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依存症

作者: 稜 リウ

 ネット依存症だと、彼女に言われた。

「私よりネットが大事なんでしょう!」

 デートの時間に自サイトの事を語りすぎたかもしれない。ツイッターのフォロー数やRTの数なんてのまで語ったのがいけなかったのかもしれない。それとも、ネットフレンドの事を語りすぎただろうか。

 交際一周年記念のデートは、彼女の責めるような声と走り去っていく後ろ姿で幕を下ろした。

 それから数日経っても彼女は不機嫌で、顔を合わせても口も聞いてくれない。

 反省しつつ、考えていた。

 パソコンや携帯電話が流行ったのはここ十数年のことだ。その前は自分だってそんなもの持ってなかった。パソコンや携帯電話なんて使わなくても生きてこれたじゃないか。

 そうだ、現代の人間はとかくネットに頼りすぎるんだ。情報を取得するつもりで情報に踊らされている。

 大切な人や家族と話すよりも画面を優先してしまっていたことに愕然とし、恥じた。

 明日からはちゃんとしていこう。ネットに頼らずに生きて行くんだ。彼女と幸せになるんだ。


 そうサイトの日記に書き込んだ後、ネット依存症の治し方を検索してみたものの良いのが見つからなかった。

 明日はツイッターでネット依存を減らすコツをフォロワーに呼びかけてみようかと考え、とりあえずパソコンの電源を落として布団に潜り込んだ。


よくある話。これも数年前に書いたもの。ブログのアクセス数やトラックバック数→ツイッターのフォロー数やRTの数など、現在に合わせて調整。

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