表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
MASK OF HEART   作者: 天川 榎
第四節 みなとまち
16/45

第十六章  灯台の悪魔

第十六章 灯台の悪魔


マタムネは、猛スピードで走り、灯台に着いた。

何か声がする・・・、

「おいで・・・」

不気味な声だった。

とにかく、灯台に入ってみた。


中は、不気味に暗く、お化け屋敷に来たみたいだった。

「何だココは?灯台じゃなくて、お化け屋敷なのか?」

マタムネは、微妙に、ニヤリとして、言った。

いわゆる独り言である。

「ようこそ・・・、我が「ムの館」へ!ヘッヘッヘ!!」

不気味に笑っているのは、多分「アド」であろう。

「一体お前は何モンだ!」

マタムネは、上を見上げながら、叫んだ。

「もちろん俺は、ばけモンさ!一般人なら「悪魔」と呼ぶだろうな!」

アドは、駄洒落を言いながら、気軽に言い放った。

「ふっ、余裕ぶっこいてられるのも、今のうちだ!この世界一の剣豪(自称)がお前を斬る!」

マタムネは、怒りに満ちた顔で、言い放った。

「ヘッヘッヘ!人間如きに何が出来る?只、呆然とするだけで、そのまま俺にやられるのさ!そして、魂を頂き、人間を「ム」にするのさ!」

アドは、まるでマタムネを嘲笑うように、言った。

「なら、実力で勝負だ!お前も、手加減無用でかかってこい!これが武士道というものだ!」

マタムネは、武士の誇りにかけても、そう言い放った。

「本当にそれでいいのか?まあいい。すぐに俺の実力が分かるさ!」

アドは、鼻で笑いながら、言った。

「ふふふ・・・。」

マタムネは、そう笑いつつ、灯台の頂上へと、登りだした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ