表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MASK OF HEART   作者: 天川 榎
第五節 天に浮かぶ地
37/45

第三十七章 影



何かしら、両者、迷いはあった。

今では、それを、感じることは、出来ない。


「フフフ・・・、怖いのか?」

悪魔は、囁く。

「怖くなんかないさ。自分には、お互いに支え合える、仲間がいる。それだけでも、力になるさ!」

ヨウは、ハッキリと怒鳴った。

「なら、これでもか?フフ・・・」

悪魔は、ラルースの「こころ」を操り始めた。


「ケケケ・・・、何一つ信頼し合えない仲間よ・・・、君達全員、お互いを、心から、信頼出来るとでも思ってるのか?ハハハ!!!アホらしいぜ。にんげんなんか、簡単に裏切るものさ。用が済んじゃえば、赤の他人さ。ほら!友情なんて、簡単に無くなるもんさ!!そんなもので、我に、どう立ち向かうんだ?え?」

悪のラルースは、引きつった笑いで、こちらをじっと見つめている。

「何寝ぼけたこと言ってんだ?友情や、信頼がお互い通っている仲間こそ、一番強いんだ!今まで、自分たちは、そうして、嬉しい出来事や、悲しい出来事を、乗り越えてきたんだ!!!目を覚ましてくれ!ラルース!!」

ヨウの叫びは、ラルースに、少なからず、届いていたに、違いない。

「ふ~ん。ううう・・・、止めろ!!・・・、出てくるな!・・・・、フッ、それで良いんだ。何を言っても無駄か。なら、これでも食らえ!!「ザバラウド」!!」

悪のラルースは、「こころ」の支配が、乱れ始めた。そして、闇のマドウを放った。

「うわあああああ!!!!」

ヨウ以外は、気絶してしまった。


「さあ、君だけだぞ。これで、友情パワーとやらは、消滅だ!!一対一で対決だ。かかって来い!」

悪のラルースは、鼻で笑った。

「なら!「シャザレオン」!!」

ヨウは、少し強い光のマドウを放った。

「うっ・・・、なんだ・・・、うわあああああああ!!!!!!!!」

悪のラルースは、光に飲み込まれた。

そして、ヨウの目の前も、真っ白になった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ