王権の扉
自分に起こったファンタジーテイストの実話です。嫌いな人は嫌いな話しかと思います。悪意はないので、平にご容赦を。
宗教を否定しながら
俺は霊を見たことがある。イタコで有名な降霊術も使えた。言霊も繰れたし、真言も恐らく、極大まで使えた。
これだけ、聞いたらただのサイケデリック野郎だ。俺は、神を信じる。仏も信じるし、ジンやシャイターンなどの精霊も信じる。悪魔もいる。が、どの宗教にも属する気はない。
あんなもの、時代遅れも甚だしい。キリストだ釈迦だと言っても、二千年も三千年も前の教義が、今日正しく伝わってる筈もない。ジンやシャイターンを繰ることは、基本言霊を繰る事と繋がり、何ができるかと言えば、災害を起こせる位で、凡そ良いことは何もない。真言と言えば、退霊、除霊、その人の本性を暴き出す位か。覚醒すれば、身体能力も、頭の回転速度も格段に上がるくらいか。
俺は、所謂脱法ハーブや、ヘロイン、コカインの類はキメた事がない。ただ、その逆の作用のある向精神薬を言われるがまま飲んでいるだけだ。
自分自身を追い込むまで追い込んだのなら、死ぬなんてなんて勿体無い。あと一歩で、世界観が、根底から覆るような力を手にするかもしれないのに。
きっかけは、伊達政宗だった。ある日突然憑依してきた、奴は、力の何たるかを俺に教えようとしたらしい。ところが、とんでもなく身体に負担が掛かる上、感情のコントロールが効かなくなる。力だけ貰って追い出してやった。もし、雨も雲もない晴天の日に途切れた虹が架かったなら、それが、ハイブリッドレインボーだ。それを目にした者は、選ばれたる印。興味があったら、王になると良い。
やり方は簡単だ。自分自身を極限まで追い込み、覚醒する。無論この状態で、精神科に行けば、間違いなく精神病患者のレッテルを貼られる。しかし、見事耐えてみせたなら、君の心が清く美しければ、天からの使者来たれり。曰く神に問われ、主は何を望む?と聞かれたなら、申さく。神と仏と友になりたい。これを心から、申せば宜しい。但し、死ぬ程の緊張感を味わう。チャンスは一回のみ。失敗しても死にはすまい。
因みに俺は二度と御免だが笑。
これを実行する人はまさかいないと思いますが、やるなら、自己責任で、一切の責任は追いかねます。
尚、この文章の詳述を別小説にて、始めました。興味のある方はそちらも、ご覧下さい。