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詩シリーズ

君は潔癖性だった

作者: 沖宮途良

君は潔癖性だった


綺麗にしていないと気が済まなくて


アルコール除菌スプレー持ち歩き


マスクを着用完全防備


やり過ぎだと周りから言われるのが当たり前だったね


菌を死滅させて空気が美味しいと呟く君を


滑稽だと笑う人もいたけれど


今や君が世界の中心さ


君のお陰で僕の周りは安心して暮らせるのさ


ありがとうキレイ好きでいてくれて


君のお陰で明日があるよ


君は潔癖性だったけど今やみんなのヒーローさ


手洗いうがい除菌スプレーマスクを着用


僕らの毎日手放せない


それが今の常識さ


時間は巡り人も変わる


今やみんなのヒーローの君は色んな場所で引っ張りだこ


キレイなお陰で風邪もひかなくなりました


生活が変わり休みが増えました


良いことも悪いことも菌と一緒に消しましょう


だってそれが今の普通の基盤になっていくんだから


慣れてしまえばこちらのもので


僕らが自分で歩く道も


君が照らしてくれた道しるべがあったから


君は今やヒーロー


除菌スプレーを片手に持ち歩くヒーロー


いつか世界が前と同じに戻っても


もう誰も君の事を笑ったりしないよ


ありがとう居てくれて


ありがとう教えてくれて


明日のために僕も勉強しているんだ


少しでも長く生きるんだ


簡単なことだから出来るんだ


継続は力なりとはよく言うもので


身体に行動が染み付いていくよ


君は潔癖性だった


今や僕も同じさ


だけど今はもう世界がみんな同じ穴のムジナだ


世界中が潔癖性ならもうそれは潔癖性なんかじゃない


単なる綺麗好きなんだよ


君のことは過去で未來で現在だ


だからまだまだ導いてね



(あらすじからの続き)ちなみにこの詩の場合の“君”が“潔癖性”だと言っていたのは周りだけで本人にとっては、特に何も思っていないパターンです。テレビのひとは参考にしただけで完全なフィクションです。

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