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【短編小説】愛を、取り戻せ

掲載日:2025/12/26

20XX年、世界はポリコレの炎に包まれた


美熟女は裂けロリは枯れ、人類は死滅したかに思えた──


だが!女子高生は絶滅していなかった!


ボロ布に身を包んだ人影が男たちの手によって乱暴に牢屋へ放り込まれると、がっしゃぁーーーん!!と凄まじい音をたてて戸が閉じられた。

「リン!コイツに鯖の味噌煮でもやっておけ!」

男たちはリンと言う少女にそう命じると、どこかに行ってしまった。


ボロ布がのそりと身を起こすと、牢屋の隅にいた少年が声をかけた。

「間抜けがミスったな?まぁ俺もだけど。あ、俺は珍棒ってんだ。バットって呼んでくれ。アンタは?」

ボロ布はちらりと少年を見たが、プイとそっぽを向いた。

「なんでぇ」

ボロ布のくせになんかいい匂いさせやがって、なんかムカつくぜ!

悪態をついた珍棒バットが懐から盗んだスクール水着を取り出した時だった。


「こやつが怪しいものか?」

奥の方からフィリピンで1000人規模の児童売春をしていそうな校長先生風の男がきた。

ボロ布を牢屋に放り込んだ男たちを従えている。

「調べろ、奴らの手先なら体のどこかに自慰怒の刺青があるはずだ!」

手下の男たちは校長先生に言われた通り、牢屋からボロ布を引き出すと一気にそれを破いた。


「マジかよ!」

珍棒バットがみんなを代表して叫んだ。

ボロ布の下には……

「じょ、女子高生!」

校長が震えた。

ラメより重いものは持てなさそうな細腕とつっかえ棒みたいな足、それらと不釣り合いな秘密隠れ巨乳は首元にリボンがついた純白なブラウスとチェックのスカートに包まれていた。

「不吉だ……!」

女子高生あらわれる所に乱あり。

校長先生は女子校生の茶色いローファーや紺色のソックスをクンクンとしながら「不吉だ、不吉だ」と繰り返す。

手下たちは少し羨ましそうにしていた。ムラムラしているのである!


そこに新たな男たちがなだれ込んできた。

「敵襲です!自慰怒の奴らです!」

さしもの校長も慌てて飛び出した。

男たちがいなくなってしまったので、珍棒バットと女子高生も牢屋のある地下を出て行った。

するとそこには、なんとも巨デブの黒人オカマがセーラー服を着て立っていた。

「さぁありったけの女子力を持って来い!あたしの女子校生をより完璧にするのだ!」

セーラー巨カマが叫ぶ。

その手には全宇宙の星屑を集めて濾過した後に蒸留して固めたような美少年が握られていた!!ピンチ!!


それを見ていたブレザーの方の女子高生は、珍棒バットに下校のチャイムを口ずさむように促した。

「なんでいま?」

「いいから早く!」

急かされた珍棒バットがキンコンカンコーン!と叫ぶやいなや、女子高生の黒髪は金髪メッシュになり紺色のソックスは白いルーズソックス超超ロング(スーパー制電)に、ショートケーキみたいな肌は煮卵みたいな感じになっていった。

「アフタースクール!!!」

ほどよい感じの黒ギャル女子高生である!!15時までは女子高生!!15時からは……


「きさま!女子高生か!」

黒人セーラー巨カマが睨む。

「お前のような女子校生がいるか!」

「何を?私はデブで黒人でゲイのユダヤ教徒だぞ!全て許されるのだ!」

黒人巨カマが繰り出す南斗ポリコレ拳を全てかわした黒ギャル女子高生は、金色のバングルやら腰につけた細いチェーンやらハイビスカスの造花やらを黒人セーラー巨カマに叩きつけると

「お前はもう、死んでいる」

「なにぃ?」

黒人セーラー巨女が手鏡を見ると……なんと言うことでしょう!!フルマラソンだった人中は短くなり、目は大きくなり、鼻は高くなり、エラをはじめとする3点+頭蓋は縮小してビッグマックサイズに。

肌もイエベからブルベになり、骨格ウェーブもストレートに!!髪もチュルチュル!!

なんとも巨デブだっただらしのない肉体は、匠の手によって色白細身の公然暴露爆乳になりました!!


「お前のような女子校生がいるか!ビデ倫以前の問題だ」

大人の映像業界では女子高生はダメだが女子校生なら良いと言う決まりがある。何の学校かも分からないし年齢も分からないからだ!

すっかり清楚系公然暴露爆乳女子高生になった元巨女は、黒ギャル女子高生に感謝しきりで頭を下げまくった。

やたら布面積の小さいギャルパンに感動した珍棒バットは興奮のあまり「性癖が歪んだ!」と叫ぶとSNSに書き込んで爆発的な射精と共に死んだ。


次々と整形したがる自慰怒軍団をまとめて清楚系公然暴露爆乳女子高生にしてしまった黒ギャル女子高生は、全身ピンク色の服を着た少女リンが自分を見ているのに気づいた。

「どーしたん?」

少女は恥ずかしそうにお盆を差し出すと、そこには出来立てホヤホヤの鯖味噌定食があった。

「鯖味噌じゃん、ウケる」

黒ギャル女子高生は長い爪で器用に箸を持つと、リップやラメやつけまつ毛が落ちないよつに気をつけながら、美味しそうに食べたのだった。


「ごちそうさま、久しぶりに食べたケドちょー美味い!!……なに?どしたん?」

もじもじしているリンを見て、黒ギャル女子高生は察した。

「あーしも女子高生になりたいって?リンちゃんにはまだ早いかな。できなくないけど、女子高生になるまでの時間をリンちゃんは無くしちゃうから」

不思議そうなリンに、黒ギャル女子高生は諭すように言った。


「あーし達みたいな女子高生はね、急にポップしないの。女子高生は年齢でも制服でも無いんだ、本当は。あーし達がこうするのは、自分がしたいって思うから。女子高生はね、完成じゃないの。素材なんだよ、リンちゃん。最強に価値がある素材なの。だから、リンちゃんが本当の女子高生になるまでに、いろんな事を頑張って、なりたい女子高生になって欲しいな」


隠れ秘密巨乳黒ギャル女子高生だった姿は、次第に吉原清楚系色白学級委員長的女子高生に戻っていった。

ローファーをクンクンする校長先生が警察に連行され、手下たちはチカパシしつつしらばっくれて難を逃れているが、珍棒バットが持っていたスクール水着を取り合っているうちにどこかに消えた。


「さて……どこに行こう……」

村の出口に向かうと、リンが追ってきた。

「見送ってくれるの?」

リンが頷くと、かつてボロ布を身につけた侵入者だった女子高生は微笑んだ。

「あげるよ、コレ」

女子高生は首につけていたチェックのリボンを外すと、リンの首につけてやった。

「秘密だよ。さっきはああ言ったけど、あーし達女子高生はね、服が全部脱げても、これさえあれば女子校生なんだ。その意味が分かるまで、頑張るんだよ。それまでリンちゃんは、世界で一番誰よりもお姫様をやるの」

頭を撫でて去りゆく女子高生に、リンは名前を聞いた。

「あーし?あーしは……あーしの名前は……」

逆光の中、リンは見ていた。

ファーの尻尾が揺れるのを……そしてそれは紐パンのアナル部分から出ているのを……。


おしまい

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