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第十八章21 【アンサー・クリエイト/新現】15/【弱強威(じゃくきょうい)】とは?1

 そもそも【弱強威(じゃくきょうい)】とはどう言った部類に入る者達の事を言うのだろうか?

 それは純粋な力で言えば【超越】との棲み分けとなる。

 それを語るにおいて外せないのが、【存在尊厳値(そんざいそんげんち)】と呼ばれる値である。

 【地球】に居る【存在尊厳値】は全て等しく【1】であるとされている。

 【存在尊厳値】とは、その存在が維持しているエネルギーのレベルの事を言う。

 【人間】達より、大きな存在とされるのが【弱強威】と呼ばれる存在であり、これらの存在は、【存在尊厳値】が【1】から【10】まであるとされている。

 【存在尊厳値】が【1】の存在は基本的に【2】以上の存在に肉体的に何をしてもダメージを与えられないと言われている。

 【存在尊厳値】が【1】の存在が、刀などで【2】以上の存在を斬りつけても全く傷つかないため、基本的には、【1】の存在は【2】以上の存在には逆立ちしても勝てないとされている。

 また、数字を1つ繰り上がるためには、限界の限界を超えた更に奥の限界を超えてようやく1つだけ超えられるとされていて、【1】と【2】はもちろん、【2】と【3】や【9】と【10】の差は天地の差と言われている。

 現実の宇宙のほとんどの存在が【1】であり、それこそ【2】以上の領域になるのは【神】と呼ばれてもおかしくないとされている。

 それくらいの差なのだが、現実の存在が高められる最大限の限界が【10】であるとされている。

 【弱強威】と言われている、分不相応な力に溺れて図に乗っている存在達の限界は【10】までであるとされている。

 【超越】とはこの【存在尊厳値】が異様に跳ね上がった存在?の事を指し、どんなに小さくても【存在尊厳値】は、【10000】以上であるとされている。

 【11】から、【9999】までの存在は基本的には確認されておらず、【超越】が力を落とした時に計測される数値とされ、本来の【超越】となるにはいきなり超爆発的に飛躍して初めて【超越】に数えられるとされている。

 また、【超越】の域まで力が達すると、己の力で周りが破壊される事を肌身で感じるので、全力を出すと言う事は無いのが当たり前となる。

 周りの環境が自分より遙かに劣る儚いものであると認識し、力を抑える事を覚えるのである。

 もしも、【超越】が力のままに行動するのであれば、この世界はとっくに存在しない。

 つまり、己の感情の赴くままに傍若無人に破壊の限りを尽くすと言うのは断じて真の強者などでは無く、全力を出しても世界が維持出来る程度の力の持ち主の事を指していると言う事になる。

 勝つためにはどんな手を使っても勝てば良いと考える程度の輩は、所詮、本物の強者とはなり得ないのである。

 それが、他の物語で強者とされている事と異なる事実であった。

 他の物語であれば、ラスボスに当たる存在は、自分の赴くままに行動し、破壊の限りを尽くして君臨すると言うのがほぼ当たり前の様に表現されているが、強すぎると言う事は周りの環境の維持も考えなければならない領域に到達する事なのであると言う事実をほとんどの作者は知らない。

 本物の強者、【超越】や【謎】などのカテゴリーからすれば、それは、チャンチャラおかしい滑稽な表現であり、本物の力というのを実感していない者の表現に過ぎないのである。

 以上の考え方から、【弱強威】と言われている存在達は、力を誇示するが、本物からしてみれば、駄々っ子が我が儘をしているだけにしか映っていない。

 【弱強威】ごときが、何をしようが、【真の強者】は全く揺るがない。

 どうでも良い存在なのである。

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