その30
膣臭いってゆってもなんか.....分かりづらいかな。汚いエロい臭いって感じか?......まぁ決していい匂いではないです。
「うっ.....。なんか臭うな.....。」
デリカシーがないのは元々だけどこれは流石に言わざるを得ない。
「あ、ごめんごめん。玄関でオナニーしたからかな?消臭スプレー取ってくるねー。」
「おっけー.....?」
とててと中の部屋から消臭スプレーを取ってきて振りまく小鳥遊。ん?今オナニーしたって言わなかった?聞き間違いかな?聞き間違いであってください。
「あのー小鳥遊さん?え?玄関でオナニーしたんですか?」
思わず敬語になっちゃったよ?人間怖い事を確認する時は敬語になるもんだよ?
「え?うん。久我くんだってオナニーするでしょ?」
なんだか圧力を感じる言い方だった。え?俺がおかしいの?
「いや.....するけど流石に玄関ではしないかな?寒いし.....。」
なんとなく不味い気がして自分から論点をずらしにいったけど、別に普通なのか?まぁ性欲は3大欲求の一つだし問題ない.....のか?
「あ、私は久我くんの事想像しながらするけど久我くんはどう?想像では無理ってゆうならオカズとかいる?」
まるで当たり前のようにゆってるけど全部おかしいんですが。まずこの状況からおかしいんですが、どの流れでこんな会話になったの?俺頭悪いからわかんない。
「いやいらんから......。っておい、パンツ脱ぐのやめろ!!」
目の前でパンツを脱ぎかけるのを止める。あっ、ちゃんと色が見えるところで止めた。黒だった。エロいと思ったら負けですね、はい。
(エロい!!)
負けました。
「そう?必要になったらいってね?ハメ撮りも恥ずかしいけど生放送までならおっけーだから!」
「いやそんな自信満々に言われても......、お前の恥ずかしいと思う線引きばぐってんだろ。とりあえず部屋上げてくれ。」
おおよそこれからの人生で絶対やらないであろう玄関先での会話を済ませて部屋に上がる。
部屋の中は、まぁ端的に言えば女の子って感じだった。白っぽいピンクの物が多い感じ。ファンシーって奴か?臭くはない。
「遠慮せずくつろいでね?一生ここにいてもいいよ?」
「お言葉に甘えて.....って一生はいないからね?」
上着を脱いで適当にかけてくつろぐ。ソファふかふかで気持ちいいな。
「とりあえず料理作るね?それまでテレビとか見てて。ビールなら冷蔵庫にあるから欲しかったら取ってくるよ?あ、灰皿持ってくるね。」
てきぱきとされるがままの至れり尽くせり。この感じ悪くない。一生ここで住めるのなら住みたいわ。同居人が小鳥遊なのは心配だけども。
「おう気にせず料理してくれ。自分の家みたいにくつろぐからほっといて。」
横になり体の力を全て抜き、はい、自堕落のポーズ。あぁソファのふかふか加減がまた自堕落を加速させる。
「うん!私は久我くんの持ち物な訳だし実質この部屋も久我くんのだもんね?料理頑張って作るね!」
「突っ込まんからな?料理頑張ってなー。手伝わんけどー。」
テレビを見ながらビールを飲んで小鳥遊の料理を待つ。さっきの膣臭さなんて忘れるほどのいい匂いが漂ってきてなんか頭クラクラってしてきた。え?なんか変な薬入れてないよね?媚薬って都市伝説だよね?




