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〜精神病。克服までの道程〜  作者: たかポン
第一章〜精神病と言う名の闇〜
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投薬治療の限界

精神科の批判めいたことを載せましたが、私の真意はそこにはありません。恨み辛みなんか、言い出したらきりが無いほどありますから。必要ならば、それさえも公開します。



うつ病には抗うつ薬、統合失調症には統合失調症治療薬。実はそうではない。その患者の症状に合わせて、投与する薬物は決められている。(医師談)然し、凡そ西洋医学はそのほとんどが、対症療法。即ち現れた症状に対処すると言うことだ。例えば骨が折れれば骨を継ぐ、風邪を引けば、咳止めやら、抗生物質、解熱鎮痛剤など、症状に合わせた薬を飲ませる。この原則は、私の知る限り精神科でも一緒だ。


然し、ここに既に間違いがある。それは、うつになる原因の悩みが解決していないのに、一体どうやって、うつを治すと言うのだろうか?死ぬ程までに辛い心の悩みを解決しないまま、やれ抗うつ薬だ、向精神薬だを飲ませて、果たして、快方に向かうのだろうか?或いは、幻聴や幻覚も、脳内のホルモンバランスの乱れが原因と決め付けて、どうして薬だけで抑えられるだろう?勿論僕自身は薬を飲んでいる。従って、薬そのものを否定する気はない。


大切なのは、その人の心のケアであり、その人の悩みを取り除くこと。例えば金銭的な悩みなら、自己破産をして生活保護という制度がある。でも、いいかも知れないし、失恋や配偶者の死によって傷付き、うつ症状を催しているのなら、それを心から親身になって聞き慰め、どうしたらそれを乗り越えられるのかと言うことを共に考える人が必要だ。残念ながら、現在日本の精神科はこの様なカウンセリングは、まず、期待できない。何故なら、看護学校の教育の時点で、心と身体を分離して話を聞き、聞く側の精神的負担にならない術を教えてるからだ。はっきり言って僕は、精神科には投薬以上のものは全く期待していない。心と心で話し合えない相手など信用するに足りないからだ。


同じ病気を持つ当事者どうしの方が余程、分かり合える。また、ヘタなスタッフよりも、一般健常者の方が、余分な知識が無い分、余程親身に聞いてくれる。つまり、心のケア無くして、投薬治療では限界があるのだ。

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