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MASK OF HEART   作者: 天川 榎
第五節 天に浮かぶ地
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第三十四章 背負うべきもの



その頃、ヨウ達は、現場に辿り着いた。

「あそこで倒れているのは、誰だ?」

ヨウは、倒れている人に、近づいた。

「も、もしや・・・、ラルース?」

ヨウは、更に、近づいた。

「そんな・・・、ウソだろ?・・・。」

ヨウは、それ以上、言葉が出なかった。


そこに、マタムネも近づいた。

「これは、只の気絶じゃないぞ・・・、「ムの種」による「悪心病」だ!!一刻も早く措置を執らないと、大変なことになるぞ!」

マタムネは、ラルースの顔色を見ながら、言った。

「何で分かるんだ?」

ヨウは、首を傾げた。

「実は、昔、医者をやっていたんだよ。たった1ヶ月だけどね。その時に、同じ症例があったんだ。その患者は、あまりにも有名な、あの「セオ・アルバード」だ。」

マタムネは、顔色を暗くした。

「何だって??!!!そんな・・・。」

ヨウは、「あの時」を思い出してしまった。

「嫌だ・・・、そんなの嫌だ!!!」

ヨウは、地面に四つん這いになった。

「とにかく、何処か治せる人がいたような気がするが・・・。」

マタムネは、頭を抱えた。

「私、知ってるわ!確か・・・、カナード大陸の北の方にある、「ウィータ」という町に、「ペザ」という人が、強力な「マドウツカイ」だと聞いたわ。」

デナは、ハッとした。

「じゃあ、早く向かわないと!「トビハネ鳥」で!」

マタムネは、冷や汗が、一滴、地面に落ちた。


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