第十八章2 【アンサー・クリエイト/序幕】2/無垢女似何依代(むくめじかよりしろ)の情報から始まる
【表現完全不可能】なそれをこの【世界】で現すのに必要なものは【概念外表現不可】の次元でかなりの【ダウンサイジング(弱体)化】を何度もさせる事が最低条件とし、その後で、それを【現実世界】に【顕現】するための【仮の身体】となる【無垢女似何依代】という【器】にほんの僅かだけ移す必要がある。
この表現は、【芳一】が自身の作品(【フィクション・レジェンド】など)で同じ様な【表現】(言葉もそのまま【ダウンサイジング】として)を使っており、それにより、【現実世界】でも【現実化】したものである。
では、【無垢女似何依代】とは何を意味するものか?
【無垢女似何依代】とは無垢な女性の姿を模したもので名称が【女似何】と呼ばれるものであり、【人間】に似ているが【人間】ではない【人間】とは全くの別物である。
仮に【人間】がなるとしてもその【人間】が持つ【邪神】や【欲望】などが少しでもあった場合は、【依代】とはなれない。
そのため、【人間】を模した全く別の【存在】として産まれたのが【無垢女似何依代】である。
【女性】は清らかな存在であるという幻想が生み出した産物である。
この【無垢女似何依代】は大変希少価値の高いものであり、本物はやろうとしただけで存在抹消となる絶対悪用不可となっている。
が、その需要はかなりあり、【本物】とは全く似ても似つかない【超粗悪品】とも言える【偽贋女似何依代】という、ちょっとした【高位存在】を【ダウンサイジング】したものを憑依させたものとの【性行為】が一部では流行っているとかいないとか・・・
ただ、【本物】の【無垢女似何依代】は【最低レベル】のものであってもこの【現実世界】において【最も高価な財宝】よりも【希少価値】が高いと言われている。
それだけ貴重なものなのである。
今、この【無垢女似何依代】を巡って何やらきな臭い動きが始まろうとしていた。
【無垢女似何依代】の紛い物が出回っているらしいのだ。
【無垢女似何依代】にも【依代】としての【性能】により【ランク】が存在するが、【本物としての基準性能】の条件を満たしていない【圏外】の【亜種女似何依代】が一部で確認されたという情報が【芳一】の耳に入ったのだった。
その上で、
【本物】/【無垢女似何依代】、
【基準値を満たさない圏外】/【亜種女似何依代】、
【本物とは似ても似つかない粗悪品】/【偽贋女似何依代】、
の3種を分類しておこうと思う。
【本物】/【無垢女似何依代】は【現時点で存在する】(未来においてはそれ以外も出る可能性がある)ランクは、上から
(01)【超絶上気品格】、
(02)【超上気品格】、
(03)【最上気品格】、
(04)【極上気品格】、
(05)【特上気品格】、
(06)【上気品格】、
(07)【気品格】、
(08)【絶対上品格】、
(09)【超上品格】、
(10)【最上品格】、
(11)【極上品格】、
(12)【特上品格】、
(13)【上品格】、
で表現される。
【本物】/【無垢女似何依代】の一番下の【上品格】の基準に満たないものが【基準値を満たさない圏外】/【亜種女似何依代】で【上品格】や【気品格】という言葉を使ってはいけないため、
ランクは、上から、
(14)【優品格】、
(15)【良品格】、
(16)【秀品格】、
(17)【中品格】、
で表現される。
【基準値を満たさない圏外】/【亜種女似何依代】の一番下の【中品格】の基準にも満たないものが全く別物の【粗悪品】として扱われる【本物とは似ても似つかない粗悪品】/【偽贋女似何依代】で【上品格】や【気品格】、【優品格】や【良品格】、【秀品格】や【中品格】という言葉も一切使えない。
ランクは、上から、
(18)【愛品格】、
(19)【恋品格】、
(20)【夢品格】、
(21)【朋品格】、
(22)【下品格】、
(23)【無品格】、
(24)【隷品格】、
となっている、下の3ランクはほぼ【ラブドール】扱いと大差ないとされる。
この下の3ランクがあるため、【偽贋女似何依代】はコンセプトは思い切り利用しているが、【無垢女似何依代】と【亜種女似何依代】とは、全くの別物として考えられているという。
この情報が【覇王】となった【芳一】が関係者から受けた最初の報告だった。




