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MASK OF HEART   作者: 天川 榎
第五節 天に浮かぶ地
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第三十二章 願い



マタムネが、今までの生い立ちを語っている間に、デナとラルースは全回復した。


「2メイノカイフクガ、シュウリョウシマシタ。」

マサヨシは、マタムネに報告した。

「ようやく一時間か・・・、もう少し改良した方がいいな。」

マタムネは、紙に何か書き始めた。


「はあ~、死ぬかと思った・・・。」

デナとラルースは、マタムネ達に近づきながら、言った。

「マタムネ・・・、よく生きてたな・・・。」

デナは、唖然としていた。

「え?もしかして、知り合い?」

ラルースも、唖然としている。

「そう、といえば、そうだな。」

デナは、顔を赤くしながら、言った。

「いや~!久しぶりだな!何年ぶりだろう?」

マタムネは、満面の笑みを浮かべた。

「分からない。だけど、会えて、良かった・・・。」

デナは、泣きじゃくり始めた。

「・・・、それより、ラルース、大会が有るって言ってたよね?」

ヨウは、感動のシーンに水を差すかのように、言った。

「あ!そうだ!確か、さらわれた時が、大会前日だったから・・・、やばい!今日は、大会当日じゃん!!」

ラルースは、あたふたし始めた。

「大丈夫!この研究所には、「オカサーファー」という、光よりも早く移動できるマシンが有る!こっちへ来なさい。」

マタムネは、みんなを、地下室へと案内した。

「ほら!これだよ!って・・・あれ?4台有ったはずなのに、1台しか無い!!「ムダン」に盗まれたようだ・・・、設計図も無い。どうしよう・・・。」

マタムネは、床に四つん這いになってしまった。

「とにかく、ラルースをこのマシンに乗せて、会場へ急げ。自分達は、後から行くから、安心しろ。さあ、行け!」

ヨウは、リーダー気取りになって、ラルースに指示を送った。

「分かった。じゃあ、行ってきます!」

ラルースは、「オカサーファー」に、乗った。

「到着場所を、告げて下さい。」

マシンのナビが、言った。

「「ダサマ」の「中央広場」!」

「了解しました。」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!・・・・


凄まじい轟音を立て、発進した。

「大丈夫、かな?」

ヨウは、苦笑いしながら、言った。


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