第十八章10 【アンサー・クリエイト/新現】4/【超越】と【謎】と【超謎】と【出鱈目】のミドルランカー4
【超越】の17位にランキングした元、【超態至第13位】/蟻や蜂の様な特性を持つそれとは全く別の生命体【権要女王蟻蜂】から他の【超態至】を喰らったり進化変態した【重複権要女王蟻蜂】が居る様に、地球上でも存在する生き物と特徴と同じ様な特徴を持ち、名前にその名称が付いている存在?が居る。
今までの【超越】にはランキングしていなかったが、この度、ランキングの再構成に当たって台頭してきたのが、【超越】の23位にランキングした【雲絵花魁複腹蜘蛛】と言う存在?である。
これも【重複権要女王蟻蜂】同様に複数の個体を持つ種族ということになる。
【雲絵花魁複腹蜘蛛】とは、【雲の様なイラスト】を纏った複数の腹を持つ蜘蛛型の怪物と言える。
それを頂点として、同じ蜘蛛型の怪物として、
【雲絵女郎複腹蜘蛛】、
【雲絵禿複腹蜘蛛】、
という下位の同族が存在する。
普通、蜘蛛の魔物などは蜘蛛に似せているので足は8本あるが、糸を出す【腹部】は1つであるのが普通である。
元ネタとなる蜘蛛の身体は顔と頭がくっついていてそれを頭胸部または前体と呼んでいる。
それと糸を出す腹部または後体と呼ばれる2つで構成されている。
それ以外に足があると言う事になる。
【雲絵禿複腹蜘蛛】はこの形になっているが腹部が3つあり、3種類の【特殊な糸】を出すとされている。
【雲絵女郎複腹蜘蛛】はアラクネの様に【頭胸部】の上に女性の上半身がついている蜘蛛型の怪物となるが、腹部が5つあり、5種類の【特殊な糸】を出すとされている。
【雲絵花魁複腹蜘蛛】はアラクネの様に【頭胸部】の上に女性の上半身がついているだけでなく、その女性の上半身は阿修羅像の様に手が6本生えている。
また蜘蛛としての足は14本となっている。
腹部は7つあり、その内中央以外の6つの腹部には羽根がついていて分離して単独での行動が出来るというものになっている。
7つの腹部には【特殊な糸】以外にも【不思議な神具】などが複数入っていて出し入れが出来る【袋腹部】と呼ばれている。
また、手足や腹部などを変化させて人間型に擬態する事も出来るとされている。
【雲絵花魁複腹蜘蛛】は243体確認されており、【雲絵女郎複腹蜘蛛】はその30倍、【雲絵禿複腹蜘蛛】は5000倍以上が居るとされている。
【雲絵花魁複腹蜘蛛】の代表は、【稀称太夫】であり、【重複権要女王蟻蜂クイアンビー】とは旧知の仲であるとされている。
地球の生き物つながりという事でもう1体、ミドルランクには入らなかったが【超越】のダウンランクの91位にランキングしている【蠍型】の【多終体姫媛蠍】の代表である【第1種神祖姫】と3名でつるむことが多いとされている。
ついでだから【多終体姫媛蠍】についても説明するが、【多終体】とはいわゆる【蠍のしっぽ】が複数あると言う事である。
【多終体蠍】と言う【蠍の化け物】の種族の中には特別な力を持つ個体が誕生し、それをまるで【プリンセス】を敬うかの様に持ち上げると言う習性がある。
その同種族から持ち上げられた【多終体蠍】はやがて、【多終体姫媛蠍】と呼ばれる様になり、女王の様な立場になるが、完全に【多終体蠍】を服従させる事が出来るという訳ではない。
あくまでも象徴的な立場であり、実力がないと思われると【多終体蠍】によって食料とされる場合もある。
だが、絶対的に【多終体蠍】を服従させる事が出来る【多終体姫媛蠍】が誕生する場合があり、それには、【第1種】から【第10種】までのランキングがつく。
数字が少ないほどより強い権力を持ち、1つ位が違うだけで天地の実力差があるとされている。
その中でも【第1種】とされるのは111個体しか存在しないとされ、【第1種神祖姫】はその内の1体となる。




