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MASK OF HEART   作者: 天川 榎
第四節 みなとまち
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第十七章  武士道VS悪魔

第十七章 武士道VS悪魔


灯台の階数は、10階程度。

あっという間に頂上に着いた。


「遅いぞ!武士!人間は、これだから・・・、ヘッヘッヘ!」

アドは、マタムネを嘲笑った。

「何を言うと思えば、侮辱の言葉しか言えないのか!」

マタムネは、ガンギレた。

「ヘッヘッヘ!なら、その怒りのパワーを俺にぶつけてみろよ!」

アドは、胸にこぶしを当てながら、言った。

「ふっ、なら遠慮無くいくぜ!ウォガド!」

マタムネは、水のマドウを唱えた。

(注:ウォガドは、水系のマドウで、単体のみの攻撃の2段階目)


「うわああああ!!俺は、水が苦手なんだよ・・・、なら、こちらも・・・テレポ!」

アドは、空間の裂け目を造り出し、その中へ消えた。

「何・・・、卑怯だぞ!待ちあがれ!」

マタムネは、ブチギレた。

「くそ、くそくそくそ!!!」

マタムネは、地に拳を打ちつけながら、泣き出した。


「あら、そこの武士さん。お困りのご様子で、どうしたのですか?」

姿から見て、人間の様だ。しかも女性らしい。

「実は・・・、(中略)だったのですよ。」

マタムネは、事情を全て女性に話した。

「あら、私も、私の父の魂を抜き取られて、困っているのです。」

女性の目から、二、三粒涙が溢れた。

「そうなのですか・・・、で、あなたのお名前は?」

「ラルースといいます。で、どうかしたのですか?」

「我の名は、マタムネといいます。只、名前が聞きたかっただけです。

それよりも、あの悪魔「アド」は今何処にいるのですか?」

「今は、・・・レーダーに因ると、アドの家「悪魔館」に居ます。」

「もしかして、機械に強いんですか?」

「そうですよ、だけどそれ程ではないなですがね。今度、「機械技術大会」っていう天空大陸で行われる大会に出るんですよ。」

「へぇ、凄いですね!」

「まあ、それ程ではないですよ!」


二人は、微妙に意気投合しながら、灯台を後にし、「悪魔館」へと向かうのであった。

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