第十八章8 【アンサー・クリエイト/新現】2/【超越】と【謎】と【超謎】と【出鱈目】のミドルランカー2
【ミドルランカー】が恐れる【殿堂ランク】、【最強ランク】、【トップランク】とは何なのか?
それは絶対的な存在力である。
【超越】と【謎】と【超謎】と【出鱈目】の【ミドルランカー】にとって不死身/不老不死というのはマストの条件と言っても過言ではない。
通常の攻撃ではまず倒せないのだ。
だが、そんな者達でも倒す方法がある。
いくつかあるが【存在ごと消滅させる】と言う方法が一般的な倒し方である。
いくら不死身だろうと何だろうと存在ごと無かった事にしてしまえば一溜まりもないのである。
もっともそんな方法が使えればの話だが。
だが、【殿堂ランク】、【最強ランク】、【トップランク】にはそれが通じないのである。
【ミドルランカー】以下は原則として、複数の存在をまとめてそうランクづけている。
例えば、【超越】の17位にランキングした元、【超態至第13位】/蟻や蜂の様な特性を持つそれとは全く別の生命体【権要女王蟻蜂】から他の【超態至】を喰らったり進化変態した【重複権要女王蟻蜂】も134体存在が確認されている。
【クイアンビー】と言う個体がそれをとりまとめているがもし仮に、存在消滅させられるとまとめて全て消滅する事になる。
また、【謎】の17位にランキングした元【謎歪虚第41位】でその名前の役をやると様々な超怪奇現象が身の回りに起こり続け謎を纏うとされている【ファニー・メリーシープソンの役】から他の【謎】を吸収癒合進化を繰り返し、新たに【ファニー・ファミリア・シリーズ達の役】も同様である。
これは【ファニー・ファミリア・シリーズ】と言う役が力を持った存在?であり、仮に【ファニー・ファミリア・シリーズ】が存在消滅や意味の消失をすれば、その後、役の伝承は行われず、存在が抹消されるだろう。
それに対して、【超越】と【謎】と【超謎】と【出鱈目】の【殿堂ランク】、【最強ランク】、【トップランク】は複数の存在をまとめて現しているのではなく、複数であったとしても【群体】と言う関係にある【個体名?】を現している言葉であり、この【個体?】が仮に【存在消滅】させられたと仮定しても、【存在証明】を複数持っているため、【存在証明】の数だけ復活出来るのだ。
仮に、【唯野 芳一】と言う存在が居たと仮定すると、【唯野 芳一】という存在が存在消滅させられたとしても、【唯野 芳一】には【唯野 芳一A】の他に【唯野 芳一B】から【唯野 芳一J】くらいまであったとして、【唯野 芳一A】が消滅するが、すぐに【唯野 芳一B】として存在復活する事が出来ると言う事になる。
つまり、【殿堂ランク】、【最強ランク】、【トップランク】は不死身や不老不死よりも1つ以上、上の段階にいる存在?と言うことになる。
つまり、存在力1つとっても【ミドルランカー】と【トップランカー】では天地の差以上の差があるのである。
だから、【ミドルランカー】達は【トップランカー】以上を恐れているのである。
別格どころか別次元の存在?としてである。
ちなみに【ミドルランク】と【トップランク】以上の違いは、集団か個体?かと言う違いとなっているが、【トップランク】と【最強ランク】と【殿堂ランク】の違いは何なのか?
わざわざ、【最強ランク】の【第0位】、【殿堂ランク】の【マイナス位】を作らなくても、素直に1番から順番にランク付けすれば良いと思われるが、実はランクを分けているのにはある程度意味がある。
まず、【トップランク】と【最強ランク】の違いだが、【最強ランク】は、本来であれば【トップランク】の【第1位】にランキングされるべき存在である。
そうしないのは、【殿堂ランク】を【マイナス位】にするために、【プラス位】と【マイナス位】の間の【第0位】を作ったのだ。
そのため、【最強ランク】と言うのは、【トップランク】と同じ立ち位置であると言っても過言ではない。
では、【マイナス位】にしなければならない【殿堂ランク】は【最強ランク】以下とどう違うのか?
それは、単純に【顕様来】が出せるか否かの違いである。
【顕様来】とは、それを出せる【本体?】だけのために存在?するものを指す。
例えば、【本体?】のために執事の様な立場になったり、単純に【お茶を入れる】ためだけに存在するものもあれば、【本体?】の立場を【本体?】と入れ替える事が出来る、新しい【本体?】もそれに該当するし、【本体?】が仕えるための【本体?】より遙かに上位のものもそれに含まれる。
つまり、【顕様来】が自在に出せる事によって、【固定の存在?】または【群体】などでランキングするための【存在?】などを現す何名いるかという【数の概念】が破綻する事になり、これらをランキングさせたらランキングはあやふやになってしまうのだ。
【顕様来】によって、強さの順番を付けるという行為が無意味になってしまうため、これらを作り出せる【個体数?の概念を飛び越えてしまった何か】については、通常のランキングから外して【相対的】に【最強ランク】から実力がどれだけ離れているか?で【マイナスランキング】を付けている。
つまり、マイナス1は【最強ランク】に実力が近く、マイナス2以降になると実力がかけ離れていくと言う考え方のランキングとなっている。
今は綺麗に【マイナスランク】が24位までになっているがこの先、増えたりする事も考えられる。
だが、【殿堂ランク】や【最強ランク】、【トップランク】は雲の上のそのまた上の存在?になる。
滅多に現れるものではないと信じたい。
上を見たらきりがない。
【殿堂ランク】以上の脅威となる、【超越】と【謎】と【超謎】と【出鱈目】よりも上位のジャンルなども確実に存在するのだから。
万が一にも【芳一】達の直接の脅威となり得るのは【ミドルランク】までと見るのが妥当である。