ。「こころ」が崩壊してしまって、・・・・・」
ペザは、泣きじゃくっていた。
「そんな・・・、なんでだよ・・・、そんなはず無い!!」
ヨウは、大声をあげながら、ひたすら大泣きした。
その声に気づいたのか、他の仲間も、目を覚ました。
「何が、あったんだ?」
マタムネは、怒鳴りあげて、問いかけた。
「・・・、ラルースが・・・・・、死んだ。」
ヨウは、一層、大泣きし始めた。
「そ・・・、そんな、「こころ」は、崩壊するほどの侵食では、無かったんじゃないのか?なのに、何故・・・。」
マタムネは、顔を手で覆い、泣いた。
「み・・・、みんな、落ち着こうよ・・・。」
デナは、泣きじゃくりながら、必死で、皆を励ました。
「その前に、ラルースは、何処だ?」
ヨウは、辺りを見回したが、ラルースは、無かった。
「・・・、「こころ」が崩壊し、死んだ者の体は、消えてしまうのだよ。」
ペザは、落ち着いたのか、泣きじゃくるのを止めて、答えた。
「・・・、ココで泣きじゃくっても仕方ない。前に進もう。」
ヨウは、皆を勇気づけた。
「それもそうだね。」
デナは、うなずいた。
「仲間の死を受け入れるのも確かだが、ここで、立ち止まっていては、何も変わらないからな。ラルースのためにも、あいつの仇を討ってやる!」
マタムネは、決意を固めた。
「サア、マエヘ!」
マサヨシは、笑顔で、応えた。




