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MASK OF HEART   作者: 天川 榎
第五節 天に浮かぶ地
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第二十四章  anywhere



ドランザへ向かっている、ヨウ御一行に、最初の試練が訪れたのは、出発してから、間もなくのことであった。


「なんじゃこりゃああああ!!!!」


なんと、入国管理局が、行く手を阻んだのである。


「ちょっと!聞いてないよ!!!どうするの?マタムネ・・・。(ラルース)」

そう。三人とも、パスポートなんか、持っている筈が無いのである。

「どうしよう・・・、このまま違法入国で、捕まっちゃうのかな・・・。」

ヨウは、頭を抱えながら、座りこんでしまった。

「大丈夫!パスポートが無くても、通れるさ!」

マタムネは、自慢気に言った。

「何で?」

二人は、マタムネを睨みつけているかのように、見ている。

「だって、パスポート要らないもん。」

マタムネが、あっさりと答えた。

「「はああああああ!!!!」

二人は、仰天した。


「早く行こう!そうしないと、大会に遅れるんでしょ?」

マタムネは、二人の背中を押しながら、言った。


そして、着いた。


「こんにちは!どんなご用時で、こちらに入国するのですか?」

入国管理局の管理員と思われる人が、質問してきた。

「あ・・・、ちょっと、大会が、あるん、で、すよ!だ、だから、来たんです!」

ラルースは、かなり緊張していたのか、上手く言葉が発せられなかった。

「あ・・・、そうですか。ちょっと上司に問いつめてみます。」


「・・・なんか、変な入国者が居るんですけど、大丈夫ですか?ああ!そうなんですか!分かりました。ガチャン・・・」

電話の会話は、こんな感じだった。

「入国しても大丈夫みたいです!どうぞ!」

管理員は、笑顔で、入国を許可した。


「やったああ!!!」


思わず、ガッツポーズをしてしまった、三人であった。


入国管理局を抜けると・・・

そこは、「ドランザ」だった。


「やった!着いちゃった!」

ヨウは、バンザイのポーズで、言い放った。


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