第十八章20 【アンサー・クリエイト/新現】14/【出体女連卯才技(でてめれうさぎ)】と【セブンティーン・クラス・ミーティング】7
【セブンティーン・クラス・ミーティング】では、超高次元存在が顕現するのに必要な【無垢女似何依代】という器の取り分を決めるための議論がつつがなく行われた。
その議論についての異論は11名全員が無しという事で今回の議題は終了した。
散会する前に、11名は、【弱強威】の有力株トップ10000をこの場に呼び出した。
何と、名前を呼んだら、この場には来れない条件の者も無理矢理、この場に来る条件を整えられ召喚された。
残念ながら10000ピッタリと言うわけには行かず、有力株のかずは、僅かに届かぬ9987名であり、13名足りなかった。
そこで、【弱強威】にすら満たない者から、13名引き上げて無理矢理10000名としたのだった。
集められた10000もの【弱強威】だが、それらが総動員して束になってかかっても【セブンティーン・クラス・ミーティング】に集まった11名では最弱とされる【条件覚ミドルランク第17位】の【真深神覚醒龍辰竜】代表【ドゥラティア】の全ての覚醒前の状態ですら、視線1つで全滅させられるだろう。
そらくらいの実力差があると言えるのだった。
【弱強威】達はいずれも自分達が最強を自負する存在達である。
それらが十把一絡げに集められ、しかもそれらの実力を足しても呼び出した相手1名に対して足下にも及ばない実力差を示された。
【弱強威】は元々が精神的に弱い者達である。
だからこそ、【弱強威】の【弱】とついているのである。
なので他者の【強さ】には敏感である。
相手が自分より遙かに圧倒的に強いと解ったらショックで何も出来ない。
上には上が居る。
それを存在感だけで示されているのである。
強い者が正義。
強さこそ全て。
強い事が一番として生きてきた【弱強威】にとって、これ以上の屈辱。
これ以上の敗北感は無い。
なぜなら自分の存在が、他に9999名も居る、その辺の雑魚として扱われたのだから。
そして、【セブンティーン・クラス・ミーティング】に集まった11名によるまるでくだらないものでも見るような視線。
下等生物を見ているかの様な蔑みの視線が、【弱強威】達のプライドをズタズタにしていた。
そんな【弱強威】達は地元では極端とも言える程、恐れられている存在達なのである。
だが、ここでは、虫けらでも見るかの様な扱いを受けている。
悔しくても逆らえない。
逆らえば死を通り越して存在の消滅が待っている。
何も残らない。
その絶望的な脅威が、【弱強威】達を震え上がらせた。
【ドゥラティア】は、
『あんま、図に乗るなよ、【弱強威】共。
あんまり目に余るようなら、こっちにも考えがあるからな。
言いたいことはそれだけだ。
消えろ』
と言った。
と同時に、【弱強威】達は戻される。
【弱強威】達は安堵する。
だが、【弱強威】達は知らない。
【セブンティーン・クラス・ミーティング】に集まった11名は決して最強の存在?では無いと言う事を。
上には上が居る。
それを【弱強威】の立場では知る事さえ許されていないのだ。
【弱強威】達は本能的にこの時の記憶を消した。
【弱強威】に釘を刺して戻した所で【出鱈目】の席次第17位にランクインしている【出体女連卯才技】代表【出体女連卯才技のぱねぇぱにぃちゃん】が、
『では今回は散会ということで皆様、お疲れ様でした』
と締めくくったのだった。




