「 追想 」
今は亡き君へ
「001 潮騒」
人の心は時として焔と燃え盛る
そのエネルギーはどこからくるのか
月明かりの下で潮騒を聴きながら
エネルギーの由来に包まれてみたい
人は時として寂しい気持になった
潮騒は浜辺の絵を描いてみせた
遠くに見えた人影が不意に眼前に
一つの心が別の心を捉えた瞬間
寄する波は幸せな気分をくれた
人の心はざわざわ騒ぐ潮騒に似る
潮騒のリズムは永遠に変らないのに
人の心の潮騒は無情にも変転する
一つの心が別の心から離れる瞬間
退ぞく波は不幸な気分をくれる
潮騒は人の命よりも長く続くのだ
潮騒は月がもたらした愛のかたち
心が打ち変ろうと忘れることなく
人の人生よりも永く続く真実の愛
潮騒に抱かれて永遠に寝ていたい
潮騒がエネルギーをくれるからだ
「002 遥かな別れ」
ピアノは繰返えす
閉じ込めた想い出を探るように
そのリフレインは
閉ざした心の扉を何度も揺する
ああ揺すらないで
あの想いは二度と感じたくない
いや感じたいのに
感じてはいけない禁断の想いを
遥か遠くに捨てた
懐かしく想いだされるようにと
人の心は弱いもの
波が繰返して寄せくるように
消えては湧き出す
寂しさ悲しさ虚しさ懐かしさ
それらを乗越えて
静かな心にもどれと言うように
ピアノは繰返す
想い出に負けずに心を静めよと
遥かな別れこそ
新しいはじまりと思えないかと
創造は示している
すべては人の学びなればこそと
そこには愛があり
生きる歓びを人の心に送り込む
ピアノは諭した
遥かなる別れは永遠の愛なりと
「003 小さい春」
ぴあのよありがとう
恋する心の有り様を
教えてくれたんだね
誰にもあると想うよ
内部から湧き上がる
純愛という名の恋愛
吾が心の純愛の主は
古き前世の愛の約束
セピア色の写真の君
ひっそりと心の中に
君を想えば微笑みが
心を癒す幸せな一瞬
今の世ですれ違う時
他に何も要らないよ
君の想いが伝われば
ひそかに送る想いは
君の胸にそそがれる
確かな愛のエネルギ
これが小さい春だと
ぴあのは私に教えて
愛の形を制限したの
辛くても純愛で包む
心の疼きや欲望の嵐
それも小さい春の証
ありがとう
ぴあのよ
今日も元気になれた
「004 静かな生活」
朝霧の中
静かに響く
ピアノの音の流れ
目覚めたわたしの隣に
君が眠る
遥か遠い
宇宙の中に
ぽつんと浮いた惑星
海辺の静かな佇まいに
住む二人
霧が晴れ
花々が開き
緑は活き活きと輝き
テラの喧騒争いは無く
みな笑顔
出逢いは
遥かな宇宙
ふたりして一目ぼれ
この惑星を愛の住居に
宙駈ける
幾人生を
生きて来た
ふたつの命の約束を
やっと果たし安堵する
愛の生活
憧れてた
静かな生活
見合す瞳に幸せの色
ピアノはいつも奏でる
愛の調べ
忘れずに
創造に感謝
心が満ちたりること
それが幸せということ
忘れずに
「005 セピア色の写真」
ふと開いた本の頁の間から
はらりと落ちた一枚の写真
セピア色になった
どうやら遠い日の記録
髪にティアラをつけ
絵柄の訪問着を着て
白いコートを羽織り
ショールを片手に
微笑む君
この写真の君に
私は逢ったことがない
何故ここにあるのか
それを知りたければ
心の中をさぐれと
写真は笑って言う
ピアノは急かす
これでも想いださないかと
扉を抜けて向うに行けば
いつも逢えるんだ
心の扉を開いて
セピア色の写真の中にいる
君に逢いに行けと
「006 夜の舗道」
夜の舗道を君と歩きたい
何処までも何時までも
腕を組み寄りかかる君を
支えて歩く幸せな時を
ゆっくり時には歩を止め
見交わす瞳の奥を見る
月明かりが白く照らす道
何時も二人しかいない
静かに想いは高まりきて
そっと向かい合う二人
くちづけては抱きしめて
月の嫉妬まで誘いだし
いっそう煌々と照る月は
シルエットを描き出す
ふと気がついて見回せば
木々の妖精草花の妖精
ふたりを囲んで微笑みて
手に手をとりて踊り出す
ありがとう妖精のみんな
ふたりの心を伝えれば
ふたりも妖精たちもみな
扉を抜けて宙の世界へ
夜の舗道には誰もいない
月が静かに照らすのみ
「007 二日間の旅」
扉を抜けて
でかけた宇宙への
二日間の旅で
君に出逢った
デリーラは詠う
私の名は
デリーラという
どこから来たのか
由来は知らぬ
デリーラの名は
夢みるものに相応しい
ただそれだけで
微笑むわたし
畳まれし
遠い記憶を紐解けば
前世の先の
そのまた前世
活き活きと
脳裏に浮かぶ走馬灯
宇宙の深くへ
飛ぶその想い
若き日に
和服の似合うデリーラ
若く眩しく
艶やかにあり
出歩けば
男を魅了する女王さま
その時逢えば
わたしの虜
口説かれて
伴侶となりて幾星霜
いまだに若く
ぴちぴち元気
いま気付いて
うれしその名デリーラ
女を磨いて
更に艶やか
眼を瞑れば
若き日が眼の前に
戻りてうれし
逢うえにし
創造の愛に
守られて生きる日々
デリーラの心に
感謝が満ちて
ああ
燃え上がる
ふたりの想いが
宇宙の彼方で
たすきがけ
「008 愛につつまれて」
きみは幸せなのかと
リフレィン
ピアノが訊いている
わたしも知りたいの
メールでね
お返事を貰いたいな
セピア色のあなたは
熱烈な恋で
幸せになったはずね
今きみはAGE35
充実の人生
何不自由のない生活
本当にそうなのかな
本心はどう
実はこんなはずでは
一時の燃え上がりが
惰性を造り
そのまま虚しさへと
心はふらふらと歩き
恋に恋して
フェロモンふりまく
そんな姿が見え隠れ
本当なのか
いいえこれは邪推ね
きみはいつも笑顔で
愛に包まれ
幸せに過ごしている
夢を描き続けようよ
きみの夢は
いつか見事に花開く
ゆるぎない愛の形が
きっとある
永遠の愛に包まれて
幸せはこれなんだと
きみは知る
創造の掟の中での愛
ぴあのは頷いて言う
その愛こそ
ぴあのの奏でたい曲
愛は永遠に続くもの
尽きないで
きみに注がれるもの
「009 夜風に誘われて」
沈んだ心に夜風が誘う
思い出の中にひそめた
せぴあの恋人と歩けと
恋人は夜風の中に現れ
笑顔で飛びついてきて
胸に顔を埋めてわらう
箱の中での密かなキス
幻ではないと確信する
抱きあいは再び蘇りぬ
くるくる廻る世界あり
ふたりの想いの高まり
夜風の中でくちうつし
夜風は誘う木々の道へ
腕くみ歩く恋する二人
世界は二人だけのもの
すべては夜風の見せた
せぴあ色の想いの世界
消えることのない記憶
夜風が誘う愛の世界は
秘密の扉を通り抜けた
永遠の愛に充ちた世界
今夜はきみとふたりで
夜風に誘われて歩こう
セピア色でない世界を
「010 やすらぎの訪れ」
ある日突然にそれは現れた
愛の絆の片鱗
もう人生ではそれは無いと
想われたもの
これはもっと深い絆を見せ
胸を騒がせた
一枚のセピア色の写真の中
微笑む姿から
癒しの波動が伝わってきて
心やすらぎぬ
想いは過去へ未来へと飛ぶ
タイムマシン
想いだけで扉はいつも導く
魅惑の世界へ
時空は何の妨げにもならず
絡み合う想念
溶け合いてやすらぎの訪れ
愛と和の世界
魅惑してくれた君に感謝だ
ありがとう!
「011 雪のエチュード」
キラキラと輝いて
パウダースノーの舞った日だった
気まぐれなほどに
人の心は風に踊り遠くへと旅立つ
懐かしさを噛締め
由緒ある城に向かって歩いていく
人々のあそぶ公園
ベンチに長い間座って過去をみた
過去世の記憶かも
黒髪をぷっつり切った君が見えた
そうだあの時の君
病気のために顔の美は失せていた
しかし心は美しく
優しく気丈で比類のない武士の妻
過去世の中にいて
愛を感じつつくちづけたのは幻覚
突然の不幸な別れ
蘇る戦乱のあの大いなる事件の日
気がつけば現世の
しがらみの中にいて車で走る現実
眼の前をひらりと
飛んだものは風の花だと人のいう
それは無垢な粉雪
現れて吾を揺すっては消え失せた
一つの時は過ぎ
永遠の思い出となりキラキラ輝く
「012 めぐり逢い」
めぐり逢いには濃淡があり
色があるの
淡いものは
すべて人生の過去へと去った
すれ違いの
特別な意味の無い一期一会で
何も大きな
意味は無いその出逢いにすら
意味があり
創造の賜物としてありがとう
濃いものは
人の心の奥に沈殿しつづける
特異な関係
すべては被発見から始まった
突然の発見
見事に惹きこまれる人生模様
生命の持つ
予定の記憶が突然に開かれて
眠っていた
相手の記憶を解きほぐしつつ
造りだした
愛の疼きに耐えかねる日々を
現世の学び
別々の筋道となれば悲しくも
波動の色の
違いを知りて純粋な愛の色に
塗り変えし
想いの色は純なマリンブルー
時空は移る
広場でのくちづけを機として
一幕は終り
また次の出逢いのはじまりが
「013 月光の二人」
昔の地球に月光が射した
ピアノは不思議なおんな
バイオリンを惹きつけた
ピアノの中に燃えた焔は
恋のようにきらきら輝き
その背後にはめらめらと
嫉妬心も燃えて見えたが
考えれば惹かれる因縁は
前世にあったように見え
バイオリンが素直になり
ピアノの心を受け入れた
ピアノは既に長い人生を
歩きしがらみの中に居て
バイオリンもしがらみに
縛られ壊せるものでない
それでもなお
ピアノは学びを欲しがり
拒否すべきものでもない
バイオリンもこの学びを
壊してしまいたくないと
互いにすべてを認め合い
純粋な愛で結ばれたくて
ふたりの愛で産みだせる
進化と再びの出逢い想い
今はハーモニーが欲しい
互いに畏敬の心をもって
認めあい愛しあいたいと
そうしたら
今からの残りの人生をも
心豊かに生き続けられる
月明かりで誓った二人は
今どんな人生を歩むのか
頬寄せて写るセピア色の
前世の写真が蘇る時には
今宵も月光が地球を射す
そっと愉しむピアノ曲に
吾が妄想は宇宙に飛びて
留まるところを知らない
どこまでもひたすら漂う
「014 まどろみの中で」
創造の分身宿りし吾が身
前世を伝えるインパルス
人の想いは夢で創造する
それが不可能なものでも
それが無常な一瞬であり
悲しみを誘うものであれ
無限の愛と優しさを感じ
儚い夢でも創造に感謝し
あの夢を再びと願いつつ
まどろみの中へとしずむ
まどろむ時隣に君がいる
そんな素敵な夢を見たい
何もなくてもそれだけで
吾が心に静けさが蘇りて
吾が創造に感謝する気持
溢れて泪すら込み上げる
創造の愛永遠に吾に注ぎ
その愛を私も君に注がん
そして今日も
まどろみの中で君と共に
まったりとした夢を見ん
「015 心の波紋」
あなた
見ていますか
心の波紋
大なぎ
それは安心の
まどろみ
雨だれ
次々と予感の
エネルギ
雨降り
予感の輪無数
胸が騒ぐ
さざ波
不安つのりて
いらだち
波高く
悲しみ高まり
胸張裂け
波低く
想い落ち込み
胸ふさぐ
嵐吹き
身の中で荒れ
嫉妬模様
波紋は
想いがつくる
心の絵画
微笑み
眼をつむれば
波納まり
うねり
我身を揺すり
穏やかに
凪には
心健やかにて
鋭敏なり
宇宙の
愛を感じつつ
幸せなり
すべて
我心のしめす
心の波紋
「016 風の道」
風になりたい
地球に縛られるなら
透明な風になりたい
何処にでも行けるし
だれにも見られない
なににでもいつでも
自由に触れ愛撫でき
何ものの想いをすら
すべてを感じとれる
風になりたい
風は君の頬に触れて
くちびるへとキスし
君の手を握るように
そっと包んでやれる
君を巻きながら抱き
持ち上げてベッドに
君をやさしく愛撫し
君の想いを高まらせ
愛のエネルギを射れ
創造の愛を君に注ぐ
風になりたい
扉を押し開けば風は
宇宙の何処へも行き
いずこにいる君にも
愛のエネルギを送り
君のすべてを愛撫し
幸せにできるだろう
宇宙の彼方まで飛び
そこで君に逢いたい
風になりたい
透明で不自由のない
自由な道を行く風に
「017 朝もやの中で」
朝もやの中を
風は漂い想う
行こう約束の時空へ今すぐ
疾風となりて
定まりし道を
無心に走りて風は進み行く
時空に至れば
微笑みの霧と
もやもやふわふわ絡みつつ
戸惑いは安堵
安堵は幸せに
霧は風と共に舞い上がりて
箱が思い出の
時空に導けば
霧は風に巻かれて踊り出す
時空は連なり
傾き行く地軸
風は霧を支え霧も風を支え
陽の昇る地の
怪しげな時空
見上げれば懐かしの輪の輪
空は意地悪の
雨に濡れしも
風と霧との飛ぶのを妨げず
飛ぶ風と霧の
懐かしの再現
地軸の異常と咎める者あり
風香り霧湿る
自然のままに
再び空中を飛びつつ絡みて
危なげな空間
空も妖しげに
大蛇のくねりを行く風と霧
熱き時空あり
暫し留まりて
匂い嗅ぎ香り吸い色を知る
天の浮き船で
懐かしの宇宙
霧の想い激しくて地見えず
地に降りれば
妖しげな時空
想念絡みて霧のすべて晴れ
光と影の世界
想い留めつつ
絡みて踊る風と霧のロンド
朝もやの中を
風と霧は行く
どこまでも留まらずに行く
「018 若葉のささやき」
知りたいことがあれば
吾に尋ねよという若葉
若葉如きにそんなこと
できるのかと疑う心に
風が運んでくるのさと
微笑を浮かべて諭す葉
別れた彼女の消息をと
はやる心を押しとめて
風がくるまでは気長に
待つのと若葉は微笑む
そんなら風に聞くぞと
怒りの感情丸だしの心
風は何処にでも行けて
何ものとも自由に触れ
その想い読取りて走る
創造の意識に似たもの
風よ伝えてくれ若葉に
吾が恋人何を想うかと
若葉よ何を聞いたのか
良い事を伝えておくれ
悪いことは言わぬが花
恋人の想い今いずこに
その想い此処にあらず
諦めよ鎮まれよ忘れよ
若葉はただそう囁きて
風に揺られて微笑めり
燃えるものは消え行き
残るのは過去の想い出
心は変るものさと若葉
慰めのウインクをする
恋の季節若葉は忙しい
聞くんじゃ無かったあ
「019 心の旅」
心はいつも旅をしている
生まれたばかりの時には
母の胸に抱かれて穏やか
心は母の心の中に旅した
物心つけば物欲に騒ぎて
友と争い兄弟と争い起す
心は喜怒哀楽をめぐった
若くしてお姉さんに逢い
初恋に陥れば切ない心は
飛び出して彼女のそばに
時節は過ぎ心は穏やかに
総てを忘れ日常にかまけ
彷徨うはビルの谷間のみ
ふと気がつけば心虚しく
遠くに旅したいと願う心
想い出せば時空に扉あり
吾が心は自由だと知れば
これまでの天国と地獄は
何処にもなく吾が心の中
吾が心は自由に羽ばたき
人に恋をして人を愛して
人の心といつも行き来し
時には心は喜びに充ちて
時には心は怒りに震えて
時には心は哀しみに沈み
時には心は楽しみに膨れ
吾が生命の成長のために
止まらず心は旅を続ける
「020 青い睡蓮よ 」
青い睡蓮よ
君に逢いたい
行けばいつでも
逢えるのに
行けない
青い睡蓮よ
芯の明かりが
魅了して誘うが
手をだせず
触れない
青い睡蓮よ
重なる花弁が
水の上に浮いて
その美しさ
妖しげに
青い睡蓮よ
魔物のように
引き込むように
艶然として
微笑む
「021 かすかな予感」
静かに目を閉じれば
君との約束の宇宙が見える
無限の空間の中で
二人だけの宇宙船
何を使命にしてかは
判らない
それでも二人は
飛躍する
別の宇宙空間へと
これは何時のことか
君と私にはわかっているよ
明かすわけには
いかない意識の
中にはっきり記憶
しておこう
二人の新しい
人生の姿
インパルスにして
双子の子は水瓶に中に
そっと浮かびつつ愛されて
香りを宇宙に産み
愛は再びの人生を
継ぐは浩明であり
みな優しい
二人で本当に
創造を知る
人生を歩きたい
ピアノは奏でる
そんな二人の次の人生の
かすかな予感を
「022 静かな別れ」
君との縁は雑誌の読者欄
偶然眼にした君の投書文
何気なく心が惹き込まれ
最初の文を書いたのは私
25の君18の私だった
君は私の憧れの女になり
私に恋心が起きるのには
時間などはいらなかった
大人の君を知り有頂天で
君に甘えてばかりだった
私の初恋は燃えあがって
君はきっともてあました
それを知らなかった私は
君と結婚したいと迫った
逢ったのは数度しかなく
手すら握りもしないのに
私は母に結婚を宣言した
君も母にそれを打明けた
二人の母たちは動転して
駆けつけて想い留まれと
私は醒めたし君も醒めた
君への思慕の心は変らず
君の書いてくれた啄木は
私の胸の中に今もあるよ
函館の
青柳町こそ
かなしけれ
友の恋歌
矢ぐるまの花
啄木を書いた君の愛情に
私は今も感謝しています
悲しくなる心を抑えても
明るく付き合いを続けた
二人のその後の三年間を
私は今も忘れないでいる
時間は恋心を風化させて
静かな別れを与えてくれ
今君はどうしているかと
想い起して懐かしくなる
あの青春の四年間の君は
私にとって素敵な女神だ
小柄な君の黒髪と笑顔を
変らずに胸に残した初恋
ありがとうね久美子さん
素敵な人生を歩いたよね
ああ甘酸っぱいわが初恋
「023 めぐる想い出」
できるものなら
タイムマシンに乗り
遠い過去に戻って
君との出逢いを
探したい
できるものなら
出逢えた君とともに
素敵な恋に燃えて
創造の愛を語り
過したい
できるものなら
愛を育みつつ結婚し
いつまでも変らず
愛の営みを続け
生きたい
タイムマシンで
過去を変えるなんて
できない相談だし
はさみは瓶から
飛び出す
そうだとすれば
タイムマシンで飛び
新しい未来を造り
永遠の愛を誓い
生きよう
その未来の愛を
いまから育む幸せに
創造の事情も知り
お互いのすべて
認めよう
想い出はめぐる
繰返す人生の幾星霜
創造の存在に感謝
お互いの生命に
微笑もう
「024 私の心よ」
私の心よ
お前は幾つになっても
か弱くて傷つき易い
支えがあるようで無く
不安定でころころ変る
いつも悪い方に解釈し
孤独に耐えられなく
無視されれば萎縮し
潰れてしまう弱虫だ
どんなに修行をして
厳しい訓練をしても
強くなれないものだ
判るのはそれだけだ
私の心よ
黙っていては決して
相手には伝わらない
以心伝心などないぞ
心の内を今伝えよう
心は言葉として現れ
生きている言葉は
ブラスやマイナスの
エネルギーを発する
プラスは心を癒すが
マイナスは失望させ
心をからからにして
活力をみな奪いさる
私の心よ
心のもち方ではなく
言葉の使い方こそが
お前をころころ変え
人生を鬱に演出する
言葉によって言葉の
通りに私は変われる
それは言葉の絵筆で
描かれた映像の実現
創造の法則に従いて
進化の道へと歩みを
戻して中性プラスの
映像に従って歩もう
私の心よ
「025 風車のように」
自然の中で
吹く風に
身をまかせ
廻っていたいな
かざぐるまのように
自然の中で
川の流れに
身をまかせ
流れていたいな
ささの小舟のように
自然の中で
降る雨に
身をまかせ
濡れてみたいな
花々や木々のように
自然の中で
波打つ潮に
身をまかせ
浮いてみたいな
蓋をした瓶のように
自然の中で
昇る気流に
身をまかせ
駆け上りたいな
あの積乱雲のように
自然の中で
輝く光に
身をまかせ
生きてみたいな
創造の命望むままに
きみとふたり
自然の中で
吹く風に
身をまかせ
廻っていようよ
かざぐるまのように
「026 夾竹桃の君」
雨に濡れ
緑の葉と空の青に映え
とても華やかな紅色で
すっきりとして彼を誘う
夾竹桃の君
恋に悩む
友情との板ばさみあり
真摯な心は相手に通じ
きっと彼に愛されるのさ
夾竹桃の君
君は強い
どんな環境も生き抜き
彼と共にとても素敵な
愛の家庭を築ける予感さ
夾竹桃の君
「027 月に向かって」
行こうよ
満月のあの月へ
何に乗って?
いいえ
ただ着いたと思えば
それで良いの
そう思えば
君はもう
月の上に居るよ
私は何時もそこにいて
君を待っているよ
おいでよ
満月のこの月へ
早いのは?
そうだ
ドラエもんの扉を
開ければいいの
前のように
君はもう
私の傍に居るよ
私も月が好きだから
君と此処に居たい
さあ行こう
満月のあの月へ
今度はなに?
そうよ
唇を合わせて
好きという
呪文を
唱えれば
二人は一緒に
何処にでも行けるの
月の世界以外にも
さあ行こう!
「028 風に抱かれて」
あの
静かな空間で
君も僕もなく
ただ
もやの中に漂い
安寧の時間を
創造の懐に
抱かれて眠り
ああ
再びの出逢いを
想いて
彼岸の風に
抱かれた
あの頃
いま
再び生まれて
君と僕に別れ
みな
喧騒の中にあり
創造を忘れて
我欲の中で
一人苦しむ
ああ
西風の女神よ
こんな
妖精ユニコ
懐に抱いて
今すぐ
あす
未来の時代に
再び現れて
みな
創造の愛の中で
法則を信頼し
掟に従う
ああ
西風の女神よ
その時
妖精ユニコ
君の中で
融ける
創造よ
西風の女神を
産み出してくれて
ありがとう
「029 踊りつかれて」
生まれてから
ずっと
踊り続けていたと想う
父母の喜ぶように
祖父母の喜ぶように
裏切らずに
物心付いたら
ずっと
踊り続けていたと想う
先生の歓ぶように
友達や周囲が歓ぶように
悲しみ隠して
思春期にこそ
ずっと
踊り続けていたと想う
彼女が歓ぶように
結婚相手が歓ぶように
一途になって
子育ての時期
それも
踊り続けていたと想う
子供が歓ぶように
疲れた妻が歓ぶように
仕事は適当に
巣立ちの後も
ずっと
踊り続けていたと想う
会社が歓ぶように
妻を少しは楽させようと
会社を辞めた
飛び出した後
やはり
踊り続けていたと想う
自分が歓ぶように
世の為に何かしようと
努力してみた
踊りつかれて
判った
我慢して踊ることはない
私の命が歓ぶように
皆の命が歓ぶように
流れのままに
踊りつかれて
やっと
自然に生きることを知り
人生の意味を知り
愛することも知り
創造に従いて
創造に抱かれ
本当に
気取らず踊らず頑張らず
自然のままにして
愛を育みながら
生きて行こう
「030 木陰の誘い」
いらっしゃいって
木陰が誘っているよ
話すことが一杯
あるでしょ
胸の中に
いらっしゃいって
木陰が誘っているよ
話せなかったら
プシケが疼いて
しまうでしょ
胸の中で
いらっしゃいって
木陰が誘っているよ
話は尽きないで
湧くでしょ
胸の奥で
いらっしゃいって
木陰が誘っているよ
話せば話すほど
判るでしょ
胸の奥が
「031 追想-晩夏-」
過ぎ去りし日を 想いだせば
熱き一夏の ものがたり
冬に芽生えし 命の芽
春に葉を出し 蕾つけ
夏には紅き 花咲かせ
秋にその花 実を結ぶ
創造の愛は かくありき
自然の愛は うらぎらず
冬に芽生えし 恋の芽は
春にいくらか ふくらみて
夏には紅く 燃え上がり
秋には冷えて 萎むなり
人間の愛は かくありき
燃えては醒めて うらぎりて
過ぎ去りし日は 遠く去り
熱き一夏の 夢去りぬ
ああ追想の はかなきや
創造の愛は 永遠に
「032 夢で逢えたら」
夢で逢いましょう
姿は見られない
声も聞かれない
天候も邪魔せず
周囲の騒音にも
誰にも邪魔されない
着る物なんか
お化粧なんか
時間なんか
場所なんか
何も心配しなくていい
一緒にいられ
好きな姿をし
好きな装いを
好きな化粧を
ただ想うだけでできる
スターゲート
好きなように
通過していく
自由な飛行で
ハーデルの夢の世界へ
ギャニオンは誘う
私と君を夢の中に
そこでならいつも
自由なのさと言う
夢で逢えたら嬉しいよ
「033 さざ波のように」
心の水面に
小石を落とせば
できる波紋は
白芙蓉の花弁の姿で
さざ波のように広がり
力はおしべから
真っ直ぐに
突き進む
瞬の間に
到達して
力はめしべから
波動となりて入り込み
紅芙蓉の花弁を震わせ
さざ波の波紋は
静かに広がる
心の水面に
「034 星の眠り」
双子座の君と水瓶座の私が
何処で出会うか
二人にはまだ今は判らない
それでも逢える
その希望を胸に秘めて行く
人生の荊の道を
創造の法則と掟に従いつつ
元気に生きよう
夜空にまたたく星の眠りを
知っていますか
かすかな寝息の音が聞える
宇宙空間の深み
そっと二人で抜けて行こう
気づかれないで
あのアンドロメダの彼方に
約束の日没の時
扉を開ければいつでも逢え
波動は共振して
絡みて溶け合い昇華すれば
想いは一つなり
地球から宇宙への約束の道
真っ直ぐに辿り
宇宙の果てで衣を着替えて
新しい人生の道
秘め事は
星の眠りに助けられ
密やかに
星座の廻るのにつれ
愛を育む
「035 ぬくもりにふれて」
暑い夏が去れば
君には
憂いの秋がくると
君は言う
憂いの秋はまた
君には
ぬくもりにふれて
いい季節
ぬくもりへの扉
君には
たった一つの呪文
あるのみ
呪文は想念の力
君には
時間も空間もない
存在だよ
時空はいつでも
君には
制限など与えずに
自由だよ
飛んでお行きよ
君には
紫とのぬくもりが
大切だよ
秋の憂いなどは
君には
どんな寂しさをも
与えない
秘め事は
ぬくもりにふれて
密やかに
ゆっくりと暖まり
愛を育む
「036 瞳を閉じて」
瞳を閉じて
姿を想い浮かべ
発するサーロメ
それは
君への愛の証
吾が創造から
君の創造へと
吾がプシケから
君のプシケへと
吾が意識から
君の意識へと
瞳を閉じて
確かな橋を架け
送るサーロメ
想いを載せて
それは
君への愛の印
吾が命から
君の命へと
吾が心から
君の心へと
吾が意識から
君の意識へと
瞳を閉じて
自由な弦を結び
共振するサーロメ
想いを伝え合う
それは
二人の愛の調べ
「037 ノクターンが聞える」
澄み切った
秋の星空
バルコニーに
でれば
星々から
微かに届く
ノクターンが
聴こえる
聴き取れば
疲れた心
澄み切らせて
くれる
癒しの音
胸を震わせ
ノクターンに
共鳴する
抱きあえば
熱い想い
ブーメランに
なりて
二人の胸
高鳴らせて
ノクターンを
連弾する
秘め事は
ノクターンに包まれ
密やかに
静かに揺れ動きつつ
愛を育む
「038 宇宙での再会」
いつ出逢えるか
それは判らないけど
それでも赤い糸は
確実に結ばれている
切れようもなく
双子の印の時に
君は生まれているよ
何時の時代も同じ
忘れようもないあの
魅力的な笑顔で
水瓶の印の時に
私は生まれているよ
いつもの顔をして
深遠の宇宙の彼方で
お互いを見つけ
宇宙時代の時に
意識は決して忘れず
ハーデルの誓いが
二人の心に蘇えれば
Fall-in-Love
秘め事は
心というの内宇宙で
密やかに
純愛という未来への
愛を育む
「039 真心」
宇宙の果て
何処にいようと
君に送ります
私の真心を
受け止めるよ
君の真心を
宇宙の果て
何処にいようと
必ず見つけて
抱締めるよ
絶対に離さず
真心一つに
宇宙の果て
何処にいようと
愛する二人は
一身同体に
真心を育もう
創造の中で
秘め事は
内なる宇宙で
密やかに
真のパートナーの
愛を育む
「040 すべてをじっと」
じっと
互いの顔を見つめれば
動き出す
前世の記録インパルス
ぴぴぴび
じっと
ふたりの両手のひらを
合わせて
二人の氣力を廻しあい
熱くなり
じっと
互いに眼を見つめあい
覗き込み
二人の思いの底の底を
確め合い
じっと
重ねた唇の温みを通し
燃え立ち
約束の赤い糸の恋心を
認め合い
じっと
抱合い胸を合わせれば
こみ上る
数世にわたるこの想い
懐かしく
湧き上がる恋の炎
秘め事は
約束通り
密やかに
深く静かに
愛を育む
「041 心 穏やかに」
穏やかに響くピアノ
燦々と射し込む陽の光
ゆったりとそよぐ風
地球の秋に似た季節
遥かに遠い惑星の世界
ふたりだけの愛の巣
薄いカーテンは風に
吹かれてひらひら靡き
魅惑する香りが漂う
愛する君はベッドで
陽のノックさえ知らずに
ゆったりとまどろむ
あの憂さはすっかり
地球の地においてきた
なんと穏やかなこと
愛する者は君の隣に
いつも一緒にいるから
穏やかに眠りなさい
地球には四季がある
宇宙では心の四季こそ
心穏やかに生きる術
懐かしい地球をこそ
空の綺麗な星に返して
あの愛の巣に戻ろう
心の四季は愛の四季
めぐる毎に愛は深まり
創造の愛へと近付く
秘め事は
心の四季を造りだし
密やかに
愛の四季へと変身し
愛を育む
「042 オーロラ」
極を飛ぶふたつの光
想い豊かな紫色の光
それを優しく包む
艶やかで薄桃色の光
羽衣の様に揺れる
紫色の想いは豊かに
渦巻いて飛び出し
薄桃色の想いに絡み
新しい活力を産む
紫色は永遠の愛の印
褪せることはなく
薄桃色の生命を育み
いつまでも生きる
二つの光は溶け合い
一つのものになり
創造の法則を成就し
新しい生命を産む
極を飛ぶふたつの光
それはオーロラ
愛の印
秘め事は
オーロラの光の中で
密やかに
ふた色の光になりて
愛を育む
「043 二つの式部」
紫しきぶは想う
白しきぶに寄りたい
白しきぶは想う
紫しきぶに寄りたい
すぐ隣に生えているのに
それ以上寄れない
どうしたら良いか
紫と白のしきぶは考えた
離れているだけ
吾が枝を伸ばせば良い
枝が絡み合えば
お互いの雰囲気は伝わる
枝を延ばすのは
創造が与えてくれた能力
想いを伝えるには
思い遣りがあればできる
想念を送ることも
創造が与えてくれた能力
創造よありがとう
紫と白はいつでも逢える
秘め事は
創造の仕組みの中で
密やかに
幾世の樹命を通して
愛を育む
「044 妹よ」
時は
創造の空間に応じて
ゆったりと流れる
人の心には
左右されずに
時は
心の空間の中で人は
速くも遅くも感じ
更に想念に
影響を及ぼす
時空と人心の神秘
妹よ
何も気にしたりせず
ゆったりと自然に
生の哀楽を
楽しみなさい
妹よ
いつまでも女らしく
何も心配せずに
創造の愛を
享受しなさい
秘め事は
時空の真実の中にあり
密やかに
創造からの生命たちの
愛を育む
「045 妹よ part2」
私の愛する妹よ
いつも真心をありがとう
それだけで何もいらない
兄妹になれて良かった
ただ一人の妹よ
何も言わなくてもいいよ
創造はふたりを兄妹にと
結びつけていてくれた
寂しがりの妹よ
創造の愛に感謝しようよ
何も過不足は無いはずよ
ただ自分が欲張らねば
甘えん坊の妹よ
精一杯好きなだけ甘えなさい
創造は何でも耐えられる
大事なお前のことなら
不安そうな妹よ
何にも心配はいらないよ
創造に投げ出せばいいよ
兄貴もお前を助けよう
私の素適な妹よ
いつも意識を一つにした
兄貴がお前を守っている
時空を超えた想念力で
だから
妹よ
安心して
自分の人生を
あせらず自由に着実に
そして
静かに歩みなさい
秘め事は
時空の真実の中にあり
密やかに
創造からの生命たちの
愛を育む
「046 ふたりはひとつ」
妹よ
君の喜びは私のもの
私の喜びは君のもの
ふたりの想いは通じ
すべてを語り合える
それは純粋な愛の形
君の怒りは私のもの
私の怒りは君のもの
ふたりの想いを通じ
すべての怒りを治め
穏やかな愛を深める
君の哀しみを私にも
私の哀しみを君にも
ふたりの想いを通じ
すべての哀しみ越え
褪せない愛を深める
君の楽しみは私にも
私の楽しみは君にも
ふたりの想いを通じ
すべての楽しみ分ち
艶やかな愛を育てる
秘め事は
時空の真実の中にあり
密やかに
創造からの生命たちの
愛を育む
「047 君は十三夜の月」
満月は欠ける運命にある
しかし君は十三夜
いつまでも膨らむ
愛しい吾が月
満月のエネルギは失せる
しかし君は十三夜
いつまでも魅せて
誘惑の吾が月
満月の表情は次第に翳る
しかし君は十三夜
いつまでも輝いて
癒しの吾が月
満月の暖かさは失せ行く
しかし君は十三夜
いつまでも暖かく
抱擁の吾が月
満月になりたい心もある
しかし君は十三夜
いつまでも美しく
魅せる吾が月
秘め事は
時空の真実の中にあり
密やかに
創造からの生命たちの
愛を育む
「048 恋心」
恋心は
人の内に
若さを漲らせる
魔法のような命の泉
恋心は
人の外に
魅力を発散させ
艶やかに光る命の泉
恋心は
始めには
それと気付かず
ただ胸が疼く命の印
恋心は
成長して
我欲の極みへと
変化する胸の中の印
恋心は
脱皮して
欲が愛に変れば
創造の望んだ愛の泉
秘め事は
時空の真実の中にあり
密やかに
創造からの生命たちの
愛を育む
「049 愛手紙」
君に書きたい
愛手紙
毎日でもね
書きたいさ
よくそんなにも
書くことが
あるねと君は
言うかもね
それがそもそも
愛手紙
恋しい好きが
並ぶもの
愛していると
書くものさ
大好きだよと
書くものさ
貰いたいなと
君はいう
貰えばうれし
愛手紙
愛しているよ
君のこと
いついつまでも
忘れずに
綴り続ける
愛の詩
べにへの想い
むらさきの
心の詩よ
いつまでも
「050 霧の中の輪」
霧の中で
それは穏やかに廻る
機械仕掛けの輪
輪に結ぶ
秘密の小部屋のあり
ゆらゆらと揺れ
空に浮き
遙を見れば霧のあり
見るものはなし
瞳は潤み
心の中が透けてきて
想いは昂じゆく
唇は求め
約束の授受はなされ
心は充ちるなり
絡みゆく
潤いの交叉果たして
忘却はありえず
想い豊か
鮮明な姿は止まりて
永久に色あせず
すべては
心の深奥に留まりて
活き活きと見ゆ
「051 いちご」
風強く
寒々とした晩秋の
枯れた芝生に
鳥の集う
公園に
日向ぼッこの人々
三々五々いて
長閑なり
椅子に
並びて想いのたけ
語りつつ開く
おみやげ
優しさ
これに極まるなり
おおきな苺の
包みなり
鳥の前
苺を口に含みつつ
微笑み交わす
二人連れ
約束を
果たしたいちごの
甘酸っぱさが
想い出に
「052 虹の掛け橋」
ふたりの間に掛ける橋
抱擁の橋キスの掛け橋
想いの橋ラブレタの橋
薄いのも濃いのもあり
単色のも虹色のもあり
君と私の橋はどんな橋
もちろん濃い虹色だね
君の想いは色に変化し
私の奥に波動が伝わる
私の想いも波動となり
君の胸中で七色に光る
七色の虹が君を震わせ
穏やかな気分に酔わす
想いの橋は虹の掛け橋
濃い七色で永遠なもの
愛の水滴に太陽が輝き
無数の永遠の虹となる
「053 溢れる愛の中で」
溢れる愛の中で
ただまどろめば
幸せな気持になれるさ
溢れる愛の中で
封筒を開けれは
うきうき心になれるさ
溢れる愛の中で
想いを受ければ
元気な身体になれるさ
溢れる愛の中で
ネットを開けば
その愛に触れられるさ
溢れる愛の中で
暖かさ受ければ
心身ともにおちつくさ
溢れる愛の中で
物語る言の葉で
明日への活力がでるさ
溢れる愛の中で
扉を開くならば
幸せの気持は極まるさ
溢れる愛の中で
創造を認めれば
ゆったりと眠れるのさ
その溢れる愛は
何時までもあり
永遠の営みの素なれば
「054 恋文折り」
忘れていた
恋文折りのこと
ふいに思い出して
折ってみた
するとほんとに
恋文を書きたくなった
今から直ぐに書こう
愛の手紙を
便箋を折り
開きながら書いていく
裏にも表にも
愛の言葉が一杯になった
恋心を開いて見れる
愛一杯の手紙
大好きな君に
恋文折りの手紙をだそう
今直ぐに
「055 想いでデート」
幸せなことに
人は想いの中で
何処にでも行ける
想うだけですぐに
眼を瞑って
頭の中に流れる
乗鞍の自然の音を
聴くだけでそこに
同じ時間に
同じ音の流れを
同じ想いで聴けば
同じ場所に行ける
誰にもできる
想いでのデート
さあ行ってみよう
あの宇宙の彼方へ
「056 昼下がり」
晴れて明るい昼下がり
君の笑顔が想い浮かぶ
うきうきと輝いていて
心も落ち着いて見える
曇り空で暗い昼下がり
君の鬱々が感じ取れる
表情は沈み笑顔はない
心はいらついて見える
雨で煙り霞む昼下がり
君の屈折の想い伝わり
伝わるは憎しみの感情
心はぼろぼろに見える
雪が降る空の昼下がり
君の覚悟の想いが来て
霊と意識の飛躍の願望
心は生き生きと見える
雪降れば必ず晴れるさ
外の環境がどうであれ
私たちの生きる人生で
心は創造の子と見える
心は創造からの贈り物
「057 恋印」
捺しておきたい恋印
私の上にね
捺しておきたい恋印
君の上にも
消せない恋印を捺す
二人の肌に
情熱が朱色にたぎり
幸せな二人
何時までもはっきり
心は朱色に
恋印は愛を産み出す
誓いの印と
捺印したのはあの時
あの雑踏で
恋印は二人の唇の上
消えはせず
「058 イブの幻想」
このイブは
どこかに行きたい
君と二人で
港が見える
古いホテルの部屋
夜景が素敵
流れるのは
ピアノの甘い旋律
ギャニオン
灯りは蝋燭
窓からの光も加え
幻想を演出
ブルースに
乗って踊れば胸が
ときめいて
甦る記憶を
再び辿り愛の証を
互いの瞳に
観れば今宵
百万ドルの夜景を
君に捧げる
その幻想が
君の脳裏に浮べば
それは現実
愛する者の
想いは心に現れて
現実になる
君に送ろう
私のイブの幻想を
今夜の中に
「059 やくそく」
ささやきは
風に乗って行く
君の耳元へと
ささやきは
空気を伝わって
君の胸元へと
ささやきは
大地を震わせて
君の足元へと
ささやきは
海を波立たせて
君の心揺すり
ささやきは
媒体なしですら
君の命に届く
ささやきは
君だけに伝わる
私の想いの笛
ささやきは
君だけのためと
約束をしよう
「060 星屑」
巡りくる旅路の
想い出の空に
星屑の煌めく
この惑星で
宙の星屑を集め
その光の中で
君と乗りたい
ブランコに
ブランコは跳び
宇宙の彼方へ
星屑の輝きは
みちしるべ
創造の愛を感じ
微笑み交わし
約束の愛の中
まどろもう
「061 右の螺旋」
一つの輪が完成して
そして
新しい輪が始まった
あの輪で得たことは
とても
うれしい事々だった
すべてはサイクルで
しかも
右の螺旋で突き進む
太陽は地球に四季を
そして
地球は一日をくれた
どんな一日も螺旋で
しかも
喜怒哀楽もふんだん
この輪は別な歓びを
そして
確かな絆を造り出す
日々新たなこの人生
そして
出逢う日こそ愉しみ
創造の愛の輝く季節
すでに
春はそこに来ている
いつの日か再びの出逢いを・・・