勇者&魔王
勇者(JDくらいの年齢)と魔王のコンビです。ではどうぞ!
世界の光と闇「勇者と魔王」。常に反目するこの2名がコンビを組んだ!誰もが望み、達成されることはないだろうと思ったこのコンビは、いったいどのような漫才を披露してくれるのか。ではいってみましょう!コンビ「ゆうまゆう」の登場です!!
「はいどーもー!ゆうまゆうと申します!よろしくお願いします!」
「うむ、くるしゅうない」
「いきなり上からのあいさつで申し訳ないんですけれどもね。まあ漫才、がんばっていこうと思いますけれども」
「なあ、勇者よ」
「はいはいどうしました?」
「このコンビ名はなんだ」
「え?なにかご不満が?」
「当たり前であろうが!勇者のゆうという文字に、余のまという字が挟まれているではないか!これでは貴様が圧倒的強者のようではないか!」
「いやいや、たかがコンビ名でおおげさですよ。」
「何を言うか!名は体を表すという言葉があるくらいだ。名を軽んじてはいかんぞ!」
「そうですか。まあコンビ名の変更はもうできないのであきらめてください」
「ぐぬぅ。今回だけだぞ。」
「ありがとうございます」
「それはそうと、もうすぐ暑い季節が来ますねー」
「うむ!余が最も好きな季節だな!」
「そうなんですか!なんでこの季節が一番好きなんですか?」
「決まっておろう!女子の服が薄くなるからだ!」
「思ったよりも俗っぽくてゲスい理由ですね」
「ゲスいは言い過ぎであろう...まあいい。余はこの季節に、ナンパというものをしてみたいのだ!」
「では、僕が女性役をやるので、かっこよくナンパしてみてください」
「あいわかった」
...-ザパーン(波の音)
「そこな女!」
「はい?」
「余の横に侍れ(はべれ)!!」
「ちょっと待った!」
「うむ?どうしたというのだ?」
「高圧的すぎる!そんなんじゃ絶対成功しないですよ。」
「ふむ、魔界の女はこれで落ちるのだがな...では文句を変えてみよう」
「そこな女!」
「はい?」
「余に跪く(ひざまずく)がよい!」
「待って待って!これナンパですよね?」
「うむ!魔界の海では必ず成功していたぞ!」
「それ多分、断った後が怖いからじゃないですか?」
「なんと!」
「とりあえず、高圧的な言動を何とかしましょう」
「やってみよう」
「そこな女」
「はい?」
「余とともにひと夏の思い出をつくらぬか?」
「あら素敵。どんな思い出を作ってくれるのかしら?」
「あそこにホテルがあるだろう?そこで…」
バシーン!!
「手が早い!!」
「ダメなのか!?」
「ダメに決まってるじゃないですか!もっと雰囲気大事にしないと!これじゃただの下種魔王ですよ!」
「なっ!?下種魔王だと?この超絶ハンサムチョベリグダンディストの余を捕まえて?」
「下種でしょうが!ったく、もう1回いきますよ」
「余とともにひと夏の思い出をつくらぬか?」
「あら素敵。どんな思い出を作ってくれるのかしら?」
「まずはともにかき氷でも食べようではないか。その後は、バナナボートで海原へ繰り出そうぞ!」
「楽しそうね!ぜひご一緒させてくださいな。」
「やればできるじゃないですか!」
「当たり前だ!余は魔王なるぞ」
「最初からやって欲しかったですね」
「しかし、ここまでナンパというものがめんどくさいとは思わなかったぞ。やはり、声をかけてすぐにホテルに行ったほうがいいのではないか?」
「やっぱり下種じゃないですか。いい加減にしてください」
「「どうもありがとうございました~」」
うーん、もう少しコンパクトにしたほうがいいのかな?